人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

点と線と面 結んで流れに厚みを加えて洞察する!

2021年05月28日 | 経営

私の少年時代 遊び場は近所の山か川でした。

ハエ・ウグイは簡単に釣れるのに 

渓流の女王と呼ばれる美しいアマゴは全然釣ることが出来ません。

それは釣れるポイントを全く知らないからであり

そのポイントへ餌を送り込む技が必要で

さらに流れの低層か中層にいるのか 

見えない川の中を想像しながら 何度も経験を積む以外ありません。

そうした結果 

釣れなかったアマゴが釣れるようになり

見えなかった川の中が見えるようになったのです。

まぐれで釣れたアマゴが 腕で釣れるようになって鼻高々になったのです。

しかし 時期によって全く釣れない時があるにもかかわらず

ある人はいつものように釣ってくるのです。

鼻高の天狗になっていた私は 降参して教えを聞きに行きました。

「師曰く アマゴはある時期から水面を流れる虫にしか興味を示さなくなる。」

それを聞いて目から鱗が落ちました! 

ミミズやキンパク・ヒラタではなく 水面を流れるカゲロウがえさになる!

アマゴ釣りは奥が深い。  

 

それは後日 会社経営に大きな示唆を与えてくれました。

 


ハエトリソウ アリをはさむタイミングは?

 

 

タイミングを見極めるのはとっても難しい!

経営とはまさにそのタイミングであり

その下した決断の結果は 後日の検証によって判断されるものです。

 

当社には 昨年退社した社員が3人います。

それぞれの事情があり 

それぞれの考え方があり 

そのすれ違いが修復不可能になってお別れをした次第です。

大事な社員さんばかりです 

才能・能力もありそれぞれ優秀な人材ですから 

退社を受け入れる立場としては辛いし悲しいし 

自分の人徳に無さを感じずにはいられませんでした。

でも嘆いてばかりして居れません、

戦力ダウンを補い増員に踏み切るか 

残った人員でそれまで行っていた仕事を引き受けるしかありません。

 

それから1年が経ってその検証が出来るようになりました。

社員が辞めた結果どうなったの?

それを一番知りただがるのは融資を受けている銀行さんです。

そしてそれは決算書として現れる数字を持って判断されるものです。

期末は6月末 決算書の出来上がりは8月中旬です。

決算が出てから銀行さんが当社を分析していては 

8月に必要な資金調達が間に合いません。

「イマージンさん何とか応援したいけど決算書の分析が出来ていないので」

正確性と手続きが重要なのが銀行さんですからね。

決算書待っていては融資判断は遅れてしまうので 

数字を先取りして決算予想を示しておく必要があります、

 

社長の仕事の大部分は銀行さんに向いています。

タイヤ屋のオヤジとしてはお客様に向きながら 

社長業はほぼ銀行といっても良いでしょう。

何せタイヤ屋のくせに第2創業と称して 

キーパープロショップ専門店に踏み出して10周年

その間 岐阜店・せき店・しま店と出店して 

設備融資は1億円を超えています。

運転資金を含めると1億4千万の借金が負債に計上されています。

それに対して資産の現金は期末で2千万円あるかどうかです。

10年間の累積収支と

3人が辞めた会社の単年度収支は 気になるところでしょう!

 

これを見れば会社の10年が一目瞭然! 但し見る側に興味なければ猫に小判

銀行さんが欲しがる情報がすべてわかります。

これを提出すれば あとは決算書で正確さを確認するだけ 

お陰様で資金調達も楽々と行けば…………行くかも!

この機会に 

公開している点データから取り出す方法を教えて 

流れと厚みが見える作業を取得してもらい

10年間の「見える化」を進めています。

つまり川の中の見方を教えて 銀行へ提出する資料を作ってもらいます。

経営仕事の割り振りです、みんなで分担して経営を進める始まりです。

 

これで社長の仕事が減らせる?かもしれません。

ありがたいことです。

 

コメント
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