最近とってもよく思うのは、どうして人間、忙しいときは際限なく忙しくなり、ヒマなときは途方もなくヒマになるのかということ。
なかなか、ちょうど良いところに収まりにくいわけです。
その理由をいくつか考えてみました。
①忙しそうにしてると、商売繁盛に見えて、それでどんどん人が来る。
一方、ヒマそうにしてると人気がないのかと思われて人が余計来なくなる(お店を選ぶとき、混んでる店を選びますよね。)
②忙しいときは何でも焦点を絞るようになってむしろ仕事の質が上がり、回転が良くなってくる。ヒマなときは、だらだらと余計なことを沢山してしまい、むしろ仕事が冗漫になりがち。
③忙しくなると、忙しいのが当たり前になり、ついついどんどん仕事を入れてしまう。ヒマなときは、ヒマなのが当たり前になるから、仕事はゆっくり
ペースになるようにスケジュールしがちである。
こんな感じでしょうか。他に何かあります?
そういえば、ある元社長が、セミナー(DVD)の中で、「ヒマにしてたときの方が儲かってた。忙しく働くようになってから会社が傾いた。」という話をしてました。忙しいのが必ずしもいいことではないという、ある意味逆説的な面もあるんですね。
本格的にクリエイティブな仕事をするには、超ヒマな時期、いわば「浪人時代」とでもいいましょうか、それを経ることが結構重要なんではないかと最近思います。
もちろん、それも、ずっとそうではダメで、忙しい時期ももちろん必要です。
結局、その人それぞれの事情によって、忙しくしていた方がいいときと、超ヒマな時間があった方がいい場合があるわけです。
が、願わくば、この2つの極端が、一日の中にビルトインできればとっても快適なのではないかと思うわけです。
そしてそれは、ちゃんと意識してやらないとなかなか難しい、ということですね。