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熟年レップセールス?する人いませんか! 求む熟年起業人

2006年06月09日 | アパレル放談
ユニバーサルファッションのブランドのスラリーノを立ち上げました。

大阪市内のプレタポルテの縫製工場井上服装㈱が
下請工場からの自立を目指して立ち上げた新ブランドです。

井上服装㈱の新ブランドの場合はコンセプトが明確であり、
縫製工場の強みを生かした物つくりに特化することことが出来ていて
案外スムーズに進行しました。

ここの課題もやはり販売力の強化です。

従来型アパレルの販売手法は採らないという原則を守っていくために、
新しい販売のスタイルにチャレンジしています。

Webを使ったBtoBやBtoCや、イベント受注会販売、
セールスレップとの取り組み等を積極的に行なっていきます。

レップセールスのスタイルを進化させて、
退職されたベテランのセールス経験者の方とフランチャイズ的な
代理店販売が出来ないかと考えています。

一般的なレップセールスはコミッション制の代理販売ですが、
コミッション制でなく商品代金の回収を行なう、代理店なスタイルです。

商品在庫はサンプルだけで、商品の納品はメーカーから
直送するという仮想の代理店です。
(在庫資金やリスク、物流設備などがいらない)

従来の専門店や百貨店、量販店などの店舗主体の
古典的、保守的なチャネルには適していませんが、
カルチャーセンター、地域コミュニティー、JA、イベントなど
新しい販売の機会が生まれてきています。

それらのチャネルは、未だ販売のスタイルは確立していませんが、
それだけ未開のチャネルといえます。

そのような新しいチャネルの販売チャネルを開発、育成すれば、
この代理店的な販売スタイルも可能と思います。

荒唐無稽のアイデア(机上論)と思われるかも知れませんが、
誰も着手していないだけ可能性はあると思います。

それと何よりの強みは、双方の信頼関係が最優先されることです。
新しいことへのチャレンジは信頼関係が重要です。
そんな信頼関係で取り組んでくれる「熟年起業人」を求めています。

ブログをお読みの方で、お知り合いの方がおられましたら
ご紹介ください。




ユニバーサルファッションのこと

2006年06月08日 | アパレル放談
昨夜、縫製工場、OEMメーカーの社長や先輩ら5名の食事会がありました。
いずれも70歳前後の方で、その会では、私は若い方でした。

皆さん現役で頑張っておられます。
それぞれ長い経験と技術を持った方々です。
時代の大きな変化に戸惑いながらも模索しながら、
懸命に新しい対応をしようと頑張っておられます。

お酒が進むにつれて、若かった頃の自慢話や失敗談などの話題や
自分の技術、経験を披露し合って楽しい会となりました。

最後には、食事会が飲み会になってしまいました。
(久し振りに日本酒を飲みすぎたのか今日は二日酔い気味でした)

元気とはいえ、体力的な衰えは隠せませんが、気力、情熱は若い方に劣らず、
むしろ若い人より旺盛でした。

ユニバーサルファッションは、案外こんなベテラン達によって生まれるのではと、
感じました。

昔にこの縫製工場サン達と、クチュ-ルの手法を使ったブランドを
前に在籍した会社(大手アパレル)で、苦労して開発した時のことを思い出しました。

そのブランドの成功が契機となり、ボリューム中心のアパレルであったその会社が
プレタポルテまで展開するようになりました。

その仲間だった工場さんの多くは、廃業されておられるようですが、
その社長の気力と情熱はその時と変っていませんでした。

近々、この縫製工場さんを訪問したいと思います。


雑談:(ユニファの鈴木さんへ・・・)

最近リタイアした人や懐かしい人たちとの飲み会の会場が「和民」になることが多い。

「和民」の選定の理由は、肴の味の良し悪しではなく、適当な広さがあって、
大声で話せ、気兼ねなく長時間飲め、尚且つ料金が安いことにあると思います。

本来、このような店は若いサラリーマンをターゲットにしたと思いますが
何時の間にか、リタイア熟年層が利用しています。

供給側の思惑と違って成功していると思います。

案外ユニバーサルファッションのマーケティングもこんな所にブラックホールが
あるのかも知れません






ユニバーサルファッションと井上服装㈱のスラリーノパンツ

2006年06月07日 | アパレル放談
ユニバーサルファッションをファッションをユニバーサル化すると言う
逆発想をして、商品企画に入りました。

コンセプトは誰もが楽しめるファッション商品と
もう一つのコンセプトは工場(零細な下請工場)の弱みを強みに変えることです。

最近のアパレルからの縫製の依頼は小口の注文が多く、
小ロット生産を強要されるのが普通でした。

このことを逆に考えると、生産性のダウンを覚悟すれば、
CADやCAMの活用で1枚立ちも可能です。
 
この二つのコンセプトから、ミセスのカジュアル化の
基本商品に定着している「美脚パンツ」のブランドのスラリーノが生まれました。

少量生産を更に追求して、店頭で受注いただいてから1週間で納品する体制を
作りました。

大手アパレルの美脚パンツように、大量生産方式では、
フォローのためにランニングストックをメーカー側も小売店側も
持た無ければなりません。

店頭で裾上げのお直しをするのであれば、
お客様に数日間お待ち願わなければなりません

受注ご生産であれば、お直しするのとほぼ同じ日にちで
お客様にお届けが可能となります。

私がアパレルに在籍していた時に問題と思っていたのは
裾上げ直しのことです。
裾直しをすることによって、シルエットが変わってしまうことです。

一般的にブランドの対象顧客の身長をミセスの場合160センチ前後にして、
フィッテングします。

それを基準として美脚パンツなどのブーツカットのラインを出しますが
店頭ではブーツカットや飛脚の微妙なラインなど関係なく
裾から10センチ以上裾上げをして販売されています。

身長の低いお客様も裾上げでなく、股下から寸法を測れば膝線も調整できて
本来の美脚パンツになります。
美脚パンツの簡単なセミオーダーと言えるかも知れません。

工場の直生産によって可能になりました。

そのほか素材のストレッチ性やパターン、ボタン、付属などに
ユニバーサルの手法を多く採り入れました。

ユニバーサルファッションは高齢者のための商品とされがちですが、
身長の高い低いは年令に関係有りません。

「親子で買える美脚パンツ」が誕生しました。

この方式は小売側に副次的な効果を狙っています。
小売側はサンプルだけのリスク(在庫)で販売できるのです。

定番的なものは別ですがアパレルのパンツはフォローがきかずに
販売ロスが多いが、この方式は販売店側にも良い方式と思います。

生産側にとっても在庫リスクや資金の負担が軽減されます。

販売開始から未だ時間がたっていませんが、この方式を上手く活用して
店頭でのサンプルでの販売の方法をマスターされた小売店には
喜んでいただいています。

この方法は、その他のチャネルにも活用が可能となります。

その販売スタイルの確立に取り組んでいます。

今日書いた内容は部分的にはブログで公開するような内容では
無いかもしれません。
大げさに言えばノウハウの公開です。
㈱インパナトーレ窪添や井上服装㈱にとって利するところは
無いかもしれません。

それを承知でブログしたのは、誰もが参入できる内容ではないと思っています。

ごく限られた環境にあるものだけが可能なビジネスモデルだと思っています。

それは退路を立たれた零細な下請工場の生き残りのための
一つの選択肢だと思ってます。

ユニバーサルファッション商品を展開する仲間企業が増えて
ユニバーサルファッションの売り場が醸成できればと思っています。

井上服装㈱とスラリーノパンツのHPはここです。







ユニバーサルファッション ・ ファッションユニバーサル?Ⅱ

2006年06月06日 | アパレル放談
大阪市内の井上服装の社長の井上正人社長からお話しを聞くまで
ユニバーサルファッション=介護ファッション?というのが
私のユニバーサルファッションに対する認識でした。

井上社長のお話しをお聞きして、ユニバーサルファッションのことが
少し理解する事ができました。

最近ユニバーサルファッションいついて、新聞やテレビなどの特集が
時々あります。

どちらかというと介護よりの内容が多いと見受けます。

ユニバーサルファッションについて、語義の定義つくり、考え方の研究や
その浸透を行なうことを目的としたUNIFA(ユニバーサルファッション協会)というNPO法人があります。

誰もがファッションを楽しめる社会作りを目指したNPO法人のようです。

井上社長も初期からの会員で大阪から研修会などに、熱心に参加されています。

UNIFA会員の井上社長の受け売りですが、
ユニバーサルファッションについて少し紹介します。

  「急速に高齢化が進む中で、高齢者の生活を活性化させ、
   生活の快適性や自立性を高めていく事を目的に、
   年齢や体型にかかわらず、誰もが着たり脱いだりしやすい
   ユニバーサルデザインを取り入れたファッション」

UNIFAではユニバーサルファッションを介護限定的に捉えるのではなく
身体機能や障害への対応度をF1~F3に分類して、会員の商品開発の方向性の
指針として、分類しています。

 F1とはサイズおよび体型に配慮した一般商品
 F2とはファッション性と機能性に配慮した狭義のユニバーサルファッション
 F3とは障害者のライフスタイルにあった商品=介護衣料・障害者用品 

加齢により体型の変化した人に向けた商品(FI)
高齢により身体機能が低下した人に向けた商品(F2)
介護が必要となった人への介護用、障害者用商品(F3)

ユニバーサルファッションについて知識と関心の無かった私にも
よく理解出来る分類と思いました。

母親と同居して、初めてその必要性を感じていた時でもあり、
井上服装㈱の井上正人社長から相談を受けた時に
お引き受けする動機となりました。

またまた、新しいこと(苦難)への挑戦という私の生来の性癖で頭をもたげました。

井上社長との打ち合わせでUNIFAの分類を参考にして、
F3(介護)は当面行なわず、F1とF2を着手する事になりました。

商品企画は、ある程度の見通しはありましたが、販売ルートの開発に
苦労するのではという予感はありました。

予想通り、ユニバーサルファッションの潜在的な市場性は理解しておられますが
その潜在需要を掘り起こす事に消極的でした。

私もファッションアパレルに長く在籍したので、
ユニバーサルファッションという響きに実のところ抵抗を感じました。

加齢で避ける事のできない体型の変化や機能の衰えと
ファッションへの欲求の衰えは決して比例しないのではないかと考えました。

むしろ反比例するように感じました。
供給側が勝手に「決め込みマーチャンダイズ」を行なっているのではと
思い始めました。

UNIFAの皆さんには悪いが、ユニバーサルファッションを
「ファッションのユニバーサル化」と変えて使っています。

ユニバーサルなファッションを造るのでなく、
流行(ファッション)を着易く(ユニバーサル化)することと定義しました。
特別なファッションを造るのではなく、
今流行っている(誰もが着たい)ファッションを
誰にでも着られるようにすることだと気が付きました。
それがファッションをユニバーサル化するという逆発想です。
(ファッションユニバーサル?)

そう思い込んでから、マーケットへの提案、説明(説得?・折伏?)に
自信がつき、楽しくなり始めました。
 
以下続き・・・。



  


ユニバーサルファッション→ファッションユニバーサル?

2006年06月05日 | アパレル放談
キッズを中心としたファミリーブランドのブランキ ヌーヌのブランド立ち上げを
㈱インパナトーレ窪添がサポートしていますが
ユニバーサルファッションのブランドのブランディングのコンサルタントも
同時に行なっています。

二つのブランドは、年代的に孫、ひ孫程の差のあるブランドです。

私の仕事はプロデュースのサポートが中心で、
顧客の側に立った戦略と戦術を行なう上では、同じであると思います。

私の日本版インパナトーレは、ビジネスモデル作りやブランドのプロデュースを
行なう時に、データーベースやマーケティング論のような、
供給側の論理で作業をするのではなく、顧客側の視点で考えることにしています。

ブランキエ ヌーヌに興味を持ったのは、私の長女が団塊ジュニアで
我が家が団塊世代ファミリーであることが要因のひとつでした。

ユニバーサルブランドに興味を持ったのは、
我が家の介護の必要な母(初孫にとっては曾祖母)の存在です。

キッズを中心としたブランキ ヌーヌにファミリーブランドとして
親近感を持ったのと同様に、
ユニバーサルにも違った意味で興味(親近感)を持ちました。

大阪の市内にある縫製工場が自立化を目指して、
経済産業省の中小企業製造業者の支援事業のコンペに採択されて、
ユニバーサルファッションのブランドを立ち上げられ、
そのコンサルティングの依頼がありました。
(その経緯については、3月16日と19日のブログのをご覧ください)
3月16日の記事
3月19日の記事
次回からしばらくユニバーサルファッションついての私見をブログします。

キッズ・テーンズ・レディースのファミリーブランドBlankie Nu-Nu(ブランキ ヌーヌ) 続

2006年06月04日 | アパレル放談
昨日3日(土)にブランキ ヌーヌのコーナーフランチャイズがオープンしました。
コーナーフランチャイズは、既存お店にコーナー展開する部分的なフランチャイズの意味で、私の勝手につけた造語です。

ブランキ ヌーヌをコーナーFCで展開してくださったのは、全国的にチェーン展開されているヤングのチェーン店です。

ヤングは流行の変化が激しく、そのファッションの変化対応が要求されますが、
一方年齢の変化やそれに伴う就職や結婚など野環境の変化に対する対応も重要な課題です

また郊外のモールや駅ビルなどでは、エイジの広がりを意識をしなければならなくなっています。

これまでの百貨店が採用してきた、フロアー別(課別、部後と)のMDはモールのMDには当てはまらなくなっています。

最近大型のヤングのチェーン店などで、キッズやメンズをミックスして展開しだした店を時々見かけます。

紳士服のSPAなどがレディースのジャケットやスーツを併設しだしたのも、これに関連しているのかも知れません。

ブランキ ヌーヌはキッズ・ティーンズ、レディース(メンズ)のファミリーブランドを目指しています。

今回展開していただいたヤングのチェーン店は、全国的に多店舗展開されていますが、当然ロケーションの環境の変化やズレが起こっていることでしょう。

この変化(ズレ)の対応や、今後の新出店の形態に対する、テストマーケット的な出店と思います。

このお店の仮説に対して、ブランキ ヌーヌのキッズから大人までのファミリーブランドはちょうど良い機会であったと思います。

双方の仮説(挑戦)が一致して、お世話になることになりました。
豊中店は神戸の六甲道店についで2店舗目です。

お互いの仮説と挑戦が成功するよう頑張って生きたいと思います。

この仮説に挑戦してくださったチェーン店のK社長、E部長や現場を担当していただいている各店長の皆さんの英断に応えなければならないと思っています。

このような仮説は、郊外のショッピングに出店されているお店の共通の課題ではないかと思います。

このような仮説をお持ちで挑戦をしていただけるお店と出会えることを願っています。

ブランキ ヌーヌのコーナーFCの写真です。


*チェーン店の社名と人名は、このブログの内容を了解とっていないので、控えさせていただきました。
 

キッズ・ティーンズ・レディースのファミリーブランド Blankie Nu-Nu(ブランキ ヌーヌ)

2006年06月02日 | アパレル放談
新ブランドの立ち上げでは、そのブランドのコンセプトつくりと、それをいかに商品で表現できるかが重要で難しい。

具体的に新ブランドの企画に入ると、案外コンセプトが一人歩きして、そのコンセプトがブレて希薄になってしまうことが多いと思います。

ブランキ ヌーヌの場合はコンセプトがハッキリしていたので、この点はスムーズに進行しました。

サンプルも山下社長はじめ韓国や中国のスタッフも日頃OEMで鍛えられているからか、ファーストコレクションにしたら満足がいくものがあがってきました。

私も過去アパレルで20を超えるブランドの立ち上げに関係してきましたが、アパレル時代に比べ企画と生産が直結しているので、指示がストレートに通じ無駄がないことを再認識しました。(このことをOEMに生かせば、ミルキィウェイのOEMにも良い効果が出ると思います)

もう一つ驚いたのには、韓国・中国のスタッフの頑張りブリです。
かなり無理と思われることに挑戦する姿は、私が若かった頃の昭和40年から50年代の日本のアパレルを彷彿させるような気がしました。(日本のアパレルが成熟したのか?私が老いたのか?)

このようにして企画生産の体制は整いつつありますが、一番の問題はやはり販売の問題です。

メーカーの弱みでもありますが、それ以上に流通段階の大きな変化が生じています。
ベテランの営業社員を採用し、その「営業力を頼った販売」という、旧来の営業手法では通用しなくなっています。

結局SPAということになってしまいますが、SPAを短期間に最低規模に持っていくには、資金と小売のノウハウが必要となり現実的では有りません。

昨今の流通の変化(混乱)は新たなニッチ市場が生まれる余地が随所に出ることが期待できます。

今放送中のNHK大河ドラマ「功名が辻」のように戦国時代は予期せぬ覇者が生まれます。
アパレル流通にもその戦国時代的な傾向が出てきています。

到底、覇者にはなり得ませんが、ミルキィウェイをブランキ ヌーヌで、小さくても城持ちのメーカにしたいと思っています。

WebやMobile、TVショップ等のVirtualなチャネルやファミリー型のショップや子供服専門店、バラエティーショップ等へのチャレンジをしています。

OEMメーカーにとって、いずれも初めての挑戦です。

若い2名のスタッフが懸命に頑張っています。
なにぶん未経験で悪戦苦闘しています。

未経験ゆえの素直さが新しいことへ挑戦しています。
帰ってベテランより、この場合は良いのかもしれません。

このブログをご覧のかたで、販売についてやビジネスの提案、機会・可能性をお持ちの方はメールをください。
新しい可能性を生み出せれるかもしれません。
impannator@mail.goo.ne.jp

添付の絵はエンジェラの絵です。
大好きな猫を描いています。

5歳くらいからの作品が他にも数え切れないほどの原画があります。
HPとBlogで少しづつ公開していますが、興味のある方はご連絡ください。











カリフォルニアの少女Angelaの絵がファミリブランドBlankie Nu-Nuになった

2006年06月01日 | アパレル放談


モナーク蝶はメキシコで越冬し、春にカリフォルニアからカナダまで飛来し、秋にまたメキシコに帰っていく、まるで渡り鳥のような不思議な蝶々です。

私が以前の会社でアメリカ担当をしていたときに、ロスのゴルフ場で見かけました。
その時の話と日本人の私にとって少しドギツイ色の蝶々で強く印象に残っていました。
昨年の春頃にミルキィウェイの社長との商談した時に机の隅に一冊のスケッチ画が置かれていました。

何気なく見ると、その中にモナーク蝶のスケッチ画がありました。

山下社長の説明によると、そのスケッチは社長の親戚のアメリカ人の少女が5歳のときに描いたスケッチ集とのことでした。

少女の名前はAngela Mesgarzadeh(エンジェラ)といい、8歳(当時)の少女です。

その絵は子供の描いた絵とは思えないほど、しっかりしたタッチで描かれていました。

空想の世界にストーリー性を持たせて、少女の夢や想いがこもっていました。

大人では描けない画風と画題が沢山描かれていました。
アメリカ人独特の色彩感覚は、私がモナーク蝶で感じたような独特の印象をもちました。

エンジェラはサンフランシスコ近郊の町のTRACYに住んでいます。
シリコンバレーでアメリカのアッパーミドルが多い新興住宅地です。

以前の会社が近くのSAN JOSE(サンノゼ)のショッピングモールに出店していましたので懐かしく思い出しました。
ずいぶん前のことになりますが、アメリカのアッパミドルの生活に憧れを持っていました。

山下社長は少女のスケッチ画をもとにモチィーフかしてファミリーブランドを作るのが夢と切々と語られました。

お話を聞いているうちに、OEMメーカーがOBMに進化するための貴重な素材だと感じました。

ブランドが溢れ、チャネルが混乱している市場にOEMメーカーが新規に参入するには他にないコンセプトが重要と考えました。

展開するに当たって、単純なキャラクターTーシャツのブランドではなく、団塊ジュニアのファミリーブランドにすることを提案しました。

アメリカのアッパーミドルのファミリーの生活を日本の団塊ジュニアのファミリーに紹介するブランドにしようという仮説を立てました。

アメリカのアッパーミドルのファミリーは、子供の教育に熱心です。
(教育といっても日本のようなお受験教育や甘やかし教育の教育ではありません  が・・・)
家族の生活も案外トラヂショナル(NEW)でベーシックです。

少子化、子育てや家庭、家族の問題が盛んに論ぜられています。
日本の団塊ジュニアのファミリーにブランキィ ヌーヌを通して紹介するブランドにすることを提案しました。

カリフォルニアのアッパーミドルのアンジェラのファミリーをアンジェラの絵に託して紹介しるファミリーブランドです。

この仮説の実現には沢山の難しい問題があると思いましたが、山下社長の決断は早かった。
昨年の夏ごろから企画のスタートです。
山下社長の奮闘(苦闘)の始まりです。
貼り付けた写真はアンジェラです。
描いている絵はモナーク蝶と思います。
ほかにもブログとHPで作品の一部をエンジェラギャラリーとして紹介しています

逐次紹介していきますのでHPとブログにアクセスしてください。
次回に続く・・・・。