今年最後のバラの花、「エレーヌ・ジュグラリス」の花が咲きました。 庭で大きな蕾を二つだけ着けていましたが、この寒さでは咲きそうもないことから、部屋に取り込んでやると、一週間ほどでこんなに大輪の花が。。。。。 このバラの花の名は、今から100年程も前に活躍した、フランス(パリ)の舞踊家の名を冠しています。 その「エレーヌ・ジュグラリス」は、西洋の舞踊にあき足らず、もっと優美なもの・叙情的なものを追求した結果、これこそ「舞踊芸術の極致」として、たどりついたのが日本の「能」であったそうです。 エレーヌの情熱を傾けた羽衣伝説に基づく、「羽衣」の公演は大成功を収めましたが、彼女はその公演中、「羽衣」の衣装をまとったまま舞台で倒れ病院へ運ばれ、その2年後に、エレーヌは35歳という若さでこの世を去りました。 エレーヌが最期まで憧れを抱き続けていたのが、能『羽衣』の舞台、静岡県の三保松原でした。 エレーヌのご主人は、昭和20年代に妻の意志と遺髪を携えて、この地を訪れたのです。 そんなことから地元では『エレーヌの記念碑』を建立の運動が起こり、その後毎年、記念碑のあるこの地で、神無月(旧暦10月~この出雲の地に八百万の神が集う:神在月)の中頃、羽衣伝説発祥の地・世界文化遺産「三保松原」に特設能舞台を施し、能「羽衣」などを演じられていると聞きます。 フランス・パリで能「羽衣」の公演に力を注ぎ、ついに三保の地を訪れることなく夭折した「エレーヌ・ジュグラリス夫人」に捧げるものだと聞きます。先般、縁あって三島市にお邪魔した際に、時間があれば三保の松原を訪ねて見たかったのですが、時間がなくまたいつの日にか、訪ねて見たいと思っています。
シューベルト:アヴェマリア:マラア・カラス
麗しいです。舞踏かさんの
切ない嬉しい物語・・日本人として光栄です♪
羽衣、エヴァさんの35歳で最後とは
若すぎる・・。切ないです。・
彼岸で羽衣を存分におどっておられるかも
しれませんね。^^そうおもうとすこし寂しさが
まぎれます。
ご主人が代わって美保松原を訪ねるられたのは、とても良かったと思います。