ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

せんそうを知らないお魚たち

2007年09月14日 | 
大掃除週間?最後の大物、ピラニア水槽に取りかかりました。

底砂にポンプをつっこんで半分ほど吸い出す程度のつもりだったのですが、
いざ始めると水草の欠片が漂ってるのが気になる…
流木も洗いたい…
だけど水の中には殺し屋が徘徊してる…
めんどくさくなったので、ピラニアの方に水槽から出て行ってもらいました。

普通「まな板の上の鯉」とか「陸に上がった魚」とか言うように、
陸揚げされたら一巻の終わりなのが普通の魚ですが、
ピラニアはむしろそれからが本領発揮。
跳ね回りながらまわりにある物全てにガチガチ噛みつきます。

悠久なる大アマゾンではピラニアにまつわる恐ろしい話が尽きませんが、
実際にはその多くが釣り針から外す際や、
釣り上げてから時間が経ち死んだと思っていたピラニアが、
「死なばもろとも」と逆襲したケースが多いそうです。

さて我が家のピラニア。朝早くで寝ぼけていたのか、掬うのは簡単でしたが
すぐさま網にがっぷり。

次の瞬間研ぎ澄まされた牙の前に網はあっさり切り裂かれ、
血に飢えた猛ギョが私の足に!!

…という予想(ちょっぴりの期待も)とは裏腹に、おとなしくバケツへ。
空になった網を見てみると、

こんだけぇ~!?

この平和な国では、殺し屋の牙も鈍るようです