人は、決断から逃げたり、あるいは他の人に決断をゆだねているうちはなかなか成長できない。
なぜなら、自分で決断し、それに従った行動をした結果を見てフィードバックする作業なしに人は成長しないからだ。
これは自立的に学習するプログラムのことを考えればあからさまな話だ。
こういうプログラムは、入力に対する結果をフィードバックすることによって入力を修整していくものだ。
つまり、何かを入力して、それによって良い結果が得られればその入力は正しいということになり、間違った結果となれば、その入力は正しくないということを学習して次からは別の決定をし、入力する。
人間の脳もそれとまったく同じプロセスにより成長していく。
何かを決定して、それに沿った行動を取ることによって得られた結果をフィードバックすることによって、その決定の正誤を判断することができ、成長していくのである。
だから、決断をしなかったり、あるいは自分で決断をしないで他の人に決断を委ねることというのは、すなわち自らの成長の機会を放棄することになるのだ。
楽をしようとか思って自分で決断をしないでいると、人生において最も大切な、自分の成長の機会を放棄することになり、結局それ自体で大きな損失であることを認識しなければならない。
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