THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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RISE 梅野・志朗 結果がはっきり分かれたのは・・・

2019-09-16 21:24:58 | 格闘技

2019年9月16日 格闘イベント ライズのワールドシリーズがおこなわれた。

 

ライズのルールは、組んでのひざ蹴り ヒジ内の禁止。クリンチ禁止などムエタイ

ルールに比べ制限が多い。ボクシングのルールに蹴りを付け足した様なルール。

 

このルールに、ムエタイで活躍する2人が出場した。

 

士朗選手と梅野源治選手。士朗選手は、判定負け。梅野選手はKO負け

だったが、この結果以上にこのルールの適応度合いが出た試合だった。

士朗選手は、那須川選手と対戦だったが、KOされず判定負けとなった。

それに対し、梅野選手は1RでKO負けとなった。

なぜこの差がムエタイよりの闘いをする2人にでたのか。

 

これは、ライズのルールがボクシング寄りなので、ボクシングの基本である

ジャブを打つか打たないかで、ライズルール適応度合いの差が出た様に

思う。

士朗選手は、元々新日本キックボクシングと言う団体に所属していた。

この団体の根っこは、ボクシングの野口修氏(ボクシングプロモーター)

が源流の団体なのでので、ボクシング寄りの闘い(ジャブと蹴りを混ぜるスタイル)

だった。だから、那須川選手に押し込まれたが、KOまではされなかった。

 

それに対し、梅野選手は典型的なムエタイの選手(中間距離でミドルキック

至近距離で、ヒジ ヒザ 首相撲)で しかも攻撃が単発なので、

ライズルールに適応出来てなかった。

あとは梅野選手の対戦相手 白鳥大珠選手はキックボクシングから

ボクシングに転向し、数試合行っていてボクシング技術が高かった。

このライズルールに完全に適応していた。その結果が、このKO勝ちに

つながったと思う。

 

ライズがボクシング寄りのルールでムエタイやキックボクシングで使える

ヒジ内や組んでのひざ蹴りが使えないのでその代役になる技を持ってい

るかいないかで、勝敗が決まるルールだという事を肝に銘じておかなけ

ればいけない。

士朗選手は、ムエタイルールとライズルールで共通する技を持っていた。

それに対し、梅野選手はムエタイルールとライズルールで共通する技を持って

いなかった。

その差だと思う。次回は、その詳細を書いていきたい。