吉幾三
素潜り上手の「カンムリカイツブリ」(冬羽)が今年も飛来して来ました。
2019・11・16 撮影地:松江市西川津町
~カワラヒワ・アトリ・ハシボソカラス群れて飛ぶ~
昨日は、行く先々で群れて飛ぶ野鳥によく出会う一日でした。 刈り入れの終わった田んぼ脇の道を行くと、最初に出会ったのが「カワラヒワ」の群が、田んぼの中から飛び立ちました。 少し離れた所に舞い降りて餌を啄みつつ、少しずつ移動して行きます。 時には枯れ木に花が咲いたように木の枝に留まり、近くの電線にも横一列に、夥しい数のカワラヒワが留まります。 最初は、てっきり「カワラヒワ」だけの群れだと思っていましたが、良く見るとカワラヒワとアトリの混群であると分かりました。 どちらも日本には、冬鳥として飛来し、数百、数千、時には数万羽の同調飛来が見られるそうです。 今日の群れは数百羽と云うと。 「鳥」は飛ぶものですが。。。だからこそ飛ぶ姿は美しく、時には壮観でさえあるのです。 TV等でも数万の鳥やバッタなどが飛ぶところを見せますが、よくもまあ、ぶつかりらないものだと思うのです。
さて、ここで一つの疑問が。。。野鳥の大群が互いにぶつかり合うことも無く飛べるのは何故?でしょう。 野鳥のほかにも蝙蝠(コウモリ)、バッタなどでも良く見られるのですが、コウモリは超音波を出して相手との距離関係を測るようですが、野鳥については日本や欧米の、多くの研究機関の実験的検証によると
鳥が一方向に、また相互に行き交う際にぶつからないのは ①それぞれ必ず右に寄って、衝突を回避する。 ②また、ある一定の距離に、他の鳥が来ない様に間隔を保って飛ぶ。 等の事が解明されている様ですが、何分にも1億5000万年の進化の過程で身に付けたものであり、その多くは未解明の様です。
「ミサゴ」
先日、ハマシギの群れを撮った際、同じ河口付近に居た「ミサゴ」が運良く撮れました。 このミサゴは、宍道湖に注ぐ小川に遡上する、小魚を狙って棲むみ着いている様です。(前にも撮った!)
ミサゴは猛禽類ですが、主として魚を捕食することから「魚鷹:うおたか」の異名があり、古来より「魚獲り鷹」とも記されている鳥で、食性は肉食性の鳥です。(魚類の他に、鳥類・爬虫類なども食べます。) 冬季は西日本でよく見られる鳥ですが、近年やや生息数が減少ているのが、気掛かりな所です。 そう言えば過去数回この場所で見ていますが、一度もつがいで見たことがありません。
冠羽が逆立がち、精悍な面構えをしています。
カメラが気掛かりなのか、 ちらちらとこちらを見ていましたが、飛び発ちました。
アンジェラ・アキ:手紙(15の君へ)
将来、グラミー賞を取るような歌手になる為、米国に音楽の基礎を学びたいと渡米したアンジェラ・アキ、その後、どうしているのでしょうね。
カワセミの撮影に失敗した直後、「ハマシギ」の群れに遭遇
何時も鳥見に行く秋鹿道の駅周辺の河口では、何らかの鳥が撮れるので今日も出掛けて見ました。 これまで何回も失敗している「カワセミ」。 今回も見付けたものの、直ぐに気付かれて逃げてしまいました。(とても敏感な鳥です。) その直後に宍道湖に突き出した対岸の消波提を良く見ると、確かに何かチドリの様な小さな鳥がいる。(あまりにも距離が遠くて識別出来ず。)
マガモと一緒に消波提の上に、たくさんの群れが休んでいるのが見えます。
でもって、近付いて撮る為、幅約50cmほどの消波提の上をおっかなびっくり、そろりそろりと距離を縮めてこちらの消波提の先端から撮ったのが、貴重な以下のショットです。 結果、この群れの正体は冬羽「ハマシギ」ではないでしょうか?
ザッと見て300羽は居たと思われます。 じっくり観察すれば一斉に飛び発つ壮観なショットも撮れたのでしょうが、なんせ足元が危うくて。。。
ハマシギ
干潟や砂浜、河口、水田等に生息し。 数万羽に及ぶ大群を作る習性がある様です。(群れ相互の往来はない様です。) 大群が一斉に同調して飛ぶ様は「壮観」そのものの様ですが、残念! 本当はこれが撮りたかった。
他のシギ類同様肉食性で、地上で貝、甲殻類、ゴカイなどを捕食する様ですので、この周辺の河口、砂浜は格好の餌場なのでしょう。
ウグイス
春の繁殖期には、雄は♪ホ~ホケキョ:法・法華経~♪囀り、この時期は(秋・冬)は、山里に出て来て藪やカヤなどの草むらで、♪チャッ チャッ♪と鳴きながら、移動して行きます。 ウグイスは古から、最も親しまれて来た野鳥ですが、声はすれども、容易に見付ける事は出来ません。 むしろ移動速度の遅い今が見付け易いのかもしれません。 この日は、熟した柿の実をメジロ・ヒヨドリ・エナガと、オールスタ総出で啄んでいました。。。ので、比較的容易に撮れました。
都会地では、この吊るし柿(干し柿)用の高価な柿の実を、スーパー等で買って来て、干し柿を作るのに、田舎で自家用に作っている柿の実は、ほとんど取らず 取らずに鳥の餌になっているのだ。
勿体ない!
↓ メジロ君が、参戦です。(これは、おまけです。)
つづく。。。。
昨日は早朝に自宅を出て、約300キロ離れた県境の街に四十九日の法要(長男の嫁の父)に行って来ました。 途中で立ち寄った小さな湖(出雲市・神西湖)の近くのコンビニ辺りで東の空に朝陽が昇り始めて来ました。 水に写る朝陽が綺麗だったので写真を写して置きました。 「ミサゴ」が杭の先にとまっています。
300キロを走破して、やっと法要の営まれる地、「益田市」に着いたのが午前10時少し前でした。 故人は八十二歳の生涯を、この海で専業漁師を貫き通し、三人の子供を育て上げたのでした。 法要に参列する前に、その魚港に行って見ました 。
波穏やかな今日の海、何事も無かったかの様に、今日も沖合では漁船が 操業していました。
沖合い12㎞(三里)の浮かぶ島「高 島」の辺りまで、毎日漁に出掛けていました。 息子曰く、「寡黙で漁が生涯の趣味」と、言わしめる程、海の好きな故人だった様です。(この高島は、昭和40年代初頭まで人が住んでいましたが、今は無人島です。)
よく晴れた空には、「ミサゴ」が一羽飛んでいます。 それにしてもミサゴによく出会う一日です。 魚が好きなところからも、故人の生まれ変わりかもしれません。。。。等と思いつつ写真を数枚撮りました。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/6d/2ebb6e43b1392364e683106135150dac.jpg)
陽射しも柔らかな初冬の一日。 公園での一コマ、今日は自分から探鳥するのではなく、公園のベンチにドッカと腰掛け、のんびりとコーヒーなどを飲んでいたのである。 すると、人慣れした一羽の「キジバト」が、公園の遊具の下に出来た、水田溜まりに何処からとなく飛んで来て、しばらく水浴びをしていたが、また何処かへ帰って行ったのだった。
入れ替わりに、公園に現れたのは「ハシボソカラス」が一羽、公園に落ちていた何やら、ボーナス袋の様な封筒を咥えている。
頭のいいカラスであるが、封筒を開けようとしても、なかなか開かないのであった。 しかしカラスは決して諦めないのであった。 カメラに気付くと、一旦橋の欄干に飛び乗り、再び封筒を開けようとするのだが。。。開かない。。。しばらくすると封筒を咥えたまま、何処かへ飛び去って行ったのである