マイ・ベスト・ミステリー4

先日同じアンソロジー短編シリーズの3を読んだので今度は4です。
で、次はすでに5を買ってます。
実は本屋さんで長編に手が伸びないのは疲れている証拠です(^^;)

このシリーズ4の面々は赤川次郎（夏樹静子）、高橋克彦（都筑道夫）、夏樹静子（木々高太郎）、西村京太郎（山村美紗）、松本清張（木々高太郎）、森村誠一（笹沢佐保）[敬称略]
カッコ内はその前の作家が選んだベストミステリー短編の作家名、夏樹さんと木々さんがダブっているので、この本では全部で10人で12の作品が読める贅沢品です。
大御所というか人気作家のオンパレードですが、それでいて今はなかなかあらためて読むことが無い作家だけにこういう短編オムニバス企画は嬉しいですね。

さすがに全体的に中身の濃い作品が多いです。
見返しても特にどれがと選べないないのは良い意味でつぶ揃いと言えます。
ミステリーというよりちょっとホラーっぽくもある「日の丸あげて」「ねじれた記憶」や「南神威島」、家政婦は見たシリーズのような「残酷な旅路」、懐かしい木枯らし紋次郎が出てくる「赦免花は散った」どれも最近の作品に比べると重苦しい印象ではあるのですが余韻を残してくれる作品です。