ばばの日記

団塊世代 仲良し夫婦の暮らし
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じじに表彰状を!!!

2008年04月25日 18時04分53秒 | Weblog
4月25日(金)時々

今、じじはばばの横の簡易ベッド?でお昼寝中。

いつも、だいたいこの時間はお昼寝中なのだが、

今日は特別に、何時間でも休ませてあげたい。



1週間ほど前から、オンボロになり、住む人のいない貸家の

庭回りを綺麗にしようと計画していた。

でも、ばばが寝込むわ、天気は悪いわで延び延びになっていた。



今朝は朝食を済ませ、9時頃からじじ&ばば、やる気満々。

のこぎり・鉈・鎌・ロープ・ゴミ袋など準備して、いざ、出発。

家から歩いて1分で行ける。

この家は築60年ぐらいなるという。

ガジュマルの木は樹齢何年くらいだろうか?

1年ほど前まで人が住んでいたが出てもらって今は空き家。

じじとばばで管理しなくてはいけないのだ。

前住人のいたころから、ガジュマルの木が伸びすぎて、

お隣の屋根の上にまで覆い被さっていたので、

職人さんに切ってもらおうとした。

しかし、住人が「洗濯物が干せなくなるから絶対に切らないで」と言って

切らせなかったらしい。

今や伸び放題、高さも5,6メートル、

幹回りもやがて1メートルくらいはある。

何と言っても、お隣に迷惑をかけているのが心苦しい。

庭も草ぼうぼう。ハブの心配もある。



「こりゃ、大仕事になるぞ」と覚悟して取りかかった。

じじは、ガジュマルの木に登って枝を切り落とす。

ばばは下でそれを拾い集め隅っこまで引っ張って行って積み上げる。

枝が大部広がっているのでまず細い物から次々切り落とし、

最後に太い所を切ることにした。

最初は難なく枝を切り落としていった。

徐々に枝が太くなる。

ここ数年、力仕事をしたことがないじじ、

スタミナが持つか心配しいしいばばは見守る。

お隣さんのトタン屋根に乗って、なおも作業を続けるじじ。

「大丈夫?」

「めまいしない?」

「頭ふらつかない?」

「低血糖にならない?」と、ばばはひっきりなしに声をかけ続ける。

途中、心配になって家に走って帰り、

ジュース・栄養剤・お菓子・バナナを持ってまた、じじの元へ。

作業続けること、約2時間半。

最後は、作業をしている家の隣を借りている建設業の方が

くさびを持って来て下さったり、電動のこぎりを持って来て下さったり、

ロープで引っ張って下さったりして、

ついにガジュマルは根元から切り倒された。

じじ、やったね、バンザーイ、バンザーイ。


途中からじじ母も、じじが木から落ちないか心配だと、

斧や、鎌など持って(じじ母は85才です!)

せめて、入り口の草でも刈り払おうと駆けつけてくれた。

ばばは、じじも心配だが、じじ母のことがなお心配で落ち着かない。

「お母さん、二人でしますから、お家でゆくり休んでて下さい」と言っても、

「ここにいた方が安心、家にいたら、じじが木から落ちないか心配で」と、

黙々と草を抜いたり、クロトンの枝を斧で切ったりする。

(母親って、子どもがいくつになっても心配するもんだなあ)と、

改めて感動!!

12時前になったので、母には帰ってもらい。

じじとばばは、トベラや、クロトンの木を切る。

この二つの木も、細い路地を通る人を邪魔するくらい枝が伸びている。

思い切って根元近くから切ることに・・

ばばは初めて分かった。

トベラの木やクロトンの木は外見よりも重いことが。

「さあ、あと一息だぞ」とじじの声。

ばばも、最後の大きな枝を引っ張って、積み上げに行こうとしとたん、

悲劇は起こった。

ばばが引っ張っていた木の枝が門の水道管のパイプを引っかけてしまい、

水が急激な勢いであふれ出し、止まらなくなったのだ。

あわてたばばは、素手でパイプを押さえたが、

ばばの手なんか難なくはねのけるくらいの水力だ。

あっという間に、ばばは頭から全身ずぶ濡れに。

自分が濡れるのよりも、お隣さんの乾きかけてるであろう洗濯物に

水がかからないかその方が心配だ。

じじは「水道屋さんに電話してこい!」と叫ぶ。

ばばは、オリンピック選手になれるくらいの勢いで我が家に走って帰り、

水道屋さんに電話をした。

そして、バスタオルや他のタオルを持って又じじの元へ。

ずぶ濡れになっているじじにバスタオルを渡し、

今度はフェイスタオルを水を噴き上げる」パイプに当てて両手で押さえる。

それでも水は噴き上げる高さが少し低くなっただけで勢いは変わらない。

水道屋さんが来るまで、気が気ではない。

幸いなことに、水道屋さんもばばの家から車なら

1分では来れる距離にあるので、じきに、駆けつけてくれた。

「びっくりされたでしょう。大変だったでしょう」と言う

水道屋さんの優しい言葉に胸が熱くなる。

(ああ、人間って言葉一つで癒したり癒されたりするんだなあ)と思った。

水道屋さんは、じじの教え子だそうだ。

彼が、簡単な機械をバッグから取り出し、

水の出ているパイプを挟んで圧力をかけると、ピタッと水は止まった。

そして、「昼から道具を持って来てきちんと直しますから」

と言って帰っていった。

「水も滴るじじとばば」になりながら、その後、また木を切り、枝を片づけ、

ホーキでゴミを掃き集め大きな袋に入れて持ち帰った。

時計を見るともう、1時半にもなっていた。

じじがシャワーを浴びる間に、ばばは、簡単に昼食の準備。

昼食後、ばばはシャワー、じじは昼寝。

疲れただろうなあ、じじ。

だって、大病を患って以来、力仕事はほとんどしてないもんね。

それにしても4時間半もの力仕事、よくがんばったね。

じじは、「ばばが手伝ってくれたからできたんだよ」って言うけど、

とんでもない!!!木を切り、庭をスッキリさせてくれたのはじじなんだよ。

力仕事頑張ってくれたのに、お粗末なお昼ご飯でごめんね。

夜のお刺身、美味しい魚が上がっているといいね。

ビールも、じじの好きなエビスの「黒」、何本でも飲んでいいよ。

ばばは、じじに言葉ではうまく言えないから、

このブログに感謝の気持ちを込めて書くね。

本当にお疲れ様。そしてありがとう!!!

3姉妹、今日のお父さん、いっぱい、いっぱい褒めてあげてね。

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