今日の新聞で、こんな記事を見つけた。
「甚大な被害を受けながら、日本の人々は少しも節度を失わない。略奪や強奪が起きないのはもちろんのこと、あからさまな便乗値上げも横行しない。いくら町が廃墟になっても、人々が自制心をゆるめずわが街のために結束し助け合っている姿に胸を打たれる。これらのことを海外のメディアがこぞって報じている」という。
日本人にとってはある種「当たり前」のことが、海外の人々には当たり前でない。日本でも「白熱教室」で有名になったハーバード大学教授マイケル・サンデル氏は「日本以外ではまず考えられないこと」とコメントしている。
3月16日朝日新聞ザ・コラムより
日本は周りを海で囲まれた「島国(しまぐに)」。島国ゆえ、みんなで助け合い支えあいながら生きていくDNAが組み込まれているのだろう。苦境に立たされても天をうらまず運命に耐えて助け合う・・・。日本が戦後すさまじい勢いで復興を果たしたはこの精神があったからではないのか。
これこそ「日本の品格」。
政治の世界では混沌とした状況が続き、めまぐるしく首相が交代するという体たらく。「自己主張できない」「お人よし」などここ最近の日本の国際的評価は決して芳しくない。
しかし、
今こそ、「日本(人として)の品格」を持ってこの危機を乗り越える時。自分たちらしく、協力し合う。
毅然かつ粛々と・・・。