ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

もっとイケるはず

2009年12月22日 | ハリスホーク
今期の最低気温を更新する寒さの中、休みを取って出猟しました。

最初に向かったのは、去年コガモとバンがウジャウジャしていた水路。
今年は…あんまり居ないねぇ。それでもバンはポツポツと見かけます。
何度か水路沿いの茂みを叩いているうちに、斜面を駆け上がってボサに
駆け込もうとしたバンを戴きました♪


車に戻った所で、猟を見ていたおばちゃんが話しかけてきました。
もう、照羽のことをカワイイカワイイとベタ褒めしてくれるので、
サービスして据えさせてあげました。
あとで家族にうんと自慢するそうです

次の場所でも据え回しながら索敵。
長い水路沿いを歩きますが、なかなか良いシチュエーションがありません。
ぐるっと一周して戻ってきたところで、私の背丈より高いアシ際をウロチョロ
泳いでいるバンがいました。
このバン、最初から目には入っていたんですが、あんまりにも難しそうだった
のでスルーしていました。
が、照羽は気になってしょうがない様子。
「まあ、ダメだろうけどやってみな。」と行かせてみたら、飛んで…飛んで…
アシの中からバッシャーンと水音が。
おぉ!水に突っ込んだ!ってことは…
獲ってました

よく獲ったな~。エライ!

と、据え上げて戻ってきたところで、また散歩中のおばちゃんが。
「茂みの中で人が動いているもんだから、この寒い中で川に落ちて
どうにかなっちゃったのかと思ったわよ。ホホホホ。」
…お騒がせしました

実はこの鷹が云々…と説明したら、
「まぁ~そうなの!エライ子ねぇ~」と、照羽また褒められる。

私はこれまで猟の最中で好意的に接してくれる人にしか出会っていませんが、
これってとても幸せなことですよね。

今日は元々カモ狙いのはずだったんですが、思わずバンに夢中になって
しまったのと、ここでウェーダーが破れて大浸水したため、本日終~猟~。

で、この2羽目のバンですが、照羽にウズラの片脚と交換してもらい、
活かしたまま持ち帰りました。


理由は、獲ってすぐ〆てから帰宅するまでそのままにしておいた場合と、
食べる直前に〆た場合とでは味に違いがあるのか?を検証するため

帰ってから早速2羽目を処理します。
今回羽を毟るのにイボイボの付いた軍手を使ってみましたが、割と楽です。
餌ウズラを捌く時のように胸から「開き」にし、塩コショウのみで味付けして
焼いてみました。
出来は「ブログに写真載せるのは止めよう。」と思ったほど「雑」でしたが、
味は旨っ!!
エグさが全然ありません。やっぱり処理の早さの差でしょうか。
これ、もっと丁寧に血抜きして、下ごしらえとかもちゃんとやればさらに
美味しく味わえるハズ!

というわけで、次の機会ではフライドチキン風にチャレンジしてみたいです。