(2014・7・3)
当地は朝から雨が強く降ったり止んだりのお天気、テレビでは九州地方の記録
的な豪雨の状況をしきりに報じている。
大きな被害が出なければいいがな~・・・と、思いつつ空模様が気になる。
幸い大した事もなく、午後は雨の止み間を待って散歩に出掛けてみた。
宍道湖に流れ込む小川の土手をしばらく歩いて行くと、河口付近の湿地に行き
着く。
そこは背丈ほどもある葦(あし)がびっしり 生い茂る葦原、ひと昔前までは湖岸
のどこにでも見られた風景だが、葦が少なってしまった今は貴重な風景だ。(葦
原を復元する活動も行われているのだが・・・)
まだ薄暗い明け方には、この葦原の間を縫うように、シジミ漁の川船が朝靄(も
や)を突いて漁に出していく。(とても幻想的な光景だ!)
こんな“水都・松江“らしい風景も時代とともに、だんだんと少なくなってきており
せめて絵にでも描き止めておこうと、スケッチブックを取り出してみた。
スケッチする傍らで、鴨かカイツブリなのだろうか?・・・小さな水鳥が水面にさ
ざ波を立てながら小魚を追っている。
時折、葦の葉蔭から、驚いたようにパタパタパタと羽音を立てて、水鳥が飛び
立って行く。
それ以外は、風もなく、音ひとつ聞こえない、ここだけに静寂の世界が広がっ
ているようだ。
ほんと長閑だな~・・・・・・こんな時こそ自然との共生を身近に感じる。
~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~
夕食後のミカの定位置、お父さんの膝の上で、食休み中