3月13日(金)小雨時々曇り
昨日から、ずっと天気の悪い徳之島です。
雲が重く垂れ込めているけれど
鳥たちは元気、元気!
ウグイスが泣き方の練習をしたり、
ヒヨドリが2羽、我が家の葉桜になった木にやって来て喧嘩をしたり
お隣さんのイッペーの花の蜜を吸ったり?
ブロック塀に止まってキョロキョロしたり・・・・
穏やかに時間が流れています。
さて、今日は3月13日、金曜日・・・・・13日の金曜日。
ばばにとっては忘れる事の出来ない日だ。
28年前の3月13日、金曜日は晴れていた。
その日は、当時の職場の「お別れ遠足」の日だった。
たまたま遠足の係になっていたばばが、出発前、全校児童を前に
「今日はね、3月13日、金曜日で 外国では(魔の金曜日)と言う所もあるそうです。
目的地への行き帰り、又目的地で怪我など内容に気をつけ
楽しい遠足にしましょうね」と話して、出発した。
目的地の海岸までは、小学生の足でも30分くらいで行ける距離だった。
午前中、楽しく過ごし、お昼の時間、子ども達の待ちに待ったお弁当の時間。
職員も、弁当を広げて、ばばが正に食べ始めようとした時
事務の先生が、血相変えて走ってきた。
「ばば先生、急いでお家へ帰って下さい。お父さんの体調が悪いそうです!」と・・・・
取るのもとりあえず、事務の先生の車に乗って職場に戻り
自分の車で実家へ直行した。
職場から実家まで、車で1時間以上、無我夢中で運転した。
いつもなら「ただ今~~」と声をかけて玄関から入るのに
その日は無言で台所の方から室内へ・・・・
すると、蚊帳が張られ、その中に父が寝ていて、周囲に数名の警察官が・・・・・
蚊帳の中へ飛び込もうとすると、警察の方が「ちょっと外へ出ていて下さい」と。
一体何があったの????
俯すように小さくなっている母の傍へ駆け寄った。
「何があったの?ねぇ・・・」と問いかけても母は答えてくれなかった。
近くにいた親戚のお姉さん達が教えてくれたのは
午前中、しばらく家の周囲の草取りをしていて、
その後、家に入ってお茶を飲み「一休みしようかな」と
横になって、昼食時になっても起きて来ないので
母が様子を見に行き、声をかけても返事も無く・・・・と言う事だったらしい。
あまりにも突然の事で、にわかには信じがたかった。
こんなに簡単に、呆気なく父と永遠のお別れの日が来ようとは・・・・
大好きな、世界一大好きで、尊敬している父だった。
無口だけど、温厚で家族や周囲の誰に対しても優しかった。
兄姉一お転婆で、怠け者のばばに対しても、一度も声荒らげる事は無かった。
器用で海から椰子の実や浮き玉を見つけて来て
色々な物に加工していたし、植物が好きで庭木も自分で綺麗に剪定していた。
ある時、島外の業者が来て「300万で盆栽1鉢を売って欲しい」と言ったそうだが
父は即座に断ったそうだ。
我が家の家族5人と、姉の家族3人が週末訪ねていく事を
何より楽しみに待っていてくれた。
本を読むのが大好きだったので、月刊誌を2種位買って
持って行くと、とても喜んでくれた。
いつも穏やかに笑っていた父の顔しか思い浮かばない。
戦時中の事、学校で習った事など、ばばが知らない事を
たくさん、たくさん教えてくれた。
父は口で色々言って教えてくれなかったけど、
その生き様や背中で「人間としての有り様」等
教えてくれたと今でも感謝している。
「文字は人を表す」と聞いた事があるけれど、
「父は優しい字」を書く人だった。
社会人になって、友人などから「ばばの尊敬する人は?」
と聞かれたら、間髪を入れず「自分の両親!」と答えていたばば。
今でも、その気持ちは変わらない。
自分の親を尊敬できるって、幸せな事だと思う。
今朝「今日はね、お父さんの28回目の命日なの」とじじに話して
「今までも、これからも、ずっと両親を尊敬し続けたい」と言うと
「うちの子どもたちも、僕たちの事、そう思ってくれるかなぁ?」とじじが言った。
それは、どうだか分からないけど・・・・・
父が亡くなって28年。
未だに、実家の中に入って庭の木を見たり
台所に立つと、両親の事を色々思い出す。
一番申し訳ないと思うのは、父が「300万でも売らない」と言った
庭木を見た時・・・・・・
シルバーさん達に剪定などして貰ってはいるけれど
世話もきちんとは出来ないまま、中には枯れてしまった物もある。
「お父さん、ごめんなさい」という気持ちでいっぱいになる。
父の命日を機に、ばばも父のように周囲に優しく、日々感謝の気持ちを忘れず
自分のやるべき事はきちんとやる人になりたいと、気持ちを新たにした。
そんな事を思っていたら・・・奇跡は起こった!
何となく数日前から、思い、願ってはいたんだけど。
1ヶ月以上前に、ある書類を都会のある機関に送ったと書いた。
1ヶ月過ぎても届かなかったが、数日前から
「もしかして??父の命日に届くのでは?」と思っていて、じじにも話し
今朝は、それが確信みたいになっていた。
そして、先ほど、お昼2時前、郵便屋さんがポストに入れてくれた郵便物を見ると
一番上に、待ちに待った葉書があった!!!!
やったぁ~~
やっぱり父が、今日届くようにって願っていたのかなぁ?
ばばにとっては「正に奇跡」でした。
「お父さん、ありがとう!」
昨日から、ずっと天気の悪い徳之島です。
雲が重く垂れ込めているけれど
鳥たちは元気、元気!
ウグイスが泣き方の練習をしたり、
ヒヨドリが2羽、我が家の葉桜になった木にやって来て喧嘩をしたり
お隣さんのイッペーの花の蜜を吸ったり?
ブロック塀に止まってキョロキョロしたり・・・・
穏やかに時間が流れています。
さて、今日は3月13日、金曜日・・・・・13日の金曜日。
ばばにとっては忘れる事の出来ない日だ。
28年前の3月13日、金曜日は晴れていた。
その日は、当時の職場の「お別れ遠足」の日だった。
たまたま遠足の係になっていたばばが、出発前、全校児童を前に
「今日はね、3月13日、金曜日で 外国では(魔の金曜日)と言う所もあるそうです。
目的地への行き帰り、又目的地で怪我など内容に気をつけ
楽しい遠足にしましょうね」と話して、出発した。
目的地の海岸までは、小学生の足でも30分くらいで行ける距離だった。
午前中、楽しく過ごし、お昼の時間、子ども達の待ちに待ったお弁当の時間。
職員も、弁当を広げて、ばばが正に食べ始めようとした時
事務の先生が、血相変えて走ってきた。
「ばば先生、急いでお家へ帰って下さい。お父さんの体調が悪いそうです!」と・・・・
取るのもとりあえず、事務の先生の車に乗って職場に戻り
自分の車で実家へ直行した。
職場から実家まで、車で1時間以上、無我夢中で運転した。
いつもなら「ただ今~~」と声をかけて玄関から入るのに
その日は無言で台所の方から室内へ・・・・
すると、蚊帳が張られ、その中に父が寝ていて、周囲に数名の警察官が・・・・・
蚊帳の中へ飛び込もうとすると、警察の方が「ちょっと外へ出ていて下さい」と。
一体何があったの????
俯すように小さくなっている母の傍へ駆け寄った。
「何があったの?ねぇ・・・」と問いかけても母は答えてくれなかった。
近くにいた親戚のお姉さん達が教えてくれたのは
午前中、しばらく家の周囲の草取りをしていて、
その後、家に入ってお茶を飲み「一休みしようかな」と
横になって、昼食時になっても起きて来ないので
母が様子を見に行き、声をかけても返事も無く・・・・と言う事だったらしい。
あまりにも突然の事で、にわかには信じがたかった。
こんなに簡単に、呆気なく父と永遠のお別れの日が来ようとは・・・・
大好きな、世界一大好きで、尊敬している父だった。
無口だけど、温厚で家族や周囲の誰に対しても優しかった。
兄姉一お転婆で、怠け者のばばに対しても、一度も声荒らげる事は無かった。
器用で海から椰子の実や浮き玉を見つけて来て
色々な物に加工していたし、植物が好きで庭木も自分で綺麗に剪定していた。
ある時、島外の業者が来て「300万で盆栽1鉢を売って欲しい」と言ったそうだが
父は即座に断ったそうだ。
我が家の家族5人と、姉の家族3人が週末訪ねていく事を
何より楽しみに待っていてくれた。
本を読むのが大好きだったので、月刊誌を2種位買って
持って行くと、とても喜んでくれた。
いつも穏やかに笑っていた父の顔しか思い浮かばない。
戦時中の事、学校で習った事など、ばばが知らない事を
たくさん、たくさん教えてくれた。
父は口で色々言って教えてくれなかったけど、
その生き様や背中で「人間としての有り様」等
教えてくれたと今でも感謝している。
「文字は人を表す」と聞いた事があるけれど、
「父は優しい字」を書く人だった。
社会人になって、友人などから「ばばの尊敬する人は?」
と聞かれたら、間髪を入れず「自分の両親!」と答えていたばば。
今でも、その気持ちは変わらない。
自分の親を尊敬できるって、幸せな事だと思う。
今朝「今日はね、お父さんの28回目の命日なの」とじじに話して
「今までも、これからも、ずっと両親を尊敬し続けたい」と言うと
「うちの子どもたちも、僕たちの事、そう思ってくれるかなぁ?」とじじが言った。
それは、どうだか分からないけど・・・・・
父が亡くなって28年。
未だに、実家の中に入って庭の木を見たり
台所に立つと、両親の事を色々思い出す。
一番申し訳ないと思うのは、父が「300万でも売らない」と言った
庭木を見た時・・・・・・
シルバーさん達に剪定などして貰ってはいるけれど
世話もきちんとは出来ないまま、中には枯れてしまった物もある。
「お父さん、ごめんなさい」という気持ちでいっぱいになる。
父の命日を機に、ばばも父のように周囲に優しく、日々感謝の気持ちを忘れず
自分のやるべき事はきちんとやる人になりたいと、気持ちを新たにした。
そんな事を思っていたら・・・奇跡は起こった!
何となく数日前から、思い、願ってはいたんだけど。
1ヶ月以上前に、ある書類を都会のある機関に送ったと書いた。
1ヶ月過ぎても届かなかったが、数日前から
「もしかして??父の命日に届くのでは?」と思っていて、じじにも話し
今朝は、それが確信みたいになっていた。
そして、先ほど、お昼2時前、郵便屋さんがポストに入れてくれた郵便物を見ると
一番上に、待ちに待った葉書があった!!!!
やったぁ~~
やっぱり父が、今日届くようにって願っていたのかなぁ?
ばばにとっては「正に奇跡」でした。
「お父さん、ありがとう!」
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