陸上青春小説です。私としては、掟破り?の新刊単行本を買いました(笑)
基本的に、平日は100%座れることのない通勤電車の中だけの読書専門の私ですので、ビジネス書は別にして「本を読むなら文庫本」と決めてます。
でも先日、本屋さんでなかなか読む気になる文庫が見つからなくて迷ってるときに、私がよくおじゃまするhitoriさんのブログでとても面白かったとレビューされていた三浦しをんさんの箱根駅伝をテーマにした「風が強く吹いている」をうっかり(笑)見つけてしまったのでそのままレジに・・・。
さらにレジを打ってもらってる間に、レジ前の一番目立つところにドンと積んであるこれまたちょっと気になってた陸上青春小説、佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」1.2.3.もええぃ!これもと合計4冊、買ってきました。
とにかく珍しく新刊単行本を買う気になったのは、この本なら家でゲームばかりしてたまにしか本を読まない息子達も読みそうな本だったってこともあります。
今は剣道をしている長男も中学ではずっと陸上をしてましたから。
今日「一瞬の風になれ」の方を先に読み終えました。
こちらは、1.イチニツイテ 2.ヨーイ 3.ドンの3冊です。装丁の感じでは上下2巻でいいんじゃ?って思わないわけじゃないけど。
読み始めて最初は、前評判にちょっと騙されたかなと思いました。
児童書ってわけでもないけど、ちょっと中途半端な感じ、でもあさのあつこさんの「バッテリー」よりも読みやすい、本屋大賞の「夜のピクニック」の雰囲気というかノリで一昔前で言うところの「スポ根」小説を書いたって印象です。
でも2巻「ヨーイ」あたりから青春小説ならではの熱い思いがガンガンきます。
陸上ってのは単純に強いものが勝つ最もシンプルでわかりやすいスポーツだと思うのですが、非常にメンタルで繊細な部分を再認識させられます。
特に短距離のスタートと4継(4×100mリレー)のバトンパス、それにたった10秒そこそこで終わってしまう100mにこんなにストーリーがあるとは。
主役は高校に入ってから陸上部に入った神谷新二、そして幼なじみでありながら天才的なスプリンター一ノ瀬連の二人を中心にしながら進むものの、登場人物がとてもバラエティに富んでいてストーリーも盛りだくさん。
さらに神谷新二が出場する競技種目も100mだけでなく200mそして400mリレー、さらにはマイルと呼ばれる1,600mリレーまで、とにかくそのすべてにドラマを持たせているだけにちょっと欲張りすぎて最後はやや無理やりまとめたというかまとめ切れなかったように感じたのは私だけでしょうか。
でもこういう青春スポーツ小説に感動するのは、今更ながらにひたむきな努力と純粋さ、素朴さを感じるからでしょうね。
今はアマチュアスポーツでも商業主義やそして金や政治まで感じさせられるものが増えてしまいましたから、あらためてこういう感動が嬉しいのだと思います。
次は「風が強く吹いている」を読むのが楽しみです。
基本的に、平日は100%座れることのない通勤電車の中だけの読書専門の私ですので、ビジネス書は別にして「本を読むなら文庫本」と決めてます。
でも先日、本屋さんでなかなか読む気になる文庫が見つからなくて迷ってるときに、私がよくおじゃまするhitoriさんのブログでとても面白かったとレビューされていた三浦しをんさんの箱根駅伝をテーマにした「風が強く吹いている」をうっかり(笑)見つけてしまったのでそのままレジに・・・。
さらにレジを打ってもらってる間に、レジ前の一番目立つところにドンと積んであるこれまたちょっと気になってた陸上青春小説、佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」1.2.3.もええぃ!これもと合計4冊、買ってきました。
とにかく珍しく新刊単行本を買う気になったのは、この本なら家でゲームばかりしてたまにしか本を読まない息子達も読みそうな本だったってこともあります。
今は剣道をしている長男も中学ではずっと陸上をしてましたから。
今日「一瞬の風になれ」の方を先に読み終えました。
こちらは、1.イチニツイテ 2.ヨーイ 3.ドンの3冊です。装丁の感じでは上下2巻でいいんじゃ?って思わないわけじゃないけど。
読み始めて最初は、前評判にちょっと騙されたかなと思いました。
児童書ってわけでもないけど、ちょっと中途半端な感じ、でもあさのあつこさんの「バッテリー」よりも読みやすい、本屋大賞の「夜のピクニック」の雰囲気というかノリで一昔前で言うところの「スポ根」小説を書いたって印象です。
でも2巻「ヨーイ」あたりから青春小説ならではの熱い思いがガンガンきます。
陸上ってのは単純に強いものが勝つ最もシンプルでわかりやすいスポーツだと思うのですが、非常にメンタルで繊細な部分を再認識させられます。
特に短距離のスタートと4継(4×100mリレー)のバトンパス、それにたった10秒そこそこで終わってしまう100mにこんなにストーリーがあるとは。
主役は高校に入ってから陸上部に入った神谷新二、そして幼なじみでありながら天才的なスプリンター一ノ瀬連の二人を中心にしながら進むものの、登場人物がとてもバラエティに富んでいてストーリーも盛りだくさん。
さらに神谷新二が出場する競技種目も100mだけでなく200mそして400mリレー、さらにはマイルと呼ばれる1,600mリレーまで、とにかくそのすべてにドラマを持たせているだけにちょっと欲張りすぎて最後はやや無理やりまとめたというかまとめ切れなかったように感じたのは私だけでしょうか。
でもこういう青春スポーツ小説に感動するのは、今更ながらにひたむきな努力と純粋さ、素朴さを感じるからでしょうね。
今はアマチュアスポーツでも商業主義やそして金や政治まで感じさせられるものが増えてしまいましたから、あらためてこういう感動が嬉しいのだと思います。
次は「風が強く吹いている」を読むのが楽しみです。
「一瞬の風になれ」は私も気になってはいるのですが
まだ「風が強く吹いている」の余韻が残っているうちは
読まない方がいいかなと思って買うのをひかえていました。
今読むと、どうしても二作を比べてしまいそうで・・・。
でも、iniさんの感想を拝見したら、すぐに読みたくなってしまいました。(^^ゞ
「風が強く吹いている」の感想も楽しみにお待ちしています。
もう一つの箱根駅伝を楽しんで下さい。
「風が強く吹いている」まだ読み始めたばかりですが、「一瞬の風になれ」に比べるとまさに高校と大学の違いが感じられますね。
それぞれにいいところがある感じがします。
話題の新刊が出ても、文庫で読みたいのがたくさんあれば上手くタイミングを逃して文庫化されるまで待てるんですが、今回のようにうっかり買っちゃうときがあるんですよね(笑)
それに何故かミステリーの方が、文庫で十分って感じが強いです。偏見かも知れませんが。