ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

ギザミ希少種

2011年07月11日 | その他生物

土用の丑が近づいてきましたが、我が家のオオウナギはまだまだ蒲焼サイズには至りません。

言われているように、食欲に反して成長のスピードは速くないようです。

その分、長く付き合えるし水槽の買い替えも急がなくていいんですけどね

 

そんなのんびり成長のオオウナギの一番の好物は甲殻類。

エビ類を与えると目の色が変わりますが、たまにはカニでもやってみようと、サワガニ採りに行ってきました。

子供の頃によく採った川へ行ってみると、サワガニたちは健在。

石をひっくり返すと次々に見つかります。

うっかり夢中になって探し続けていた時、突然白いものが動きました。

反射的につかまえてよく見ると、白いサワガニ おぉ~初めて見た

最初は脱皮直後で白いのかとも思いましたが、どうやら完全に色彩変異個体のようです。

普通のサワガニと比べると、違いがよく分かります。

元々サワガニには、甲羅が青みがかってハサミや足が白い個体群が存在し、

場所によってはそんな個体ばかりがたくさんいるところもあるようです。

 

とは言え、このあたりの個体群は紫がかった黒色や、写真左の個体のような赤茶色のものが多く

これまで白い個体は一度も見たことがありませんでした。

自然の中で色彩変異に出会うと、やっぱり興奮しますね。

 

結局、たくさん採ってきたにもかかわらず、サワガニはいまいちオオウナギの好みじゃない様子だったので、

白いのも含めて逃がしてやろうと思います。