在宅介護中のばあちゃんは、107歳になる。例年通りに、記念の小冊子を作った。一年間、大過なく過ごしている。昨年十月からは、訪問医療を、していただいている。最後の看取りを考えたこと。訪問看護師さんからの、進言もあった。以前から、ばあちゃんの最後を考えてはいた。救急搬送はしない。突発的に、食べ物を、のどに詰まらせてしまった時は、検視になるだろう。老衰状態は、現在点滴を、週に一回を、二回にする。これで延命になる。現在の点滴は、拒食状態になって、普通の食事ができなくなった時からになる。拒食状態は、飲み込む動作ができないので、液体の物を流し込んでいた。その後は、徐々にだが、柔らかで、形のあるものを、飲み込むようになった。現時点ては、この世からの、おさらばは、ないようだ。これから先というだけで、終わりの日数は、知ることはできない。日々の介護を、苦と思うと、苦になる。成り行きに従うとしている。いずれ訪れる、瞬間と、それ以後のことは、準備をする。画像は、小冊子の表紙と、挟み込むしおり。「花鳥風月」は、自書したのを、コピーして貼り付けた。