TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

TOTO@東京国際フォーラム06/05/07 2

2006-05-10 01:44:11 | TOTO&FUSION
さてさてTOTOライブネタの続きです。

「HOLD THE LINE」が終わったところで舞台は暗転、ACOUSTICコーナーの始まりです。
8.STOP LOVING YOU
9.I'LL BE OVER YOU
10.CRUEL
11.I WILL REMEMBER
皆さんGREGの前あたりに集合。TONYのとなりにMIKEが座り、そのあたりをどうも所在なさげにBOBBYがうろうろしています。そしてSIMONのACOUSTIC用ミニドラムセットが運び込まれると準備完了。確かこのときでしたかね、LUKEがおもむろに客席に尻を向けてクネクネと踊りだしたのは。なんの真似なのかはわかりませんが、GREGが悪乗りしてROD STEWARTの「DA YA THINK I'M SEXY」なんか弾きだしたりして...そんな面からもDAVID PAICHの代役としてのGREGの存在ってうまいこといっているんだな~と実感。
ところでACOUSTICコーナーってライブ盤聴いても飛ばしたりしちゃったりしてて、正直TOTOらしさが感じられないのであんまり好きではなかったんですが、実際ライブで聴くと意外と良かったです。どでかい音でバリバリ演るのもいいですが、生に近い音で人間くさいTOTOを身近に感じられて、小生にとって新しい発見でありました。
にしてもSIMONが何気に凄かった。右手でシェイカーを振りながら左手だけでドラム、シンバルを叩く。曲が盛り上がるといつのまにかシェイカーをスティックに持ち替える早業。しかもそのシェイカーの音がこれまたしっかりマイクに拾われていて、リアルに聞こえてきます。SIMONのダイナミクス感溢れるドラミングと、その狂いのないリズムが心地よかったです。ホント職人ですね、SIMONさんは。
「STOP LOVING YOU」ではTONY SPINNERがリードボーカルをとります。さすがTOTOのサポートとして信頼されているだけあります。BOBBYのような独特な泥臭さはないですが、普通に、というかさすがに上手かったですね。
「I'LL BE OVER YOU」でもやはりSIMONに視線は釘付け。シェイカー振りながら左手でハイハットの上に取り付けたタンバリンをスティックでビシッと叩く姿はカッコよかったです。
「CRUEL」もアコースティックアレンジで聴くとまた味がありますね。アコギで聴くキメもまた違ったノリで印象に残ります。
そして「I WILL REMEMBER」をとうとうと歌うLUKEに感動。TOTOの歴史においては地味な曲だと思いますが、こうして聴くとその良さに改めて気付きます。

さて、ACOUSTICコーナーが終わるとGREG PHILLINGANESのソロコーナー。DAVID PAICHのホンキートンクなフレーズを織り交ぜるソロ展開とは異なり、なんとなくクラシックピアノのような、なんというかとうとうと水をたたえる川の流れを思わせるピアノソロです。途中なんか聴いたことのあるようなフレーズだな~と思ったら日本の童謡「とおりゃんせ」でした。昔は歩行者用信号が青になるとこの曲が流れたものですが、最近は聞かなくなりましたねぇ。もしかしたらどこか地方でこの音を聴いたGREGがソロに織り交ぜたのかな~。そして終盤にも聞き覚えのあるフレーズが...「I'LL SUPPLY THE LOVE」のエンディングで盛り上げてFINISH!「Y」の字に手を挙げてGREGは声援に応えます。

13.ROSANNA
ここで定番「ROSANNA」ですが、今回は一味違う!JAZZアレンジでした。毎回毎回同じように演奏するのも良し悪しですから、こういう試みは大歓迎です。まあ、一瞬観客の頭の上に?マークが一杯乗っかっていたのは後ろから見ていてもよくわかりましたが...。もちろん最初の一回しを新アレンジでやった後はいつものロックアレンジに戻って大喝采でしたが。う~んこのアレンジの音源、CDなりDVDなりにならないかな~。こういう懐の深さがTOTOならではなんですけどね、賛否両論あるようです。

ROSANNAが終わるとメンバー紹介。意味がよくわからんかったけど「SEXY SEXY MOTHER」とLUKEに紹介されたMIKE PORCARO、おもむろにステージ真ん中に進み、あの独特の鼻にかかったような声でSTEVE LUKATHERをご紹介。おぉMIKEがマイクで喋ってる!ホント地味な存在のMIKEの声を聴けたのはこれが最初で最後でしたけどね。もちっと観客にアピールする何かがあってもいいと思わないでもないですが、このGENTLEMANぽさがMIKEの味ともいえるところでもあります。

...続きはまた後ほど。
コメント
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