地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

半東京。農ライフ vol.7 ハンモック教育

2009年05月13日 | お仕事日記
5月12日夜。
ハンモックで就寝。

気持ちいいって浮遊感。
波乗り、酒酔い、ハンモック寝。
この三つ、似てる。

木の間にわたしたハンモックに仰向けになると、
ざわざわと騒ぐ葉音とともに、
藍色の夜空を真っ黒に切り取る木のシルエットが
揺れる映像が、視界いっぱいに広がった。

遠くから、葉っぱたちが騒ぐ音が近づいてきて、
一陣の風がやってくるのがわかる。
自然のダイナミズムに身をゆだねる
最高の感覚が、体をかけめぐった。

毛布一枚で、まったく寒くない。
かといって、暑くもない。
肌に優しく触れる、心地良い温度の空気。
どこまでもどこまでも
腕を伸ばしていけそうな、
深呼吸できそうな開放感に包まれたまま、
眠りにおちた。

そのうちに、雨がやってきた。
時計を見ると、4時だった。
ポツポツと、おでこにあたるしずくをさけるようにして
毛布をあたまからかぶったら、
雨は強まって、雨粒たちが体の上で遊び始めた。
そのステップを毛布越しに感じながら、
濡れた毛布を干すのが面倒くさいので、起き上がって
ベッドにもぐりこんだ。

そんな自然児な私に、最近舞い込んだお仕事、それは「教育担当的外部デスク」
2人の新人編集者の企画書やサムネール、タイトル案がいけてないので、
手取り足取り指導して、私が満足するレベルのアウトプット物を
出せるように教育してほしい、というご依頼をいただきました。

これ、かなりやりがいあります。

まずもって、
できなかったことが、できるようになる っていうことが大好き。
本人の努力でしかなし得ない、
誰も奪うことができない、賜だと思う。

編集という仕事は、畑違いの人にはその概要がわかりにくいんだけど、
企画を考えたりラフを引いたり、記事を完成させるまでのプロセスを
流暢にこなせるようになるのって結構大変なんです。

でも、できるようになると、すごく楽しい。

だから、自分以外の誰かが、その楽しさを経験できるようにお手伝いするという
立場を与えてもらったこと、できなかった人ができるようになるまでの
道のりを、一緒に歩けるということに、とてもワクワクしています。

やぱり「伝え教える旅館の女将なのかも」なんて思ったり。

がんばるよ。






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