さくらいりょうこ:風の谷のナウシカ
さくらいりょうこ:海の声
オカリナ・フルート奏者である、さくらいりょうこと言うアーティストのことを昨日知った。 幼い頃、「現代医学では治ることが無い」と言われる、難病クローン病に罹り、日常的な激痛と、幾度も死の淵をさまよいなが、常に希望を失うことなく(この原点は、小学校の担任の先生の「人より少しだけ上手にできる事、人より少しだけ好きなことがあったら、ええねんで~」と言われた言葉なのだそうである。)、その後、音大を出てフルート奏者としての登竜門である、外国での音楽留学が決まっていたのだが。。。そんな矢先、三度、四度の病状の悪化に見まわれて断念、次第に追い詰められて行く中で、一時は死ぬことも考えたそうである。 しかし彼女は、これまで触れ合ってきた人々や同病の友からの、一つ一つの言葉に支えられて、希望を捨てることなく国内での音楽の勉強に取り組み、そんな中で都内のクローン病専門医との出会いもあって、以前よりはQOLも高まり(完治することはないのだが)、現在は音楽教室や講演、演奏活動に取り組まれているそうである。 本来はフルート演奏が目指すところであったのだが、演奏活動を通じてオカリナとの出会いもあって、これにも力を入れておられる様だ。 フルートの世界的奏者への道は閉ざされた訳ではなく、今まさにそのための練習を、日本でやっていると言う事であろうと思う。 今日も多くの人々に感動を届けている。