「業際」を超え・「域際」を超え・「世代の際」を超えて!

理論を貫いて実践に生き! 実践を通して理論を究め! 前へ前へと進もう!

カリフォルニアの少女Angelaの絵がファミリブランドBlankie Nu-Nuになった

2006年06月01日 | アパレル放談


モナーク蝶はメキシコで越冬し、春にカリフォルニアからカナダまで飛来し、秋にまたメキシコに帰っていく、まるで渡り鳥のような不思議な蝶々です。

私が以前の会社でアメリカ担当をしていたときに、ロスのゴルフ場で見かけました。
その時の話と日本人の私にとって少しドギツイ色の蝶々で強く印象に残っていました。
昨年の春頃にミルキィウェイの社長との商談した時に机の隅に一冊のスケッチ画が置かれていました。

何気なく見ると、その中にモナーク蝶のスケッチ画がありました。

山下社長の説明によると、そのスケッチは社長の親戚のアメリカ人の少女が5歳のときに描いたスケッチ集とのことでした。

少女の名前はAngela Mesgarzadeh(エンジェラ)といい、8歳(当時)の少女です。

その絵は子供の描いた絵とは思えないほど、しっかりしたタッチで描かれていました。

空想の世界にストーリー性を持たせて、少女の夢や想いがこもっていました。

大人では描けない画風と画題が沢山描かれていました。
アメリカ人独特の色彩感覚は、私がモナーク蝶で感じたような独特の印象をもちました。

エンジェラはサンフランシスコ近郊の町のTRACYに住んでいます。
シリコンバレーでアメリカのアッパーミドルが多い新興住宅地です。

以前の会社が近くのSAN JOSE(サンノゼ)のショッピングモールに出店していましたので懐かしく思い出しました。
ずいぶん前のことになりますが、アメリカのアッパミドルの生活に憧れを持っていました。

山下社長は少女のスケッチ画をもとにモチィーフかしてファミリーブランドを作るのが夢と切々と語られました。

お話を聞いているうちに、OEMメーカーがOBMに進化するための貴重な素材だと感じました。

ブランドが溢れ、チャネルが混乱している市場にOEMメーカーが新規に参入するには他にないコンセプトが重要と考えました。

展開するに当たって、単純なキャラクターTーシャツのブランドではなく、団塊ジュニアのファミリーブランドにすることを提案しました。

アメリカのアッパーミドルのファミリーの生活を日本の団塊ジュニアのファミリーに紹介するブランドにしようという仮説を立てました。

アメリカのアッパーミドルのファミリーは、子供の教育に熱心です。
(教育といっても日本のようなお受験教育や甘やかし教育の教育ではありません  が・・・)
家族の生活も案外トラヂショナル(NEW)でベーシックです。

少子化、子育てや家庭、家族の問題が盛んに論ぜられています。
日本の団塊ジュニアのファミリーにブランキィ ヌーヌを通して紹介するブランドにすることを提案しました。

カリフォルニアのアッパーミドルのアンジェラのファミリーをアンジェラの絵に託して紹介しるファミリーブランドです。

この仮説の実現には沢山の難しい問題があると思いましたが、山下社長の決断は早かった。
昨年の夏ごろから企画のスタートです。
山下社長の奮闘(苦闘)の始まりです。
貼り付けた写真はアンジェラです。
描いている絵はモナーク蝶と思います。
ほかにもブログとHPで作品の一部をエンジェラギャラリーとして紹介しています

逐次紹介していきますのでHPとブログにアクセスしてください。
次回に続く・・・・。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿