6月1日(月)晴れ
梅雨入りしてから雨らしい雨の降らない徳之島だが
油断した頃にドォ~~ンと降るんだよな~。
稲妻ピカピカ雷ゴロゴロ伴って。
さて、もののけって、本当にいるんだろうか?
ばばはいる・・・ような気がする。
以前もばばはブログに書いたが、ばばが小学生低学年の頃
集落で一人のおじいちゃんが行方不明になった。
集落中の人たちが協力して何日もおじいちゃんを捜し回った。
何日目かにおじいちゃんは見つかったが、
そのじいちゃんが見つかった場所は
普段は集落の人があまり足を踏み入れることのない深山の洞穴の中。
ばばの近所の人たちは
「あのじいちゃんはケンムンに引き回されて
あんな山の中に行ったんだよ」と話していた。
しかし、今考えると・・・・・・・・・
あのおじいちゃん、今で言う認知症になって
徘徊の末に山中に踏み入ったのではとも思う。
当時はばばの生活範囲には認知症という言葉もなかったし、
徘徊する老人もいなかった。
そこで、人々は得体の知れない妖怪(ケンムン)に
引き回されたなんて言っていたのではなかろうか?
ともあれ、ばばは妖怪「ケンムン」はいると信じていたし
ケンムン以外に「ももののけ」はいるのでは?と思っている。
と言うのは、ばばが隣町で仕事をしていた時のことだが・・・・
職場の「慰労会」があって、帰りが10時をまわっていた。
折から窓ガラスを叩きつけるような豪雨の中
ばばは一人で約30㎞の夜道を帰る羽目になった。
「怖い」と思っても、今夜中に我が家に帰らなければならないが
まさか、晩酌を終え寝ているであろうじじに迎えに来てとも言えない。
怖々運転して、何とか実家集落に続く直線道路に入ってホッと一安心。
ところがだ。。。。。。。。。。。
普通なら、1分もかからず通り抜ける直線道路を走れども走れども
三叉路の信号に到着しない。
三叉路に着けば、後は約25分で我が家に着ける。
不思議なこともあればあるものだと思いながら目をしっかり見開いて
ハンドルを握った。
どのくらい走ったであろうか?
降りしきる雨の中、目の前に点滅する黄色い光が見えた。
三叉路の信号の光だった。
その光を見た途端にホッとした。
いつもより、何倍もの時間走ったような気がしたが
結果的には無事最初の目標点は通過。
その後もワイパーを動かしても全々効果がないほどの豪雨の中
ゆっくり、ゆっくりと念じながらハンドルを握った。
そして、いつもより、長い時間をかけたが
何とか無事我が家の帰り着いてホォ~~っと体の力が抜けた。
家族は既にみんな寝ていた。
翌日、職場でこの話をしたらみんな不思議がっていた。
何故、普段1分足らずで走れる距離を何分もかかって走ったのか?
何故、いつもの信号の場所まで時間がかかりすぎたのか?
7年も同じ道を往復したのに・・・・・・
こんな経験は初めてだった。
それから2年後、今度は加計呂麻で前回とは真逆の満月の夜、同じような体験をした。
4つの職場の人たちが集まって研修があった。
二次会に行く前、ある同僚が「帰りに乗せてね」ってばばに言ったので
ばばも了解した。
もし、その人を待たなくて良ければ、ばばは一次会で帰る予定だったが、
同乗者がいれば夜道も怖くないかな???と思った。
ところが、二次会も中盤になってから、ばばに同乗を頼んだ人は
「今夜はもう少し飲んで○○さんと一緒に帰るから
ばばさんは先に帰ってて下さい」って。
えっ~~そんなこと今更言われたって~~。
そうならそうと早く言って下さいよ~~~。
仕方がないので、ばばは初めての道を夜中一人で帰らなければならなくなった。
空には満月が煌々と輝いていた。
徳之島でなら、大体の道は分かるが
加計呂麻で初めて通る道。
それも、人通りはおろか、昼間さえ車も数えるほどしか通らない山道を
ばばは約1時間一人で帰らなければならない。
ばばに「乗せて」って言った人を半分恨みながら
ドアを内側からロックしハンドルを握った。
確か、一本道ではあったが。。。。初めての慣れない狭い山道。
両側からは鬱蒼と木の枝が被さってくるような車が離合できない道もある。
ばばは、なるべく楽しいことを思い浮かべながら運転した。
でも・・・・・走れど走れど、ばばが自宅に帰る道しるべ、右折の標識がない。
この標識から右手に、さらに20分ほど狭い山道を走るのだが・・・・・・
ばばはどんどん走った。
前へ前へと。
行けども行けども「右折標識」が見えない。
(これは、ひょっとして通り過ぎたのでは?)と思い直し
Uターン。
しばらく走ると左手に見覚えのある標識が!
良かった~~~。
でも、今はっきり見える標識が、つい数分前は何故見えなかったのだろう?
不思議に思いながらも、這々の体で
何とか、無事我が家に帰り着いたのでした~チャンチャン。
めでたし、めでたし。
何故、ほんの数分で走り抜けられる一本道を長い長い時間?
走ったのだろう?
あんなに目を凝らしながら走ったのに
なぜ大きな「右折の標識」が見つからなかったのだろう?
もう10年近く経つのに二つの出来事は、
今も、ばばの中のミステリーである。
ばばも、もののけに惑わされたのか、
それとも時々、ばばの頭がおかしくなるのか・・・・
梅雨入りしてから雨らしい雨の降らない徳之島だが
油断した頃にドォ~~ンと降るんだよな~。
稲妻ピカピカ雷ゴロゴロ伴って。
さて、もののけって、本当にいるんだろうか?
ばばはいる・・・ような気がする。
以前もばばはブログに書いたが、ばばが小学生低学年の頃
集落で一人のおじいちゃんが行方不明になった。
集落中の人たちが協力して何日もおじいちゃんを捜し回った。
何日目かにおじいちゃんは見つかったが、
そのじいちゃんが見つかった場所は
普段は集落の人があまり足を踏み入れることのない深山の洞穴の中。
ばばの近所の人たちは
「あのじいちゃんはケンムンに引き回されて
あんな山の中に行ったんだよ」と話していた。
しかし、今考えると・・・・・・・・・
あのおじいちゃん、今で言う認知症になって
徘徊の末に山中に踏み入ったのではとも思う。
当時はばばの生活範囲には認知症という言葉もなかったし、
徘徊する老人もいなかった。
そこで、人々は得体の知れない妖怪(ケンムン)に
引き回されたなんて言っていたのではなかろうか?
ともあれ、ばばは妖怪「ケンムン」はいると信じていたし
ケンムン以外に「ももののけ」はいるのでは?と思っている。
と言うのは、ばばが隣町で仕事をしていた時のことだが・・・・
職場の「慰労会」があって、帰りが10時をまわっていた。
折から窓ガラスを叩きつけるような豪雨の中
ばばは一人で約30㎞の夜道を帰る羽目になった。
「怖い」と思っても、今夜中に我が家に帰らなければならないが
まさか、晩酌を終え寝ているであろうじじに迎えに来てとも言えない。
怖々運転して、何とか実家集落に続く直線道路に入ってホッと一安心。
ところがだ。。。。。。。。。。。
普通なら、1分もかからず通り抜ける直線道路を走れども走れども
三叉路の信号に到着しない。
三叉路に着けば、後は約25分で我が家に着ける。
不思議なこともあればあるものだと思いながら目をしっかり見開いて
ハンドルを握った。
どのくらい走ったであろうか?
降りしきる雨の中、目の前に点滅する黄色い光が見えた。
三叉路の信号の光だった。
その光を見た途端にホッとした。
いつもより、何倍もの時間走ったような気がしたが
結果的には無事最初の目標点は通過。
その後もワイパーを動かしても全々効果がないほどの豪雨の中
ゆっくり、ゆっくりと念じながらハンドルを握った。
そして、いつもより、長い時間をかけたが
何とか無事我が家の帰り着いてホォ~~っと体の力が抜けた。
家族は既にみんな寝ていた。
翌日、職場でこの話をしたらみんな不思議がっていた。
何故、普段1分足らずで走れる距離を何分もかかって走ったのか?
何故、いつもの信号の場所まで時間がかかりすぎたのか?
7年も同じ道を往復したのに・・・・・・
こんな経験は初めてだった。
それから2年後、今度は加計呂麻で前回とは真逆の満月の夜、同じような体験をした。
4つの職場の人たちが集まって研修があった。
二次会に行く前、ある同僚が「帰りに乗せてね」ってばばに言ったので
ばばも了解した。
もし、その人を待たなくて良ければ、ばばは一次会で帰る予定だったが、
同乗者がいれば夜道も怖くないかな???と思った。
ところが、二次会も中盤になってから、ばばに同乗を頼んだ人は
「今夜はもう少し飲んで○○さんと一緒に帰るから
ばばさんは先に帰ってて下さい」って。
えっ~~そんなこと今更言われたって~~。
そうならそうと早く言って下さいよ~~~。
仕方がないので、ばばは初めての道を夜中一人で帰らなければならなくなった。
空には満月が煌々と輝いていた。
徳之島でなら、大体の道は分かるが
加計呂麻で初めて通る道。
それも、人通りはおろか、昼間さえ車も数えるほどしか通らない山道を
ばばは約1時間一人で帰らなければならない。
ばばに「乗せて」って言った人を半分恨みながら
ドアを内側からロックしハンドルを握った。
確か、一本道ではあったが。。。。初めての慣れない狭い山道。
両側からは鬱蒼と木の枝が被さってくるような車が離合できない道もある。
ばばは、なるべく楽しいことを思い浮かべながら運転した。
でも・・・・・走れど走れど、ばばが自宅に帰る道しるべ、右折の標識がない。
この標識から右手に、さらに20分ほど狭い山道を走るのだが・・・・・・
ばばはどんどん走った。
前へ前へと。
行けども行けども「右折標識」が見えない。
(これは、ひょっとして通り過ぎたのでは?)と思い直し
Uターン。
しばらく走ると左手に見覚えのある標識が!
良かった~~~。
でも、今はっきり見える標識が、つい数分前は何故見えなかったのだろう?
不思議に思いながらも、這々の体で
何とか、無事我が家に帰り着いたのでした~チャンチャン。
めでたし、めでたし。
何故、ほんの数分で走り抜けられる一本道を長い長い時間?
走ったのだろう?
あんなに目を凝らしながら走ったのに
なぜ大きな「右折の標識」が見つからなかったのだろう?
もう10年近く経つのに二つの出来事は、
今も、ばばの中のミステリーである。
ばばも、もののけに惑わされたのか、
それとも時々、ばばの頭がおかしくなるのか・・・・
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