東京で高いものと云えば、「東京スカイツリー」の世界一の高さ(634米)ばかりが
話題を独占していますが、何か忘れていませんか。
東京タワーですよ。
我々、団塊前後世代にとって、当時(昭和33年)、世界一の高さを誇った電波塔、
「東京タワー(333米)」の登場は、鮮烈なデビューでした。
当時の最先端建築技術を結集して建設され、竣工の翌年の昭和34年から、NHK
や民放の放送を開始、東京のシンボル、観光名所として、これまで実に1億7000万
人台の、驚異的な来場者数を更新し続けてきています。
この間、戦後日本が経済成長を遂げていく過程で、日本の中枢都市、東京において、
多くの歴史を目撃し、国民に伝えてきた電波塔でもあります。
映画「オールウェイズ・三丁目の夕日」にある、あの時代背景を共に生きてきた郷愁が、
私の足を東京タワーに向かわせていました。
今は、超高層ビル群の勢いに押され気味ですが、オレンジ色と白色に塗り分けられた
鉄塔は、それだけで十分存在感を示し、夜のライトアップによって、一段と、輝きを放っ
ています。
東京タワーは、私の「永遠の心のヒーロー」です。