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TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

BLAZE OF PASSION/JIMSAKU

2006-05-23 00:53:53 | J-FUSION
JIMSAKUネタを続けます。
今回ご紹介するは「BLAZE OF PASSION」。1995年7月リリース。

ラテンフュージョンというジャンルから一歩足を踏み出したというような、挑戦的な作品とでも言いましょうか。どうも騒々しい印象が残るアルバムです。もちろん騒々しいといってもやかましい、ということじゃなくて神保さんのドラミングがやけにハード、といった感じですけど。

1.AWAKENING
ストリングスを効果的にちりばめて、武藤良明のギターが唸る緊張感溢れる曲です。神保さんのっけから叩きまくってますねぇ。
2.BRAIN BUSTER
リズムループとホーンセクション、ベースリフをバックにギター、ドラム、そしてめっちゃ歪ませたバイオリンが暴れまくります。神保さん最初から最後までドラムソロをやってるような状態。そんな暴徒化した状態にもかかわらず、サビのユニゾンが美しいのはなぜ?ギターは鳥山雄司。
3.I FEEL YOU IN MY HEART
吉弘千鶴子のハープシコードをバックにフレットレスベースが唄います。ストリングス音がやけに仰々しい曲。ちと聴いてて恥ずかしくなる、そんな臆面の無さが売りですね~。
4.261 BROADWAY
またまた登場!伊東たけしです。この曲への参加がJIM-TAKE-SAKUに繋がっていったんでしょうかね~。曲は至ってポップなラテンフュージョンサウンド。サックスのエコーのかかり方が微妙な雰囲気。
5.BLAZE OF PASSION
ゲスト参加チューン第二弾は野呂一生と元JIMSAKU?の是方博邦の登場です。安藤まさひろが加わったらOTTOTTRIOの出来上がりなんですけどね、バッキングは武藤氏がやってます。曲は結構派手でヘビーなフュージョンサウンド。是ちゃんと野呂さんのギターバトルが微笑ましいです。お二人のギタースタイルの違いがよ~くわかって興味深い。
6.PRIMROSE
派手~な曲の後はお口直しとでもいいましょうか、フュージョンというよりクラシックテイストの溢れるちょっと気の抜けた感じの静かな曲です。主旋を奏でるベースはアップライトエレキベース。
7.SANGRIA
このアルバム唯一といったところでしょうか、めっちゃほのぼのとしたラテンなナンバーです。神保さんの曲の割には櫻井さんのピッコロベースを大フィーチャー。
8.MEGATON PUNCH
JIMSAKU100%によるナンバー。分かりやすいタイトルです。文字通りメガトンパンチな重々しい櫻井さんのチョッパーが見事。神保さんのカウベル使いとドラムセットとのコンビネーションはホント唯一無二の素晴らしさ、圧倒されます。
9.CAT WOMAN
吉弘千鶴子のRHODESがタイトル通りの妖しさです。ドラムとベースの音も篭った感じに加工されていて、アシッドな雰囲気バリバリ。森村献のパーカッシブなHAMMONDもいい味出してます。吉弘さんのソロアルバムに入っていてもおかしくなさそうな、JIMSAKUというより吉弘テイスト一杯な曲です。
10.BASH
最後もこれまた騒々しくていらちな曲です。バックではパーカッションがひたすらドカドカ鳴っている前で神保さんが叩きまくります。メロはギンギンに歪ませたギターとベースのユニゾン。正直言ってヘンな曲ですね。面白いけど。

BLAZE OF PASSION / JIMSAKU
AKIRA JIMBO(ds)TETSUO SAKURAI(b)YOSHIAKI MUTO/YUJI TORIYAMA/ISSEI NORO/HIROKUNI KOREKATA(g)KEN MORIMURA/CHIZUKO YOSHIHIRO(keys)ICHIRO NAKAI(violin)MAKOTO KIMURA/MICHIAKI TANAKA(perc)YOSHINARI TAKEGAMI/YOSHITAKA KURATOMI/TAKESHI ITO(sax)SHIRO SASAKI/FUTOSHI KOBAYASHI(tp)SATOSHI SANO(tb)
コメント
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