人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

タイヤへの不信感とショップへの信頼感!

2014年03月07日 | タイヤビジネス
梅が咲き 寒さのぶり返しとはいえ
日が暮れるのが遅くなって いたるところに春の兆しを感じます。
卒業・入学という節目の時もやってきました。
私の兄弟の家庭も長男が中学を卒業し高校に進学します。
記憶の中でまだ子供と思っていた甥っ子も
いつの間にか昔の元服を迎えるまで成長しました。
自分はその分確実に老いの道を進み 大自然の循環サイクルの流れに乗っています。


さてさて商売の現場では 春のタイヤ交換需要期が到来し忙しくなってきました。
スタッドレス需要期から1月2月の端境期が過ぎて
夏タイヤへの履き替えに伴うタイヤ需要期です。
特に今年は消費税の増税を控えていますので
お客様からの注文もかなりの量にのぼっています。
ありがたいことです。


新品のスタッドレスタイヤに交換したら走行音タイヤノイズがひどくて
社内で会話も満足に出来ない どうなっているのか?
というようなお叱りを頂戴しました。
装着したのはY社のSUV用スタッドレスで車種はスバルフォレスターです。
電話でのお叱りでしたので聞くだけに徹していましたが
「タイヤ」に原因があると決め付けられた話でした。
そこでまず年式と走行キロを確認しました。
すると製造後12年ぐらいたった車で オドメーターも10万キロを突破しているとのこと。
お客様にしたらそのタイヤを装着したとたんにノイズが気になりだしたので
「タイヤ犯人説」は当然です。
しかし・・・・・・・。

そこで一つの記憶が浮かび上がってきました。
私がレガシーに乗っていたとき ブリジストンから新発売になった
楽ドラをうたい文句にしたプレイズというタイヤを新品装着したら
やはりノイズが気になり メーカーの営業所に文句を言った覚えがありました。
でもどうもおかしい タイヤを交換したからタイヤを犯人扱いしているけれど
「ひょつとしたらベアリングの磨耗かもしれないな
すでに10万キロも走っているしこのさい交換しよう」ということで
ハブベアリングの交換をしたらノイズは解消しました。
ようするにタイヤの走行音が静かになったから ベアリングノイズが
各段に協調されて耳障りな音として響いていたわけです。


そのことをお客様に告げて電話を切ったのですが・・・・・。
お客様の不信感はたくさん伝わってきました~。


それからしばらくしてそのお客様が別の用事で来店されましたが
ノイズの話はでません、不信に思って尋ねると
「実はベアリングを交換したら音はしなくなった タイヤが犯人と思っていたが
すまん。」と仰せになられました。


自分がスバル車で同じ体験をしているので 
今回のケースは無事解決を見ましたが 
タイヤを交換した→新品なのにノイズがひどい→タイヤが犯人→ミスアドバイスで音のうるさいタイヤを販売した。
という不信感が 逆に信頼感に変わった出来事でした。
因果関係はけっこう複合したカモフラージュをしています、
タイヤを交換する前は ハブのノイズと タイヤのノイズが互いに打ち消し合っていたのが
それほど気にならかった原因かもしてません。
新品タイヤ交換後すぐに気になるノイズはハブベアリングの劣化を疑ってみる必要があります。





今日も一台の車がタイヤノイズがひどくてストレスが溜まるといって交換中です。
このケースは大口径ホイールにアジアンタイヤのスポーツタイヤを装着されたもので
車格にふさわしくないタイヤを選択されたミスチョイスです。
圧倒的に価格の安いアジアンタイヤを選択して装着すると
「安物買いの銭失い」といこともありえます。

走行キロが10万を越えている場合 ベアリング犯人説をとってみることも必要です。
コメント
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