THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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アタチャイVS桜井洋平の結果

2007-11-24 06:36:20 | Weblog
この試合の結果は、桜井選手のKO負け。

アタチャイの一方的な攻めに、桜井選手は何も出来なかった。

桜井選手が、距離を削ろうと真っすぐ入った所をアタチャイがカウンターの

パンチ(フックか左ストレート?)でまずダウンを奪う。

桜井選手の方がリーチがあるのに、アタチャイがカウンター待ちをしてた。


桜井選手が前に出て距離を縮めようとするとアタチャイは下がり、

桜井選手が様子を見てると、アタチャイは前に出て距離を削る。

あんなに手数に少ない桜井選手は珍しい。

しかし、やっぱり桜井選手はボディーが弱かった。ボティー攻撃に

後半は、全然やる気が無く早く試合を止めてくれと言う様な闘いぶり。

以前の試合でもタイ人にボディーパンチでダウンを奪われてるはず。

何で勝てなかったのか考えると、リーチを最大限生かす闘いをして

なかった。


桜井選手は、クラウチングで構えステップを刻みパンチ主体の戦いだった。


俺だったら、アップライト(体重を下に置くのではなく、上に置く感じ)

で構え、ロングレンジとミドルレンジは前蹴りとミドルキックでポイントを

取り、ショートレンジでヒザ、ヒジ、アッパー、フックで攻めたと思う。

この方が、桜井選手はリーチを最大限に生かせると思う。身長が180cm

もあるんだから、それを生かさない方がもったいない。

アタチャイは、170cm位だと思う。10cm位違うんだから、もっと楽に

試合を運んだ方がいい。この試合は、リーチのある選手(桜井選手)

が絶対にやっては行けないパターンの試合展開の教科書的な試合

だと思う。桜井選手は、マススパーをやってないらしい。

その練習方法の弱さが出た試合だった。

日頃の練習方法が試合にそのまま出る。手数とスピード重視の練習方法から


タイミングをもっと大事にした練習をしないと、

この上のレベルに行くのは桜井選手にとって難しいと思う。