人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

タイヤの売れ方を分析すると!

2016年08月11日 | 戦略
タイヤ業界にはJATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)という団体があります。
タイヤの生産や販売 消費や貿易などを調査・統計・研究を行い
公表されるデータによって 私たちは
過去の実績や未来の予測を知ることが出来ます。

マクロな動向は案外容易に知ることが出来ます。
一方で一番身近な自分のお店のデータと全てがリンクするかと言えば
そうではありません、大きな差異が出る場合もあります。

例えばJATMAデータはメーカー出荷をもって販売数として公表しますが
スタッドレスタイヤの限ればメーカーからの出荷は
9月10月11月の最大値を形成します。
しかし ミクロな販売店は12月の取り付け時をもって
販売数量に計上しますから
公表数値とのズレを感じるのです。


メーカーさんは冬のかなり前にスタッドレスが出荷されると
売れた売れたとなるのですが 実際はディラーの倉庫や
販売店の倉庫に収まっているだけで 
末端の販売店ではまだ冬の商戦も始まっていないのが実情なんです。
だから仕込みに関しては
販売店の皮膚感覚で
商売を切り盛りすることが大切で
メーカーさんの言う「売れています」という
JATMAデータは根拠に乏しいと言えます。 
人の話より自分自身の予測を大切にすべきです。

                                         

業界のデータは大切にしつつも 
やはり独自の観点をもたねば 
スモールタイヤ商売で生き残るのは厳しいです。

弱者はスキマを探して 
最小の努力で最大の成果を求めます。
最大の努力で最少の成果では 
すぐ淘汰され即死です。

そこで独自の年間販売予測をたてることからスタートします。
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月の
売れ行きリズム予測プログラムをインストールします。

最初のピックアップは50:50の夏冬比率です。
岐阜地区は準降雪地区 そのジャトマデータを読みぬくと
この数値が顕われます、ここ数年この数値に近づく傾向です。

なぜか? 消費者がシビアになりつつあり 本当に必要がなければ購入しない。
この仮説を裏付けたのは2015~2016冬の暖冬です。
ジャトマデータでは確かに出荷していましたが
実売は7掛けとも8掛けともいわれました。
「暖冬は夏冬比率を50:50に近づける。」

ココが私の読みの核心部です。
スタッドレスタイヤの販売本数は11月と12月の2カ月で
年間販売本数の半分を占めます。

残りの半分夏タイヤの売れ行きはどうか?
すると3月4月で半分の半分 すなわち25%を販売します。

これで全販売数の75%を4カ月で販売するのがタ
イヤ専門店の特徴として浮かび上がってきました。
1月2月5月6月7月8月9月10月の8か月で売れる本数は25%です。
全体の販売数を1万本とするなら2500本を8か月で売ることとなり
この時期の平均販売数は312.5本という数値が導き出せます。
1年間で1万本売る店の 
非繁忙期の平均販売数は312.5本 
1日当たり12.5本にすぎません。


タイヤ専門店を数値で分析すると
冬季繁忙期(11.12)で50%
春季繁忙期(3.4)で25%
残りの8か月で25%
50:25:25の比率分布がタイヤ専門店の年間波動です。
その波動は心臓の脈動波形と同じです、
ドンと来てパコと来て後はなだらかに8か月~。


ここまで読み解くと簡単です 
非繁忙期に人をスライドさせることで対処できるからです
どこへスライドさせるかはもうお分かりでしょ!
車美容業のキーパープロショップへ
DFの攻撃参加という作戦が取れるようになりました。


無駄のない経営は
FWの車美容業と
DFのスモールタイヤ商売のハイブリットによって実現します。


全てはタイヤ販売の年間波動を知ることです、
これは私たちの努力でなく
世間様・お客様の動向そのものです、
「お客様の動きを知る 自分たちの活動を知る 百戦危うからず」
孫子の教えが活きます!



イマージンのHPです。






タイヤ専門店イマージンのHPです。





まいぷれ岐阜のキーパープロショップのページです。

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