「業際」を超え・「域際」を超え・「世代の際」を超えて!

理論を貫いて実践に生き! 実践を通して理論を究め! 前へ前へと進もう!

アパレル(ファッション業界)の矛盾=委託取引制度

2008年07月08日 | アパレル放談
厳しい市況に直面しているアパレル(ファッション)業界について、「長年のアパレル業界の固有の矛盾」が起因していると、ご批判を恐れずに断定しました。関連Blog記事
繊維アパレル(ファッション)産業の川上~川下の流域に存在する各種の矛盾は、長年に亘り川底に溜まったヘドロが川の流れを悪くし、逆流や氾濫(流出)が見られるようになったのが昨今の状況です。
「業界矛盾の結果」がヘドロと例えられましょう。
特に川下の「委託取引の矛盾」がアパレル(ファッション)業界の「最悪の矛盾」と考えます。
この川下の矛盾が川中から川上までの逆流現象の原因になっているといっても過言ではありません。
私は、業界の委託制度を全面的に否定するものでは有りません。
ファッション産業は流行という不確実な要素が強く、リスクの多い産業です。
リスクに挑戦し、リスクをテイク(吸収)できるブランドや商品は、委託条件で顧客満足が実現できると考えられます。
ただ、現在の百貨店、専門店、TVショップやGMSの平場ショップ、通販等の実態は異なっています。
昨今のアパレルのSPA化も委託条件取引からの脱却のための手段としてしかないのが現実ではないでしょうか?
次回はその委託取引が何時ごろから始まり、どのように「業界矛盾として」定着(ヘドロ化)して来たかを考えてみたいと思います。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿