決断というトピックについて書いてきたが、今日また決断ということについて新たな発想を得た。
それは、自分の人生について決断を下し、それに基づいた行動を取ることこそが人生の醍醐味であり、それによって人は生きているリアリティを得られるのではないかということだ。
自分の人生について人に決断を丸投げしてしまうと、他のどんな刺激があったとしてもリアリティは薄くなる。
前に、自らが属する国や地方公共団体の政治やあり方について自分が何らかの形で参加していると思っている人ほど幸福感があるというようなアンケートを見たことがある。
これは、自分が所属する集団ないしコミュニティのあり方について決めることは、自分の人生を決定することに間接的につながっているため、そういうことになったのだと思う。
人は、自分のことを自分で決めるということがどれほど大きなことなのかを自覚しなければならないと思う。
人はついつい楽をしたがる生き物であり、この作業から逃げてしまうことがままある。しかしそれをした途端に、生きているリアリティから切り離され、自分が生きているのか死んでいるのか分からないような精神状態になってしまうということを常に警戒すべきである。
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