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ユニバーサルファッションのこと

2006年06月08日 | アパレル放談
昨夜、縫製工場、OEMメーカーの社長や先輩ら5名の食事会がありました。
いずれも70歳前後の方で、その会では、私は若い方でした。

皆さん現役で頑張っておられます。
それぞれ長い経験と技術を持った方々です。
時代の大きな変化に戸惑いながらも模索しながら、
懸命に新しい対応をしようと頑張っておられます。

お酒が進むにつれて、若かった頃の自慢話や失敗談などの話題や
自分の技術、経験を披露し合って楽しい会となりました。

最後には、食事会が飲み会になってしまいました。
(久し振りに日本酒を飲みすぎたのか今日は二日酔い気味でした)

元気とはいえ、体力的な衰えは隠せませんが、気力、情熱は若い方に劣らず、
むしろ若い人より旺盛でした。

ユニバーサルファッションは、案外こんなベテラン達によって生まれるのではと、
感じました。

昔にこの縫製工場サン達と、クチュ-ルの手法を使ったブランドを
前に在籍した会社(大手アパレル)で、苦労して開発した時のことを思い出しました。

そのブランドの成功が契機となり、ボリューム中心のアパレルであったその会社が
プレタポルテまで展開するようになりました。

その仲間だった工場さんの多くは、廃業されておられるようですが、
その社長の気力と情熱はその時と変っていませんでした。

近々、この縫製工場さんを訪問したいと思います。


雑談:(ユニファの鈴木さんへ・・・)

最近リタイアした人や懐かしい人たちとの飲み会の会場が「和民」になることが多い。

「和民」の選定の理由は、肴の味の良し悪しではなく、適当な広さがあって、
大声で話せ、気兼ねなく長時間飲め、尚且つ料金が安いことにあると思います。

本来、このような店は若いサラリーマンをターゲットにしたと思いますが
何時の間にか、リタイア熟年層が利用しています。

供給側の思惑と違って成功していると思います。

案外ユニバーサルファッションのマーケティングもこんな所にブラックホールが
あるのかも知れません







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2 コメント

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自分が楽しめるか・・という問い (鈴木@UNIFA)
2006-06-08 23:11:51
本当に皆が望むのは「普通のもの」や「楽しいこと」なんだということでしょうか。



ユニバーサルっていうのは、高齢者や障害者を特別視しないことだと思うのですが、

中には、特殊な服を作って、弱者のために便利な服を作ったと、いい事をした気分になっている人もいます。



そういう人には、「それを自分で着ていますか?」「着たいと思いますか?」等と詰問してしまうこともあります。



「自分が欲しいと思う服が普通に手に入ること。」それがユニバーサルではないでしょうか。



欲しいのは、高齢者向けの服ではなく、いくつになってもキレイでいられる服だし、

イレギュラー(不規則)サイズの服ではなく、

人からキレイだといわれる服だと思います。



当事者の気持ちに焦点を当てるということです。



普通のアパレルだと、普通にできていることが、ユニバーサルというと特別で難しいのことように思われてしまうのが残念です。



だから、井上服装さんが

ユニバーサルではなくスラリーノと名づけたときには、

「着る人の気持ちが分かっているな」と思いました。

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Unknown (インパナトーレ)
2006-06-09 01:08:44
ユニバーサルファッションのキィ-ワードを「キィ-ワードアドバイスツール」で調べてみました。

検索数は588です。

一方、ユニバーサルデザインは検索数23,191でした。

ユニバーサルデザイン圧倒的に認知度が高いことになります。

現状を深刻(悲観的)に考えずに、設立の理念に沿って進められることを期待します。

まず、ユニバーサルファッションの認知度アップに努められることと思います。



ちなみにインパナトーレは検索数は90しかありません。

私のブログの目的はインパナトーレの業界での認知度を上げることも目的にしています。



お互いに頑張りましょう。
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