人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

100%手締めで34年の継続 タイヤ専門店イマージン!

2023年06月26日 | タイヤビジネス

気が付けば 

長くタイヤ小売店をやらせていただいています。

ありがたいことです。

世の中が変化していく中で 継続は力なり、と聞きます。

その力とは一体なんぞや? と・・・・・・・・。

 

ひとつは手を抜かない事だと信じます。

タイヤ屋として 

タイヤを車体から取り外し 

最後に車体に取り付けする、運びになるのですが

車体から取り外す段階では インパクトレンチというエアーツールを用います。

ナットは固く締まっているので

インパクトレンチを使用し

作業する人の身体に過度な負担を掛けることは軽減されます。

逆に 車体に取り付けする時は 

インパクトレンチは一切使わず

クロスレンチで仮締めして トルクレンチで本締めを行うスタイルを貫ています。

 

カーディラーさんでも 

締め付けもインパクトレンチを使用されている所も多いようですが

タイヤ専門店イマージンは 開業以来ずっと手締めを守っています。

手で締めるのは誰でもできますが 

誰でもできることを34年継続してきたことは 

私たちの良心であり真心であり誇りでもあります。

 

今の機械はトルクの調整もしっかりされているので問題はありませんよ、

それに早く作業が出来ます。 とは 聞きますが・・・・・・・・・・・。

手打ちそばではありませんが 手締め100%に対するお客様の信頼は抜群なのです。

 

最近 インプレッサWBSにお乗りのK様がタイヤ購入交換にご来店の時

さあタイヤを取り外す段階で ナットが嚙みこんでいる事象が発覚しました。

それも1本のホイールに2本のナットが噛みこんでいる状況です。

スバル車は ハブボルトが12×1.25のピッチの狭いものを使用するため

何度も締めたり外したりするうちに 

ねじ山が伸びてナットのねじ山と篏合が悪くなり かなり噛みこみが発生するのです。

全て手締めなら お客様に締めすぎと疑われることもまずありません。

もしインパクトレンチで締めこんでいるなら 

「締めすぎ」として 当店のお落ち度と指摘されても反論できません。

また 時々インパクトレンチを使用している場合でも 疑われるのは仕方ありません。

100%取り付けは手締めで行っているなら それはもう間違いのない作業となるわけです。

(但し 締め忘れという可能性はあります。)

 

お客様から信頼を寄せていただくには 

いついかなる状況でもキチンと締め付けていることを ご理解いことに尽きます。

手で締めると言う当たり前を 

当たり前ではない長い期間(34年)続けてこれたこと

まさに愚直な行為です。

 

ある時 電動インパクトが売れていますからどうですか?というお誘いもありました。

テストで使ってみると確かに便利です。

しかし お断りしちゃいました。

結構な金額(約4万円)だったのと 

少しの楽を取るか 

手締め100%の安心を取るかの比較で

後者を選ぶのが専門店気質と思ったからです。

 

額に汗する尊さを忘れて楽に走ると 碌な目に合わないことを知っている昭和人です。

若い世代の感覚には理解できないかもしれませんね。

ありがたいことです。

コメント
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