池田パソコン塾

池田パソコン塾
「ICT活用で豊かな生活のご提案」をさせていただきます。

戦争映画が増える時期に・・・

2019-08-15 23:41:55 | 自分史活用

台風の影響はありませんでしたか?

今回の台風は、雨の降る時間も夜中に1時間ほどと短く、風もそれほど吹かなかったのでよかった。

台風が過ぎて、一気に蝉の鳴き声がツクツクボウシに変わりました。

 

今日は台風もすぎたので義祖父母のお墓参りに、そしてこの時期は戦争映画も増えます。

ご先祖様に、戦争を体験していない人はいないと思います。

自分があるのは、命の繋がりがあっての今ということで、私の父の話をしたいと思います。

 

この時期、実家に帰ることはできないのですが、以前母に父の写真を出してもらった時、一緒に戦争時の履歴書が出てきました。

昭和17年7月15日    

 浜松航空教育隊97部隊入学  

 下関出航  

 シンガポール上陸  

 第三航空軍師令部配属

 昭和21年 大竹上陸除隊

 

南方に行っていたのは知っていたが、この履歴書を見るまではシンガポールにいたこと、航空指令部にいたことすら知らなかった。

ほとんど戦争のことを話さずにいたが、やはり話すことができなかったのだろうと今頃になって気付く。

若かりし頃の戦争に行く前の父の写真。

両親の写真の裏には、「my father mother」の文字が・・・身に着けていたのだろうか・・・

航空司令部に配属となれば、多くの飛行隊員を送り出してきたのだと思うと、どんな思いでいたのか知る由もないけれど、よくシンガポールから帰還できたものだと思います。そこには、壮絶な生き死にがあったことを、映画からしか知ることができません。

 

今日の暮らしが、大勢の犠牲者の上に成り立っていることを忘れてはいけないし、どこかの家庭の片隅で眠る当時の記録も決して捨ててはならないものだと思うからこそ、大切に残してもらいたいと思います。

大切に保管されていた父の子どもの頃や家族の写真を”未来ギフトアルバム”にしたのも、もう3年も前のこと。

兄弟と息子にも、父がいた記録を持たせましたが、いつの時代まで残るのかわかりませんが、父がいたことを未来までも残すことができたらと思っています。私の唯一の親孝行かもしれませんね。

 

先日、東京から帰省した友人も、ヘルパー先で戦争時代の日記帳や写真の整理をお手伝いしていると聞きました。

見せていただいたのですが、毎日の様子が事細かに書かれており、何十冊もある手帳をどのように管理したらいいのか、自分史活用推進協議会に相談に行くといっていました。

お盆の時期だから思うのですが、また日常の生活に戻ってしまうと忘れてしまうことでもありますが、誰かがどこかで気にかけていただければと思います。