地球族日記

ものかきサーファー浅倉彩の日記

2011年をR水素的に振り返る。その2

2012年01月14日 | お仕事日記
2011年早々に、future now!な出来事が、現実のものとなります。

まず、HONDAが埼玉県にソーラー水素ステーションの建設計画を発表。

http://www.honda.co.jp/news/2011/4110420.html


これ、日本で初めて、国(環境省)とローカルガバメント(埼玉県)と営利企業(HONDA)が
手を組んで、

「R水素」

をやります、と。


もう一度言います。


「R水素」を。


やります、と。


宣言したってことなんですよ。


ちなみにこれはね、国(資源エネルギー庁)がこれまで推進してきた、

Rじゃない、つまり、従来の化石燃料社会と何ら変わらない

石油ガス利権主導の水素技術開発(例えばエネファーム)とは

一線を画すものなんです。

HONDAって、そういうとこあるんですよね。

まさに、Power of Dreamsなんですよ。

やばい。泣きそうになってきた。



このニュース。私、追いかけました。

幸いにも、HONDAさんとはgeinの勉強会で理事のYOSHが
クロストークをさせていただいたつながりで、ご縁があったので、
即、電話。

ちなみに、ご担当の方、伊達男なんですよ。イケメンとかいう軽い感じじゃなくて、
伊達男っていうのがぴったりな、しぶーい感じ。声も侘び寂びの効いたテノールで、
なめらかなでメリハリのきいた語り口。
ラジオのパーソナリティなんかいけるんじゃないかと思うような方です。
(おっと、脱線)

しかし、「計画を発表したけど契約が終わるまでは詳しいことはお話できない」と。

いうことだったので、その後1ヶ月に1度ぐらい、

あんまりしつこくてもいけないから、
電話をして、まだ契約が終わらない。。。。というのを待ちに待って、

ようやく、2011年の12月に、取材をすることができました。

お話の内容、すばらしかった。

日本をここまで何不自由なく快適に愉快に暮らせる国(お金さえあれば)に押し上げてきた
自動車産業界を、フロンティアスピリットで牽引してきたHONDAの魂を感じました。
社員の方の、勤勉で地道でマジメな人となりにも、感銘を受けました。
こういう方が、コツコツと、技術を育て、法規制を改正してきてくれたからこそ、

当たり前のようにみんながクルマを乗り回す生活を送れているんだと。

もうこれは、車を使って生活してる人は全員知るべきです。

エコな農的田舎暮らしこそ、車がないと成り立たないからね。

当然、トラック流通網に食のすべてを頼る東京暮らしもね。

大企業に対して「心から素晴らしい」と思ったのは、初めてかもしれない。

こんな話が聞けて、R水素やっててよかったと、心から思いました。


とまあ、私は別にHONDAの回し者ではないので、(ファンにはなりましたが)
礼賛はこれぐらいにしておいて、さっさとそのHONDAの原稿を書きます。

その2はここまで。