goo blog サービス終了のお知らせ 

つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

小松武実行委員長のご挨拶(全日本躰道選手権大会)

2012年12月11日 | 躰道
               全日本躰道選手権大会における小松武実行委員長の挨拶文

今年の全日本躰道選手権大会は宮城県の気仙沼市総合体育館(ケー・ウェーブ)で12月15日(土)~16日(日)に開催される。

例年は東京で開催していたが、東日本大震災で被災した気仙沼で開催するとの日本躰道協会の役員会で決定して、気仙沼市で躰道を指導している小松武氏(5段教士)を大会実行委員長として任命した。
小松武氏自身も東日本大震災の津波被害に遭遇して、住居と作業場、そして養殖筏のすべてを失って、今では仮設住宅で過ごしています。それにもかかわらず大会開催に向けて粉骨砕身して準備に奔走しています。

大会プログラムの小松武実行委員長の挨拶文が素晴らしいので掲載します。

「東日本大震災の被災地では、正解のカタチなど決まっていない「復興」を目指し、震災前であればどれもが優先順位一番となるような課題に日々取り組んでおります。1年9ヶ月を過ぎた街の風景は、「何も無くなったまま」というのが悲しい現実です。そんな状況を打破するヒントが躰道にあると確信しています。その時間を過ごす姿勢が躰道五条訓には示されています。躰道は、社会還元を謳う調和と創造進化の武道です。「調和と創造」は躰道と復興まちづくりに共通します。気仙沼の姿を通して被災地を知り、皆様の普段の生活の中からでも関わって頂ける復興応援のヒントを見つけていただければ幸甚に存じます」

躰道創始者・祝嶺正献最高師範の正統なる実技と理念を実践している指導者の小松武五段教士として、東日本大震災で被災した体験からの思いを挨拶文としている実行委員長の格調高い文章が凄く胸を打ちます。
実行委員長としての大会の成功を祈念しております。

(12月11日記)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする