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八十路徒然なるままに

七夕まつるこそなまめかしけれ。やうやう夜寒になるほど、雁なきてくるころ、萩の下葉色づくほどーーーー。徒然草より

落花啼鳥

2025年04月21日 08時38分19秒 | Weblog

画像は、閼伽井嶽薬師常福寺の桜。先日十九日は、写経会へ。境内は、桜見物と参詣のひとが、遠く霞んでみえる街並みを眺め賑わっていた。標高があるので、見ごろから散りはじめていた。途中の坂道にヤマザクラの花弁が舞い、花吹雪の中を走行した。境内の桜も、はらはらはらと花びらが舞っていた。足元の花弁を踏むのには、勿体ないようだった。午前中の祈祷も終わり、帰りの車と入り変わって、写経生の車が集まり、女性の賑やかな話し声が、響いて花の舞を急がせているようだ。太い幹からの一枝の花には、若葉が開いていた。写経生それぞれが本堂ゃ鐘をついて参詣して、写経場に入り、勤行式を済ませて写経がはじまった。法話は、「般若心経」の中の「空」、そのものは、説明は出来ない。「空間」「からっぽ」は、なにもないことだが、さまざまな条件から存在をして、変化していく。「空」の解釈は、それそれの考え方で、年齢を経ていくごとに、変化していくものと、解釈した。表題の「落花啼鳥」ーらっかていちょうー、「自然、天然の風情のこと。散った花、鳥のさえずる声の風流な味わい」と、読んだ。所在無しの日々なので、写経会への道すがら山野の萌えで、「歳歳年年人同じからず」ー「人の世の移り変わりの激しくはかないこと」を、我が身のここのところの、老化を実感をしている。別の事、今日は「民放の日」とか。今日の誕生日の花と花ことばは、「サクラソウ」ー少年時代の希望。青春。誕生日の方、おめでとうございます。突然ですが、「空から降ってくるたくさんの細かな水滴とかけて、芋、米などの澱粉を糖化させた甘い粘り気のある食糧ととく。そのこころは」、「ととのいました。どちらもーあめー雨ー飴ーです」。昨日は、「穀雨」。昨晩ざぁーっと降雨。この時期にふる雨は、瑞雨、春霖、催花雨、卯の花くだし、すべてを潤す百の雨と、読んだ。今日は、雲が多いが、春の日差し。遠くから、からすの一声がきこえている。


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