ゆきも@まにら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/0d/819ed1f8a2ad82bfb38ec9e382d2dca5.jpg)
先日3月7日にサバイタヨ(パヤタスの青少年活動)のユース(年長組)のメンバー12名が、応急処置トレーニングに参加しました。フィリピン赤十字の専門家を招いて1泊2日で行われた訓練の1日目は、三角巾による応急処置の方法を講義と実技を交えて行いました。
「三角巾」と聞くと、家庭科の授業や給食のおばちゃんを思い浮かべますが、このただの布は、身体のどの部分の負傷(傷の大きさや種類にも捉われない)にも対応できるかなりのスグレモノです。子どもたちは、2人1組になり、布の結び方、傷の覆い方、身体部分の固定の仕方、腕の吊り方などを、パートナーが負傷した設定で、何度も繰り返し練習していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/18/cf20d29eb85b74be57b812b70ed2d04f.jpg)
ただ傷部分を覆って布を巻けばいいのでは、と思いきや、鎖骨に負傷した場合は、脇の下に三角巾をくぐらせ、骨への圧迫を避けるなど、ひとつひとつの行為に、意味があります。子どもたちは、なんで?なんで?とトレーナーのお兄さんに聞きながら納得して実技に真剣に励んでいました。この2日間のトレーニングは、最後に実技試験に合格すると、赤十字の発行する修了書が授与されるので、みんな必死です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/78/b0707a0b71d665df4561a9f05bc79ae3.jpg)
このような保健・医療に関するトレーニングに参加してきたのは、これまでCHV(コミュニティヘルスボランティア)の女性たちが主でした。しかし、今回、子どもたちが応急処置のスキルを覚えたい、と言いだした裏には、予期せぬ事故による仲間の死がありました。
子どもたちの中には、お母さんがCHVの子もいます。ケアセンターに行けば、いつも看護師のマデットや、週2回は医師だっています。でも、やはり、遊び仲間に何かあった時、「自分たちにできること」があったはず、という悔しい共通した体験を持つ子どもたちにとって、応急処置の知識を身につけることは、優先順位が高いものになったのでしょう。
ごみ山の周辺は、子どもがいとも簡単に命を落とす危険に満ち溢れています。それでも、子どもたちにとっては、貴重な遊び場であり、生活の場です。ICANでは、今後も、子どもたち自身の「できること」を増やす活動を応援していきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/0d/819ed1f8a2ad82bfb38ec9e382d2dca5.jpg)
先日3月7日にサバイタヨ(パヤタスの青少年活動)のユース(年長組)のメンバー12名が、応急処置トレーニングに参加しました。フィリピン赤十字の専門家を招いて1泊2日で行われた訓練の1日目は、三角巾による応急処置の方法を講義と実技を交えて行いました。
「三角巾」と聞くと、家庭科の授業や給食のおばちゃんを思い浮かべますが、このただの布は、身体のどの部分の負傷(傷の大きさや種類にも捉われない)にも対応できるかなりのスグレモノです。子どもたちは、2人1組になり、布の結び方、傷の覆い方、身体部分の固定の仕方、腕の吊り方などを、パートナーが負傷した設定で、何度も繰り返し練習していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d4/3e287db4fd4c21055f609dc0065ef19b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/18/cf20d29eb85b74be57b812b70ed2d04f.jpg)
ただ傷部分を覆って布を巻けばいいのでは、と思いきや、鎖骨に負傷した場合は、脇の下に三角巾をくぐらせ、骨への圧迫を避けるなど、ひとつひとつの行為に、意味があります。子どもたちは、なんで?なんで?とトレーナーのお兄さんに聞きながら納得して実技に真剣に励んでいました。この2日間のトレーニングは、最後に実技試験に合格すると、赤十字の発行する修了書が授与されるので、みんな必死です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/78/b0707a0b71d665df4561a9f05bc79ae3.jpg)
このような保健・医療に関するトレーニングに参加してきたのは、これまでCHV(コミュニティヘルスボランティア)の女性たちが主でした。しかし、今回、子どもたちが応急処置のスキルを覚えたい、と言いだした裏には、予期せぬ事故による仲間の死がありました。
子どもたちの中には、お母さんがCHVの子もいます。ケアセンターに行けば、いつも看護師のマデットや、週2回は医師だっています。でも、やはり、遊び仲間に何かあった時、「自分たちにできること」があったはず、という悔しい共通した体験を持つ子どもたちにとって、応急処置の知識を身につけることは、優先順位が高いものになったのでしょう。
ごみ山の周辺は、子どもがいとも簡単に命を落とす危険に満ち溢れています。それでも、子どもたちにとっては、貴重な遊び場であり、生活の場です。ICANでは、今後も、子どもたち自身の「できること」を増やす活動を応援していきます。
悲しくって、泣きたくなって、でも、自分には何もできなくて。。。でも、子ども達が自分で何とかしようと思ってくれて。。。。ありがとうございます。