タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

♪映画「アウトロー」を観た。(トム・クルーズ主演)

2015-02-10 | その他

映画「アウトロー」のトム・クルーズ

今から約30年も前に制作された、トム・クルーズ主演の映画「トップガン」を

放映していたので、丁度レンタルしてきていた「アウトロー」と、二作続けて

観た。

「トップ・ガン」は、米海軍戦闘機兵器学校で学ぶ、パイロットたちの青春群

像を描いた映画、トム・クルーズも20代半ばと若く、ナイスガイで溌剌とした

好感の持てるパイッロットを、好演している。

この映画の大ヒットは、無名のトム・クルーズを一気に大スターダムの座

に押し上げた、出世作となった。

 

ここに取り上げた「アウトロー」は、2年ほど前に公開されたちょっと古い映

画だが、ー・チャイルド原作(イギリス)のハードボイルド小説を、映画化し

たアクション映画である。(トム・クルーズは現在52歳とか、20代半ばのト

ップガン当時と比べれば、さすがに今昔の感がある。)

(あらすじ)

ピッツバーグ近郊、白昼公然と無作為に6発の銃弾が発射され、5人が殺

害される事件が起こる。

警察の捜査が一気に進み、僅か1時間後には容疑者として元軍人のスナ

イパー(狙撃手)、ジェームズ・バーが逮捕されるが、殺人容疑を否認し、そ

して彼が、かつて軍最も恐れていた男、ジャック・リーチャー(トム・クルー

ズ)へ連絡をとる様にと要求する。

リーチャーは元米軍の「秘密捜査官」で、今は自由気ままなと放浪の旅を

続ける一匹狼。

彼は、真実のみを追求し、正義のためには手段を選ばず、事件に立ち向

かう男である。

容疑者のバーは、刑務所へ護送車の中で、他の囚人たちに襲われ意識不

明の状となってしまう。

そんな中、突然警察にジャック・リーチャーが自分の方から訪れ、「かつて

は凄腕ののスナイパーである、容疑者バーが標的を外す訳がない」と指

摘する。

何かがおかしいという次第に確信を持ち始めたリーチャーは、一見単純な

この事件の背後に、危険な陰謀の臭いをかぎ取るのだったが・・・真相を暴

くべくバーの弁護士と連携しながら、行動を開始する~(出典:シネマトゥデイ)

とかく
原作を元に制作された映画であっても、脚本段階で興行的な観点か

ら、原作の持ち味が失われてしまい、がらりと変わった出来上

りとなるることが多いものだ。

しかし、この映画については、作者自身「原作本質など、たいへん色濃く

反映された出来である。」と、絶賛した作品とか

序・中盤の陰謀の謎解き部分(過程)の展開は、観るものに息をつか

ず、一気に映画の中に引き込んで行く。

トムクルーズ、本来のアクション映画としては、少し抑制の効いた素手に

よる軍隊仕込みの格闘技を駆使した、格闘のプロの強さをいかんなく見

せ付けるものとなっている

ただ、非現実的な昨今のアクション映画に慣れた、若いファンには、少し

物足りなく感じるかもしれない。

劇中の真犯人捜しの活動(捜査)は、勘や足を使った地味な活動(捜査)

が軸となっており、ある意味、より現実的な謎解きの展開であるのではない

かとの印象を受けた。

全体的には50歳(制作時)になった、トムクルーズの「渋さ」の滲む、アク

ション映画とでも言うべきか。

この映画、元々、大きな感動を期待するものではなく、とにかく観て楽し

んでもらえればいい、との意図のもとに制作された気がする。

映画の終盤で、射撃場オーナー役で登場する老人は、かつてアカデミー賞

主演男優賞を受賞した、名優・ロバート・デェヴァル、いぶし銀の様な、演技

と佇まいそのものが、キラリと光って、この映画を引き立てると共に、何かし

ら安堵感を醸し出しているのは、さすがである

また、容疑者の弁護士ヘレン役のロザムンド・パイクは、イギリス生まれで

オックスフォード大を出た秀才で、英・仏・独語が話せるとか、容姿端麗、頭

脳明晰な、弁護士役はお似合いと言えよう。

~貴方にとって、今日も良い一日でありますように~

プラターズで「ひき潮」  プラターズいいですよね。