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タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

「そそり立つ 奇岩をぬって のぼる龍」 立久恵峡

2014-11-24 | 風景

我が故郷、荒ぶる神「スサノオノミコト」が鎮まる須佐神社から、神戸川の

清流を約10キロ程も下った地に、名勝「立久恵峡谷」がある。

緑の森に紅葉が溶け合った風景の中に、空を突く様にそそり立つ奇岩、

まるで出雲神話に登場する「八岐大蛇:ヤマタノオロチ」が、この岩から岩

へと巻きつき、天を目がけて駆け昇ったのではなかろうか、と想わせるよ

うな風景である。

上流の吉栗の郷(吉栗山)からは、今でも、出雲大社の社殿御用材を運び

出す祭事が残っている。 

その昔、この川を用材を筏に組み、流し運んだものではないかと思わ

る。

立久恵峡谷は、たしかに神域の様な清々しい空気の流れている場所で

ある。

私の子供の頃には、川沿いに出雲市へと二両うほどの電車が走っていて、

立久恵峡を目印に、この奇岩が見えて来ると「もうすぐ出雲に着くぞ~」と、

ワクワク(子供心に、出雲は大都会様な気がしていた^^^)したものであ

る。

この景色、昔のまま何変わるところはないが、世の中は良くも悪くも、す

り変わってしまったものである。

~今日も良い一日であります様に~

ドリス・デーの「センチメンタル・ジャーニー」をどうぞ