つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

清原和博選手の引退

2008年10月03日 | スポーツ
                 王監督から花束を贈られる清原和博選手

プロ野球オリックスの清原和博選手が現役を引退した。
高校野球でPL学園として出場して、桑田真澄投手とともに甲子園球場を沸かせた時からスターであった。
プロに入っても話題性は豊富であった。
ドラフト会議での涙。
巨人との日本シリーズでの優勝直前の涙。
最終試合セレモニーは、感謝の涙であった。

涙に始まり涙に終わった野球人生。
85年ドラフトでは熱望していた巨人の王監督から1位指名されず悔し涙をこぼした。
最後も王監督率いるソフトバンク戦。
当時の誤解はすでに解け「運命的なものを感じた」という。
試合前には王貞治監督から花束を贈呈され「来世生まれ変わったら一緒に同じチームでやろう。そこでホームラン競争しよう」と声をかけられた。
「あの言葉は一生忘れない」。涙がこぼれた。

PL学園で桑田とのKKコンビで甲子園を沸かせ、西武では黄金時代を築いた。
97年にFAで念願の巨人に移籍したが、故障に苦しみ、9年在籍後、05年に戦力外通告された。
フロントからねぎらいの言葉もなかったが、生まれ育った大阪が温かく迎え入れた。
「お前の花道をつくったる」。
故仰木彬元監督の遺志に導かれ、オリックスに移籍し「仰木さんが誘ってくれなければ、恨みしか残らなかった。
仰木さんには感謝することを教えてもらった」と振り返った。
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