いせ九条の会

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武力の応酬は悲劇と憎しみを生むだけ/山崎孝

2008-03-03 | ご投稿
【ガザ攻撃 死者61人に】(2008年3月3日付「しんぶん赤旗」)

 【カイロ=松本眞志】イスラエル軍が一日に行ったパレスチナのガザ地区に対する攻撃で、死亡者が六十一人に達しました。イスラエルの占領に反対する二〇〇〇年の第二次インティファーダ(民衆蜂起)以降、これだけの死者数が出たのは初めて。犠牲者の大半は子どもです。二月二十七日から続くイスラエル軍の攻撃では、四日間で九十六人が死亡しました。

 イスラエル軍は一日、ガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプを空爆し、戦車の援護を受けた地上部隊がガザ地区に侵入しました。

 パレスチナ武装勢力側は同日、イスラエル領内に長距離ロケット砲数十発を撃ち込みました。イスラエル軍側の損害として、兵士二人の死亡と、七人の負傷が確認されています。

 国連安保理は一日、緊急会合を開催。潘基文(パン・ギムン)事務総長は、イスラム武装抵抗組織ハマスとイスラエル軍の双方を非難し、双方に敵対行為の停止を要求しました。ガザ地区の国連代表は、イスラエルによる女性や子どもの殺りく行為をやめさせるよう国際社会に訴えました。

 ブッシュ米政権は「市民を標的とするロケット砲攻撃と自衛行為は明確に区別するべきだ」と語り、事実上、イスラエルの行為を容認しました。