強風

　今日は場所を変え、我が家の畑で訓練を行いました。まずはリンゴの木の周りを覆っている木の柵から渡り。初めて留まらせた場所ですが、即反応で飛んできました。これに気をよくしてあちこち投げては呼んでいたのですが、途中でまだ葉の落ちきっていない木に上がってしまいました。呼ぶとこちらを向いて餌鳴きはするものの、細い枝や葉が邪魔で来たくても飛び立てない様子。しばらくその場でピイピイ鳴いて困っていましたが、そこへカラス来襲！！しかも今日は２羽で、グルグルと照羽の上空を旋回し始めました。「あ～まずい！」
　なんとか早く手元に呼ぼうと、降り易そうな場所から呼んだりしましたが、こちらが焦っているうちに、カラスはどこかに行ってしまいました。さらに照羽も自分で枝の間を移動して、隙間を探して降りてきました。騒いでいたのは人間ダケです…。
　その後は、枝の太い栗の木からの渡りをメインにしました。それにしても今日は風が強かったです。追い風の時など、グローブを通り過ぎそうになってました。最後にルアーを振って終了。
　体重５７７ｇ
　餌６５ｇ

フリー２回目

　珍しく計画通り体重が下がっていたので、いつもの場所でフリーにしました。今日は何とか飛んで来るところを写真に撮りたかったのですが、毎回モタモタしているうちに着地してしまいます。
　何回か飛ばして、照羽が高い木の枝に留まった時、突然上空にカラスが１羽現れました。そのまま一旦は通り過ぎたのですが、照羽の鳴き声に気づいたのかＵターンしてきました。「やばい！！」と思いましたが、幸いそのまま遠くに行ってしまいました。先日河原で、２０羽くらいのカラスが１羽の真っ白い鳥を袋叩きにしている場面を目撃したばかりなので一瞬ヒヤリとしました。フリーで飛ばしていれば、いつかはカラスの洗礼を受けなくてはいけないでしょうが、嫌だなぁ。
　体重５８０ｇ
　餌５０ｇ

　　　　　　　　　　　　　　　

　着地の直後。尾羽が綺麗です。

また上がった…

　やはり昨日の餌のやり過ぎで、またも体重が上がってました。とりあえずリード付きで渡りをしてみると、昨日よりもやや反応が鈍い。念のため今日はフリーにはしませんでした。
　体重５８５ｇ
　餌５０ｇ

　ここで一応、鷹用語の説明などを。

　渡り…離れた場所の鷹を飼い主の拳に飛んでこさせること。
　フリーフライト…渡りの最終段階。鷹を完全に自由に空に放した上で、飼い主の元に戻ってこさせること。
　パーチ…アーチ状の止まり木。普段はこれに鷹を繋いで飼います。
　据え回し…鷹を腕に留まらせて散歩すること。景色や車、犬などに慣らせるためです。
　グローブ…和式の物は餌掛（えがけ）。鷹の爪から手を保護する為、通常は左手につけます。鷹の足に繋いだリードの端を縛れるようになっています。
　ルアー…鳥の姿に似せた訓練道具。これに大きめの餌を縛り付け、振り回して鷹を呼びます。
　口餌…一口大に切った餌。通常これを一切れグローブに乗せて鷹を呼びます。
　
　他にもまだまだたくさんの専門用語があります。猛禽に興味を持ち始めた頃は、読み方すら分からない言葉がたくさんありましたが、好きで調べていくと覚えるもんです。
　明日、１１月１５日は鷹狩りを含めた狩猟の解禁日です。我が家では当分関係無さそうですが、鷹匠さん達のサイトは活気づいてくるでしょう。

　

フリーフライト！！

　本日照羽の初フリーフライトに成功しました。まず部屋から出して庭で渡りを数本。それから３０分程据え回しました。その後いつもの訓練場所のグラウンドへ行き、リード付きでの渡りを３本。反応は上々。ここでよ～やく踏ん切りがつき、いよいよリードを外しました。
　まずはいつも止まらせているベンチから。嫌な汗をかきながら、２０ｍ程離れてから「来い！」と呼ぶと、何のことはなくあっさり飛んできました。続いて桜の木からの渡りも成功。さらに、今まで殆ど止まらせた事が無かった物置小屋の屋根からも成功。こちらの心配をよそに、照羽の方はリードが無い分、じつに軽やかにフワーンフワーンと飛んできます。５～６本飛ばした辺りから、だんだんこっちも楽しくなってきました。いざやって見ると、リードの長さや絡み付く心配をしなくて良いのは本当に楽です。
　照羽の反応も良く、どこに止まらせてもすぐさまこちらに向き直り、グローブや餌格子を見せると即座に飛んできました。一度５ｍ程の高さの枝に止まったとき、頭上で小鳥がピーピー騒ぎ出しましたが全く気にしませんでした。
　初のフリーフライトは１０本で終了。最後にリードを付けてルアーでの渡り。今日は振り回している最中にスタートしました。エアーキャッチには至らなかったものの、反応が上がっているようです。と、ここまではバッチリだったのですが、フリーに出来たことが嬉しくて、つい予備の餌まで使い切ってしまいました。明日はまた体重が上がっているかも…。ダメな飼い主です。帰宅後は昨日と比べてかなり静かでした。
　体重５７５ｇ
　餌７０ｇ


　　　　　　　　　　　　　　

　仕事後の照羽です。ま、ここからがスタートとも言えますが。

鬼鳴き

　今日はフリーに挑戦する予定でしたが、強風のため延期。グローブの上で照羽が揺さぶられるくらいの風でした。仕方ないので据え回し。それにしても今日の餌鳴きはすごかったです。部屋の中で鳴き、パーチの上で鳴き、物干し竿の上で鳴き、グローブの上で鳴き…。確かに昨日から体重は下がっていましたが、今までで最低と言うわけでもなかったのに。
　とにかく休日の午前中、お休み中のお父さん達を起こして回るわけにもいかなかったので、先日発掘した山裾の訓練場所に行きました。ここなら鳴き疲れるまで鳴いてもらっても大丈夫。
　まずは木の枝に上げておき、一服つけている間鳴くにまかせていました。その後餌格子で渡り。
　帰宅後も延々と鳴き続けていました。とにかく、フリーフライトが成功するまでは今の給餌量で我慢してくれ…。
　体重５７２ｇ
　餌４５ｇ

　　　　　　　　　　　　　

　午後、サイトで見つけた喫茶店に行ってみました。コーヒーは美味しかったものの、お店のおばちゃんがうるさい！！こっちの会話に容赦なく割り込んできます。
　今日は音難の相でも出てたのか？

　
　

フライング冬将軍

　今日は一日真冬のような寒さでした。外に置いていた水浴び容器にも薄氷が張ってます。照羽も据え回しの最中はグローブの上で寒そうに丸くなっています。いつもの訓練場所で飛ばし始めると、自分は不思議と寒さを感じなくなるのですが、照羽もそうなんだろうか？
　反応は上々。今日は渡りは全て餌格子で行いました。予定では明日フリーフライトに挑戦しようと思っていたんですが、どうも天気が悪そう。それに体重も予定より落ちていない…。まあ、明日の天気と体重次第というコトで。

　体重５８０ｇ
　餌４５ｇ

反応↑

　体重が減るにつれて反応も良くなってきました。今朝はいつも訓練をしている近所のグラウンドでの渡り。餌格子をメインに使いました。この餌格子ですが、慣れてくると実に使い勝手が良い！！手は汚れないし、音の響きが良いので鷹の注意も引きやすいし、やはり伝統の品ですね。
　照羽もすっかり餌格子に慣れて、木の上からでも即反応で降りてきます。何とかして飛んでくる姿を写真に撮りたかったのですが、オートフォーカスで飛行中の鳥を撮る技術はありませんでした…。
　最後にルアーで食べさせて終了。振り回している間は見てるだけで、ルアーが地面に落ちたところで飛んできて掴みます。エアーキャッチはいつになるやら。

　体重５８０ｇ
　餌５０ｇ

　

ようやく…

　やっと体重が下がり始めました。久しぶりに据え回しに出ると、道端からキジが飛び立ちました。今年はやけに近所でキジを見かけます。照羽はというと、グローブの上でボケーッと見てるだけでした。ま、当然ですが。しかし雄のキジは大きいですね。照羽では、万が一追いつけたとしてもあっさりと振り払われてしまいそうです。今日は餌格子を使って渡りを行いました。ようやく丸嘴以前の水準に戻れそうですが、週末は雨模様…
　体重５９０ｇ
　餌４０ｇ
　お気に入りの鳥居の上にて。

　　　　　　　　　　　　　　
　
　仕事帰りに「宇宙戦争」のＤＶＤを購入。
　映画館でも観ましたが、原作読んでオチを知っていたのに、冒頭のシーンで全くピンとこなかったんだよな…。
　
　
　　　　　　　　　　　　

減量ならず

　今日も体重が高いままでした。代謝が下がってしまっているのか？さらに今朝は所用で訓練時間がとれなかったため、庭で近距離の渡りと餌格子仕込みを行いました。反応は昨日よりいくらかましになってました。
　体重６００ｇ
　餌３４ｇ

　　　　　　　　　　　　　

　これが餌格子（えごし）です。鷹道具の一種で、器の中に一口大に切った餌を入れ、蓋と器をカスタネットのようにカタカタと打ち鳴らして鷹を手元に呼びます。フリーフライトを始めた時に効力を発揮すると言われています。まずはこれに餌が入っていることを覚えてもらわなきゃ始まりませんので、今日のところは目の前で蓋を鳴らしては食べさせる、を繰り返しました。
　明日には体重が下がっていますように…。
　　

食べ過ぎ

　おとといの土曜日、ウズラで丸嘴をしたのですが、その暴食のツケが今日になって回ってきました。照羽のフルウェイトは６３０ｇ程なのですが、今朝の体重は６００ｇ。反応も当然最悪。呼んでも来やしません。もう今日はルアーから食べさせるのみで終わりです。
　体重６００ｇ
　餌３８ｇ

　　　　　　　　　　　　

　羽を広げてルアーと餌をすっかり覆い隠してしまっています。これをするとその都度、手で翼を閉じて修正してやるのも訓練の一環なのですが、今の所は餌を横取りされるんじゃないかと思うらしく、こちらが手を出すたびに、「だめぇ～これボクの～！！」とばかりにギョワーギョワーと鳴きます。

　…お前の上前ハネるほど人生追いつめられてないから。今のトコ。