タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

潮かをる北の浜辺よ 砂山のかの浜薔薇(はまなす)よ 今年も咲けるや(啄木)

2015-04-25 | 植物

庭の片隅に、赤い綺麗な「ハマナス」の花が一輪咲きました。

春から夏にかけて、白い砂浜と青い海を背に咲く、「ハマナス」の色鮮やか

赤い花。

この花は、数年前島根半島の漁村で一株の苗を頂いて来て、棘を指に刺し

ながら、花畑の隅に、悪戦苦闘しながら植えて置いたものだが、浜のハマ

ナスの様に、毎年咲くことはないため、ついつい花が開いて気付くことが多

い。

残念ながら島根県は、ハマナスの自生南限域ギリギリに当たるために、僅

かに海辺の公園等で、改良種が育てられている程度で、普段あまり目にす

ることの出来ない花である。

この花は、浜(ハマ)に咲く、果実が梨(ナシ)の実に似ていることから、『ハ

マナス』と呼ばれる様になったそうである。

ハマナスは、「知床旅情」「宗谷岬」など多くの歌で、極寒の北の大地に咲

く、可憐な赤い花のイメージで唄われており、この花の良く似合うのは、群

生地の多い東北地方や北海道など北の地であろうと思う。

 「宗谷岬」 吉田弘・船村徹

  流氷融けて 春風吹いて
  ハマナス咲いて カモメも啼いて
  遥か沖ゆく 外国船の
  煙も嬉し 宗谷の岬
  流氷融けて 春風吹いて
  ハマナス揺れる 宗谷の岬

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

 


♪さいたさいたチューリップの花が~♪

2015-04-19 | 植物

さいたさいたチューリップの花が~

 さいたさいた チューリップの花が~

 ならんだならんだ 赤 白 黄色     

 どの花みても きれいだな~

いつも通る散歩道、、、道端の花畑には、色とりどりの花が咲き乱れ、まさ

に春極まれりの感がします。

中でも、真っ赤・真っ黄色・真っ白のチューリップの花の上を、心地よい春

の風が吹き渡って行きます。

こんな空間に身を置くと、自然にこんな歌を口ずさんでしまいます。

この歌は、1930年(S5)、東京都に住むおばあさん(女性の方)の作詞に

よるそうで、

どの花みても きれいだな~

の部分は、 「何事にも良いところが必ずあるものです。 とくに弱いものに

は目をくばりたい。との思いをこめました。」とか、時は第二次世界大戦へ

向けた助走が始まり、不安な世相、そんな時代にあって「みんなの良いとこ

ろを見詰めあおう、と言う気持ちをこの歌に託した。」と言うことです。

誰でも知っている「チューリップ歌」には、こんな思いが込められていたので

すね。

今を盛りに咲き誇る花々には、それぞれに深~い深~い花の歴史と、スト

ーリーが込められているのですね。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

 「そよ風と私」~ロバート・マックスウェル楽団

 


♪俯きがちに咲く、ラッパ水仙の花♪

2015-04-15 | 植物

 朝一番、玄関に出ると、プランターに咲く、華やかな装いの「水仙」の花が

に飛び込んできた。

この花は、通称、ラッパ水仙と呼んでいる中の一種だろうと思います。

なんせ観賞用の洋水仙は、とても種類が多く、正式な名前は分からない

が、春から初夏にかけて庭のあちこちで、春を彩ってくれてる花です。

妻が、大好きな香りの強い「和水仙」をはじめ、様々な種類の球根をどこか

らか頂いて来ては植え込んでいるから、その季節が来ると次から次へと咲

き出て来る。

~水仙とギリシャ神話の世界~

美少年ナルキッソスは、その美貌から様々な相手から言い寄られましたが、いつも冷たい態度を取り続けました。                                                    森のニンフ(山・川・森・谷に宿る精霊)のエーコーもナルキッソスに恋をしましたが、相手にして貰えず、屈辱と恋の悲しみから次第に衰弱し、ついに肉体を失くし、声だけの存在になってしまいました。                                                            復讐の女神・ネメシスは怒り、その呪いによって、ナルキッソスは、水面に映る自分の姿に恋をしてしまいます。しかし水面に映った姿は、ナルキッソスの思いに応えることは無く、その恋の苦しみに憔悴しきって死んでしまいました。                             そしてその水辺に俯きがちに咲く、水仙のそして、その体は水辺でうつむきがちに咲く、水仙の花に変わりました。                                                    だからスイセンは水辺であたかも自分の姿を覗き込むかのように咲くといわれます。

そう言えば、中国の古典では「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙という」に由来し、水辺で咲く姿を仙人にたとえたとか、ネットで調べると記されていました。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~


♪咲いて初めて気付く、可憐なムスカリの花♪

2015-04-14 | 植物

                                    ムスカリの花

地中海沿岸地方で生まれた青紫色も鮮やかな、ムスカリの花が咲いてい

毎年、春先に日差しが少しずつ暖かくなり始めた頃、殺風景だった南側の

庭先で、早春を彩る様に、「葡萄の房:ブドウヒアシンス」の様な可憐な花が

咲いていることに気付いたりする。

ギリシャ語の『ムスク』:ジャコウが、花名の由来の様、、、ジャコウの良い

香りを放てば、もっともっと自分を主張出来るのに、、、、俯き加減で恥ず

かしがり屋なのだろう。

毎年、同じ自然の繰り返し、、、「花暦」、捲って見て初めて気付く、不思議

な花ではある。

公園などに、青紫色の絨毯のように群生するのも良いが、庭先でポツリ、

ポツリと咲くのも、また良しである。

~今日も、良い一日であります様に~

 

   

 

 

 

 


♪紅白の斑入りの「椿の花」が咲きました♪

2015-03-25 | 植物

今、我が家の庭先で咲き誇っているている「斑入りの椿」、私はこの紅白の

椿の花を描くのが好きで、毎年の様に描いています。

赤と白のコントラストが素晴らしいからなのか、この色の取り合わせが、慶

事(お目出度い)につながる、やはり日本人の感性に合ったものなのでしょ

うか。

枝振りの良い3本だけ切り花にし、玄関先の好みの花器に、投げ入れて早

速、水彩とパステルを使って描いて見ました。

描いた後は、食卓の花として飾っています。

ただ椿の花は、花の日持ちが悪く、室内に入れると二日ほどで散ってしま

います。

でも庭先には、次から次へと咲き継ぎますので、しばらくは目の保養が出来

そうです。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

ジョアン・ジルベルト・アストラッド・ジルベルトのイパネマの娘


蘭の香に 一絃琴の 音じめ哉   (子 規)

2015-02-08 | 植物

 この時期になると居間の窓際で密やかに咲く蘭(ラン)の花、クリーム色に

少しピンクがかった可憐な花が、一房、二房、およそランと名の付く花は世

にあって、日本にだけでも200余種と数えると言う。

この花は、洋ランの一種だろうが、当然私には名前が分からない。

色とりどりで華やかな花の多い、ランの中でも、この花は極く極く、ありふれ

た感(地味)の花であるが、さり気なく咲く(?)ところ・・・これががまたい

い。

今日は、敬意を表してスケッチし置いた。

~貴方にとって、今日も良い一日でありますように~

 

「霧のサンフランシスコ」をジュリー・ロンドンで


~冬牡丹~

2015-01-09 | 植物

大根島(日本一の牡丹の産地)出身の、遠縁の方から暮れに「いつも孫を

可愛がってもらって・・・」と、の花の鉢植えを頂いた。

まだボタンの季節には早いが・・・これは「冬牡丹」と言う種類で、既に大きく

膨らんだ蕾が2個と、少し固い蕾が数個着いている。

正月の床の間にぴったりの豪華で目出度い花だ。

「夜は、お風呂場の蓋の上に置けば、暖かくて早く花が開くから・・・」と言う

であったが、残念ながら元旦にはちょっと間に合わなかった。

二日ほど前から、少し遅れて花が開き始めた。

新年早々、家で花の王様「牡丹の花」が愛でられるとは、今年は『春から縁

起が良いわい』何やら良いことがありそうな年の初めである。

~貴方にとって、今日も良い一日でありますように~

プラターズの「煙が目にしみる」


♪色付くサルトリイバラ(猿獲茨)の実♪

2014-12-08 | 植物

山裾の林道を歩いていると、雑木林に絡みついた「サルトリイバラ」の赤い実を、小鳥が啄んでいます。

名前の通りもう少し季節が進んで、すっかり赤い実が無くなった頃、不用意に林に入って行くと、棘を持ったイバラ

の蔓が張り巡らされていて、いつの間にか、身体を獲られて身動きできなくなってしまう事があります。

(由来・・・猿がイバラの中に、追い込まれ身動きできなくなる。)

しかし当地方では、これを「カタラ」と呼んで、昔から春先には、若葉を摘んで茹で「おひたし、あえもの、天ぷら」

して食べたり、西の地方(関西以西)では、田植の始まる5・6月頃、立派な葉を選んで摘み、カシワの葉と同じよう

にあんこ入り餅を包んで、「泥落とし(田植えが終わり)」と称して、食べる習慣があります。

小さい頃には、この葉に包んだ「カタラ団子(餅)」を食べるのが、田植時の子供達の楽しみの一つでもありました

 吉沢独陽

識らず知らずに 来は来てみたが

さるとりいばらの 赤い実が

ぽつりぽつりと あるばかり

遠い昔の おもいでに 

雑木林の細道の 空の深さよせつなさよ

 今日も良い一日であります様に

「長崎の鐘」を秋川雅史の歌でどうぞ


  胡蝶の舞

2014-11-28 | 植物

胡蝶蘭、先日UPしましたが、今回はパステルで表現して見ました。

下の画像は、胡蝶蘭の学名となった、ギリシャ神話の「愛と美と豊穣」の

女神・アフロディテの像です。

    女神・アフロディテの像

「イパネマノ娘」をジョアン・ジルベルト・アストラッド・ジルベルトの歌でどうぞ


蘭の香や 蝶の翅に たき物す (松尾芭蕉) 

2014-11-26 | 植物

 

一度は育ててみたいと思っていた、「胡蝶蘭」をお祝いに頂きました。

とても立派な花で、しっかりとした三本の茎に、30匹ほどの「胡蝶」が止ま

っています。

ちょうど今国政選挙を控えて、この胡蝶蘭が全国的に飛ぶように売れてい

るとか。

いずれにしてもこの花は、お祝いにぴったりの華やかさを備えた花であ

り、学名の” aphrodite ”(アフロディテ)は、ギリシャ神話の「愛と美と豊

穣」の最高の美神・アフロディテに由来するそうな。

こんな綺麗な花を一年だけで終わらせては、もったいない限りである。

しかしこのラン、元々が東南アジアの高温多雨の、亜熱帯気候の地に広く

分布する植物であり、我々素人が比較的寒い当地で、育てて花を咲かすこ

とは、とても難しそう・・・出来るだろうか

だが、縁あって我が家においでになった「最高の美神」様、何としても来年

も綺麗な花が咲く様に、丹精込めて育てたいものである。

『胡 蝶』とは

荘子が夢の中、で胡蝶になり、自分が胡蝶か、胡蝶が自分か区別がつか

なくなったという、荘子の「斉物論」の故事に基づくと言われ、自分と物との

区別のつかない「物我一体の境地」、または「夢か現か」:現実と夢とが区

別できないことのたとえ。・・・・とか。

~今日も、良い一日であります様に~

 

「情熱の花」をカテリーナ・バレンチナでどうぞ


「野紺菊」の花言葉~「守護、忘れられない想い、長寿と幸福」

2014-10-30 | 植物

20数年振りに、旧知の友から(友と言っても、一回り以上違う「大兄・友」)から

話があり、「新聞で名前を見て、是非とも会いたい。」とのことであった。

聞けば、数年前に屋根から落ちて骨折し、以来、次から次へと病を得て、

今は自宅で厳しい闘病の日々を送っているとの事であった。

明日にも行きたいところであるが、日和の良い日にと思いつつ、電話から

三日目の今日になって、会いに行くことにした。

大兄とは、山深い国立公園三瓶山の北の地に、私が駐在員として赴任して

間もなくの事、大兄宅を初めての訪問し、話をしているうちに意気投合した

のが、来40数年来の交流の始まりだった。

在任中(2年間)は、いろいろとお世話になる事ばかりで、ご迷惑も掛けた

が、懲りずに今も家族でのお付き合いをさせてもらっている。

お互いに顔を見るなり、昔を思い出し、感極まって涙涙の再会となってしま

った。

奥さんによれば、昨日、今日と体調はあまり芳しくない様であったが、懐か

しい昔話に笑顔も出て、あれやこれやと話が弾み、彼も心から嬉しそうであ

った。(翌朝、あれからとても気持ちが良いらしく、今朝は庭木にはさみを入れたいる・・・と

の電話があった

人間、歳を重ねて行くと「老・病・〇」は避けて通れない事ではあるが、彼

は、これまで幾度も辛い手術を重ね、四度も死線を超えて来たと、笑って

言いながも、健康な頃と変わらず、淡々として苦境を受け入れ、事もなげ

に病闘っている。

実のところは、数日にも厳しい状況であった様なのに、一体この精神力・生

き様は何と言うことだろうか・・・「私の求めて止まないどんなときも普通に生

きたいという道」を、彼は確かな足取りで実践しているのだ、私はただただ

圧倒されるばかりであった。

見舞に来たつもりが、彼の闘病の様子を目の当たりにして、逆に励まされ

「勇気と希望」を貰ってしまいました。

彼の手により整然と刈り込まれた、庭園がベッドの正面に眺められ、丹精

込めた松の根方には、「野紺菊」の薄紫の花が見事に咲き誇っていて、 

日々に彼の心を癒してくれていると思うとちょっと嬉しくなった。

奇しくも、この日(10・28)の誕生花は「野紺菊」であり、花言葉も「守護、忘

られない想い、長寿と幸福」とあり、「今日の再会と彼の明るい今後」を示

唆するかの様である

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

童謡「野 菊」

遠い山から吹いて来る 小寒い風にゆれながら 

けだかく清くにおう花  きれいな野菊うすむらさきよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 


♪こぶし咲く あの丘 北国の ああ北国の春~♪

2014-09-12 | 植物

早春に咲くこぶし(辛夷)の花、そして今は、葉と葉の間(はざま)に、鮮やかな真っ赤な実(種)が覗い

ている。

都会育ちの人は、この赤い芋虫みたいな実を、初めて見る人が多い様で「一体、これは何だろうか」と

しそうに首を傾げる

これが春告げ花の一つ「こぶし(辛夷」の、実なのである。

そう、、、あの『北国の春』 こぶし咲く あの丘 北国のああ 北国の春~・・・・・や、『釜山港に帰れ』

ぶし咲く春なのに あなたは帰らない~・・・・・と歌詞にも登場するが、これは純白のこぶしの花を

指している。

咲き誇る花々を愛でる人は多いのだが、花後に結実する実にまで、思いを馳せる人は少ないだろう

私は毎年、この「こぶし」の赤い実を見る度に、寒い冬をしのいでやがて訪れる、こぶしの咲く暖かい春

を予感する。

いつも散歩する公園の彼方此方に、こぶしの木が植えられていて、ちょうど今、赤い実がたくさん生って

おり、目を引いたのでちょっといてみた。

            ~今日も良い一日であります様に~

孫が、今日はモコ嬢(トイ・プー)を連れて、夕食にやって来た


~色彩そのものが歓声を上げているのです。(ヘルマン・ヘッセ)

2014-07-09 | 植物

赤、白、黄色、ピンクなどとてもカラフルな『百日草』、夏の強い日差しを全身に受けて、元

気一杯に咲き、しかも夏から秋へと長く咲き継ぎ、切り花やお墓参りや仏様にあげる花と

しても、随分昔から身近に見、親しんできた花です。

若い頃はとり立ててきれいな花とも思わず、通り過ぎて来たのですが、歳を重ねるごとに好

きになってきた花の様に思います。

花の寿命が長いことに由来して、別名を「浦島草」「長久草」とも呼ばれています。

この花はメキシコ原産の花ですが、ブラジルでは「幸福を招く花、魔除けの花」として、カー

ニバルに欠かせない花とか・・・また英名を「ユース・アンド・オールド・エイジ:海と老人」だ

そうですが、その由来は、和名と同様に、花が長く咲くことからきている様です。

実際に花名の様に、百日も咲き続けるのかどうかは分かりませんが、カラフルな花が次

ら次へと咲き続け、長く楽しませてくれるのは確かです。

『庭仕事の愉しみ』(ドイツの詩人:ヘルマン・ヘッセ)

~花の世界でも切り取ったばかりの、一ダースもの多種多様の色彩の百日草ほど晴れやか

ではつらつとしたものはありません。 

この花の色彩はもう強烈に内部から輝きを発し、色彩そのものが歓声を上げているのです。

この上もなく派手な黄色と橙色、無類に派手な赤、比類なく素晴らしい赤紫色 それらはよく素

朴な田舎娘のリボンや日曜日の民族衣装のように見えることもあります。

私達はこれらの強烈な色彩を望みのまま並置したり、互いに混ぜ合せたりするのですが、そ

れらはいつもうっとりするほどの美しさです。 しかもそれぞれがただ強烈で輝いているだけで

なく、互いに受け入れあい、互いに調和しあい、互いに刺激しあい、効果を高めているのです。

と、ドイツのノーベル賞詩人:ヘルマン・ヘッセも、『百日草』を熱愛し、絶賛する詩を残してい

ます。

ロシアより愛をこめ:マット・モンロー


『ヒペリカム・オータムブレイズ』    ~名も知らぬ花~

2014-07-02 | 植物

~初めて見た黄色い花と赤い実の生る木~

今日は午後になると焼けつく様に強い日差し、出来ることならば勘弁してもらいたいのだが、

ワンちゃん(ミカ)は日課の散歩をしきりに催促していて、とても欠略を許してくれそうにない。

実際は自分の健康を兼ねた日課のウォーキングでもあるのだが・・・) 

自宅を出て島根半島に向かって、しばらく走った所に日陰の続く田舎道がある。 

ここは夏でも涼しい、木陰の続く散歩道で、昨年遠出した際にたまたま見付けた散歩コース

である。

木陰をしばらく散歩し谷川沿いの細い道を突き当たった当たった処に、たった二軒だけひっ

そりとした農家がある。

一軒の農家の庭先に、とても綺麗な花が咲いていることに気付いた。

今までに見た事もない花(実)で、以前挿し木で増やしたことのある、“ビヨウヤナギ・金糸梅“

に良く似た花だが、赤い実をたくさん着けているため、黄色い花と赤い実の対比がとても綺

花だ。

平素ならその場で聞いて疑問持ち越したくない質なのだが、生憎と二軒とも留守のようだ。

まあ~、、、次に来た時でいいか!とあきらめて帰ってきた。

しかし、やはりあの綺麗な花が気になって仕方ない・・・植物図鑑を持ち出しで調べて見たが

判らない。(新種の輸入花なのかな~・・・

結局、ネットの画像をいろいろ検索して、やっと辿り着いた。

『ヒペリカム・オータムブレイズ』と言う、いま人気の切り花(赤い実)らしい。

今度散歩に行った時、少し枝を分けてもらって、私も挿し木で増やして見ようと思う。

~今日も良い一日であります様に~

~スマホで撮ってきた“名も知らぬ花“~

~内時計は“午後三時散歩はまだなの“と催促するミカちゃん~


朝顔は朝露負ひて咲くといへど(万葉集:作者不明)

2014-06-29 | 植物

庭に一株だけの桔梗(キキョウ)の花、今年も一隅を確かに照らしています。

昔、置き薬屋さんがオマケとして、置いて行った「紙風船」のように、桔梗も、蕾

から段々と膨れ上がって、今にもはち切れそうです。・・・

そのうちに、紙風船(蕾)が弾けて、見事な五弁の薄紫色の桔梗の花が、一気

にパーッと開きます。

万葉集では、桔梗の花を朝杲(朝顔)と詠み、“夕暮れにこそ美しく照り映える“

などと歌っています

万葉集原文: 「朝杲 朝露負 咲雖云 暮陰社 咲益家礼」

今日もどうか良い一日を

マレーネ・ディートリッヒで「リリー・マルレーン」をどうぞ![parts:eNozsjJkhAMLs+RUcwtDY49ifyNdH9+qMp9sJhMjAyZjQ1MmAwCPxge/]