goo blog サービス終了のお知らせ 

つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

全国範士等躰道優勝大会

2010年04月21日 | 躰道
              全国範士等躰道競技大会

全国範士等躰道競技大会が東京スポーツ文化館BumBで開催された。
全国で躰道を指導している範士、教士、練士のみが出場できる競技大会である。
毎年1月の記念式典の開催される日の午前中に行なっていたが、今年から4月に変更した。
出場者は、範士4名、教士4名、練士18名であった。

三代目宗家工藤依子さんより、「この大会は世界的に躰道のエキスパートが集まる指導者の大会です。出場者は故祝嶺正献最高師範から初期に学んだ人も多く出場しています。武道は力が大きくものをいうが、力を社会へ還元することを創始者は教えてくれました。その要因は躰道の基本である旋、運、変、捻、転の技であります」と挨拶があった。

出場した選手達は日頃一生懸命に実技を研鑽して、後進の指導をしている人たちであるので素晴らしい演武を披露していた。
中でも谷鐡太郎八段範士による「延命の法形」の演武は近来になく高尚な法形であった。
呼吸法を生かした重厚な演武は、日頃の稽古の賜物である。72歳の素晴らしい演武に感動していた。
谷鐡太郎範士は演武を終えると正面に座る審判員らに「皆は健康ですか?」と問いかけていた。躰道は何歳になっても道着を着用して稽古することを諭していた。聴いていた人の顔が硬直していた。

(4月21日記)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする