ばばの日記

団塊世代 仲良し夫婦の暮らし
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靴にまつわる苦い思い出

2008年04月24日 15時10分54秒 | Weblog
4月25日(金)

ばばのこれまでの人生で、靴にまつわる失敗は普通の人より多いと思う。

まず最初は、じじと結婚して、新婚旅行で沖縄に行った時のこと。

職場の同僚が赤いハイヒールを結婚祝いにくれたので、

赤いスーツ(今ならとてもとても考えられないが)に合わせ、

靴も赤いハイヒールに決めた。

ところが、ところが・・・・・

履き慣れないハイヒールで1日中、

観光したり買い物をしたりしてホテルへ帰る途中、

ついにばばのか弱い(か弱かった?)足の踵は

それまでの悲鳴から絶叫を始めた。

見ると、皮膚が剥け、ストッキング越しにも血がにじんでいるのが見える。

じじに言うのもはばかられたが、

あまりの歩くのが遅くなったばばにじじも気づいて、

やっとばばの非常事態を感じたらしい。

なんと、今なら100万円上げてもしないと思うが、

じじはばばを背負ってホテルまで帰ってくれた。

じじって、いいところあったんだねぇ。

その時初めて、履き慣れない靴を履くと

大変なことになるということが分かったばばだった。



2回目の失敗は、ばばの姪が結婚することになり、

ばば姉と結婚式に参加するため上京した。

この時も、東京へ行くからにはびしっと決めて行かなくてはと、

普段履き慣れない踵の高い靴を履いていったのが失敗だった。

僅かな距離しか歩いていないにもかかわらず、

又歩けなくなってしまった。

夕方の東京。

お店も知らない。

地理も分からない。

ばば姉と二人やっと小さな靴屋を見つけ、

ばばは今まで履いていた靴は脱いで、スーツケースに入れ、

新しい、踵ぺったんこのちょっとぶかぶかの靴を買って履き替え、

ホテルへ向かったのであった。

この時思ったのが、

大東京にも、こんなひなびた場所があるんだなあということ。

徳之島よりもさらに田舎っぽい小さなお店があったのだ。

もちろん、姪の結婚式では、痛いのを我慢して

踵の高いヒールを我慢して履いていたよ。




3回目は長女の結婚が決まって、両家が初めて顔合わせをした時。

この時も、ばばは、靴が合わず、

おまけに東京では駅など歩く人のスピードの速いこと。

おめでたい日なのに泣き顔で歩いて、娘に叱られた。


両家で食事会が終わって出る時は、

回転ドアに危うく挟まれそうになり、足は痛いわ、

顔から火が出るほど恥ずかしいわで、ホント、消え入りたかった。

帰りがけに、また靴を買い替えたが、

大失態をしたばばは、

何処までも何処までも落ち込んで、はい上がれなかった。

「家族でボーリングに行こう」と言うことになって、

じじと3姉妹はウキウキ。

ばばだけ、超不機嫌。

落ち込んでいたばばは、初ボーリングでルールも分からないし、

気は滅入っているし、投げやりにボールもころがしたが、

何という皮肉、この日の成績はばばが一番良かった。

今でも、たまあにあの時のボーリングの時のことが話題になる・・・

と言うより、あの時のことでばばは、じじや姉妹にからかわれる。


もっとひどいのは、今でも「ばばは回転ドアも通れない」って、

じじにバカにされること。

ちゃんと通れますよ、沖縄でも、回転ドアのあるデパート何回も行くけど、

ちゃんとスムーズに通っているじゃない?

でも、娘の大事な日に犯した大失態、今思い出しても泣きたいよぉ~~~~。

消しゴムや修正液で消せる物なら、

デリートキーで一瞬にして消せるものならどんなにいいかと考えることもある。


4回目は、人間ドッグで鹿児島に行った時のこと。

検査結果は何処も異状なしと言うことで、

ばばはルンルン気分で大好きなショッピングへ。

ところが、アーケード街を歩いていると・・・・

んっ?ちょっと足が変、立ち止まって足元を見ると、

何とヒールが折れている!!!こりゃ大変。

ところが運のいいことに、

たまたま有名な靴屋さんの手前で、ことは起こったのだ。

ばばは、すぐさまお店に入り、一番履きやすそうな靴を買い、

ヒールの折れた靴はホテルに持ち帰って、ゴミ箱へポイッ!!




そして5回目は、3年前の家庭訪問でのこと。

最後のお宅へ向かっている時、

何だか右と左の足の感覚が違うと感じたばば。

足元を見ると、何と、左の靴の底が丸ごと抜け落ちている!!!

うわぁ、こ、りゃシーソーみたいな歩き方になるわけだよ、ばば。

何で、靴底が抜け落ちるまで気づかなかったの?

最後のお宅への訪問を終えて、玄関から来るままで歩く時、

玄関で見送って下さってるであろう保護者の方を

ついに振り返る余裕もなかった。

やっとの事で車にたどり着き、両方の靴を脱いで

ストッキングのまま車を運転し職場へ戻り、

職場に置いてあった体育館シューズで家に帰った。

この時の底の抜けた靴が、その1年前、

鹿児島の靴の専門店で買った靴だった。




ばばは、靴に関しては苦い思い出があまりに多い。

今から10年前、加計呂麻へ単身赴任した時に、

友達から「加計呂麻ではスニーカーとズボンと、リュックは3種の神器よ」

と教えられた。

なぜなら加計呂麻ではフェリーや、貸し切り船で買い物に出たり、

病院・金融機関へ行ったりしなければならず、

ハイヒールなど履いていては自由に動けない。

スカートでも貸し切り船から陸へ上がる時など大変だ。

潮の干満の関係で陸から手を引っ張ってもらって

「ヨイショ」と乗ったり、

逆に船から手を引いてもらって下りたりしていたから・・・

リュックも両手が空いて、自由に動けるようにと。



徳之島へ帰ってきてから7年目。

ばばは、リュックを背負うことはなくなったけど、

今でもスニーカー&ズボンが外出時の定番
(いつ頃からか、パンツと言うようになったらしいが、
化石人のばばの中ではスラックス&ズボンが受け入れやすい)で、

そのスニーカーもそろそろ買い替え時が来たようだ。

まず、履きやすさ、歩きやすさを条件に選ばなきゃ・・・。

もう、これ以上靴で苦い思い出は作りたくない。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
乾杯(完敗)なお方 (ジョンマ)
2008-04-24 18:35:45
20年前、友達の両親が上京してるというので、ちょいと遊びに行ったと時のこと、暑い盛り、ステテコスタイルでくつろいでいる友のアジャ(父)と焼酎を酌み交わした。 宴もたけなわの頃、トイレに立ったと思っていたアジャ、実は近所のコンビニに何かを買いに行ってたらしく戻ってきた。そのシタクイ(格好)に一同大爆笑!上下ステテコに革靴姿。 その辺のスリッパを履いて行けば良いのに。 「ヌガッ/ウイ/ネクタイヤ/クンガンゴ/ダーカチ/モーレタンガ」と、すかさずに突っ込みを入れる僕に「そっちかいっ!」と一同。 友のアジャに乾杯! の一夜でした。

ばばアカ、靴は見栄えよりもあんよに合ってるかが重要ですね。僕がお勧めする最も機能的な万能シューズ、その名も“地下足袋”など如何ですか(笑)
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ジョンマさんへ(万能シューズ似合うはずって) (ばば)
2008-04-24 19:17:11
ジョンマさんのコメント読んで、じじが真っ先に行った言葉「ばばには地下足袋一番ぴったりな気がする。明日から地下足袋はいて、とび職の頭領になって頑張れ」って。そうかも知れないねえ、地下足袋かあ・・・考えれば考えるほど、履きやすくて動きやすそう・・・
こりゃ早速じじに買ってきてもらわなくちゃ。
ダイマルに行けば、買えるかなあ。
昔々、ジョンマさんが生まれる前も前の昔、わらぶき屋根の葺き替えをするばば父や、近所のお兄さん達、みんな地下足袋はいていたような・・・・・・
明日の夕方から、じじとばば、二人とも地下足袋で散歩しましょう。そして、写真写して送りましょうか?

ジョンマさんのお友達のお父さんと同じ様なこと、ばばもしてるかも知れないな。お父さんの姿を想像して、笑ってしまったけど。
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