ばばの日記

団塊世代 仲良し夫婦の暮らし
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人と人

2008年10月28日 21時11分17秒 | 日常生活

10月28日(火)

「ふぅ~~~今日は怖かったよ」

ばばが店先に立つと同時にSさんがばばに話しかけた。

「ふぅ~~」とは島では感嘆詞代わりにも使われる。

どんな怖いことがあったのだろう?と思っていると

Sさんは話し続けた。

ばばが一昨日右折してきたオートバイに危うくはねられそうになったことを書いたが、

Sさんの話とはこうだ。

普通車の後を単車がクラクションを鳴らしながら追いかけてきたらしい。

「何事!」と気にしながら外を見ていると、

車の後から追いかけてきた単車が車の前に回り込んで

Sさんのお店の前で車を止めたそうだ。

車に乗ってたのは、おじいちゃん、単車で追いかけてきたのは中年男性。

中年男性はおじいちゃんに何か声を荒げて文句を言い始めた。

おじいちゃんも負けずに言い返し、言い争いはますますエスカレートしていった。

車と単車の止まっている道路は狭くて、他の車は渋滞してしまって大変な迷惑だ。

よくよく話を聞いていると・・・・・・

中年男性がバイクで直進していると、おじいちゃんの乗った車が横道から

パッと飛び出してきたそうだ。

危うくぶつかりそうになった中年男性は頭に来たらしい。

車に乗ったおじいちゃんはそのまま走り去ったものだから

中年男性は腹が立って、その勢いでおじいちゃんの車を追いかけ

Sさんのお店の前で追いつき無理矢理車を止め、文句を言い始めたのだそう。

あまり中年男性がしつこく文句を言うのでおじいちゃんは謝るどころか

「じゃ、警察に行こう」と車の中から言った。

おじいちゃんは一度も車から出ることはなかった。

おじいちゃんに開き直られた、中年男性は相当頭に来たらしく、

運転席側に回って車の外からおじいちゃんの首に手をかけ、しめ始めた。

見ていたSさん達は怖くて警察に電話しようとしていたら

ちょうどゴミ収集車がきたので、中年の男性はおじいちゃんの首を絞めていた手を放し

何処かへ走り去ったそうだ。

Sさんの話はざっとこんなものだった。

 

ばばは思う。

狭い島。お互い単車と車のナンバーも覚えているだろから、

今後も後を引きそうな後味の悪い話しだと。。。。

 

実際、どんなことがあったか見てなくてSさんの話を聞いただけなので

ばばは何とも言えないが、

もしも、おじいちゃんが安全確認をしないで脇道から飛び出したのであれば

一言「ごめん、悪かったね。びっくりさせて・・すまなかった」と言えば

すんだ話ではないかと思う。

 

また、中年男性もいくら腹が立ったからと言って老人の首を絞めるのはいけない。

一歩間違えば大変なことになってしまう。

 

ここ数日、テレビでも、悪質なひき逃げ事件のことが連日報道されている。

車を乗る者の一人として、やはり一番大事なのは「人命」だと言うことを

何回も何回も心に刻みたい。

 

ばばも考え事をしながら運転したりすることもあるが、

運転マナーの悪さは嫌と言うほど目にする。

運転しながらの携帯電話をすることは違反だと厳しく言われた当時は

違反者は少なかったが、今は平気だ。

片手で携帯、片手でハンドルなんて人を何人も何人も見かける。

方向指示を出さずに右折・左折する人も、曲がる直前に方向指示を出す人も。。。。

島は道路が狭いのに両側駐車なんて日常茶飯事。

いつ事故が起こってもおかしくない違反があまりに多い。

 

運転する人も通行人もみんな「たった一つの命」。「かけがえのない命」。

その命を守るためにもお互いが最低限のルールを守りましょうね。

 

今日はちょっと説教じみちゃった。

 


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2 コメント

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爺ちゃん絞めてどないすんねん。 (ジョンマ)
2008-10-29 14:10:07
 いつだか帰省した時、闘牛場へ向けてポンコツ車を走らせていて、隣集落にさしかかった途端、前を迷走する軽トラックに行く手をはばまれた。30キロの速度でフラフラ蛇行し、おまけに右ウインカー出しっぱなし。爺様だ。集落を過ぎ、追い越し禁止区間でなくなったが、あえて追い越さずに着いて行くことにした。ルームクミラーには大名行列宜しく十台ぐらい続いている。そのうちの何台かは我慢しきれず、頃合いを見て「今だっ!」とばかりごぼう抜きして行った。大名行列の先導役となったその爺さんに先導され、闘牛場へ到着。広い駐車場、闘牛場からなるべく遠い位置に僕は車を止めた。少し歩くことになるが、このほうが帰りに出易い。大名爺さんはというと・・・案の定、少しでも闘牛場に近い方に駐車しようと混雑の中、格闘していた。「ヌゥーヌ難儀ガヤァ」と思った。
 車を運転する以上、いや道を歩く以上、どんなに気を付けていても、思わぬ危険に遭遇します。これは避けられないこと、と思って運転しなきゃダメかもね。都会では良く見かけますよ。何があったか知らないけど「ピィ~ビィビィ~~!」けたたましくクラクション鳴らしているあんぽんたん。クラクション鳴らす間があったら、ブレーキ踏むなりなんなり、まず自分や同乗者の身を守ることを最優先しろ、と言いたいね。クラクションは何の効果も生みません。島はもともと交通マナーはあまり良くないね。都会に比べて圧倒的に交通密度が薄いから、なんとか事故にならず済んでるケースは多いはずです。今後益々高齢ドライバーが増えると思われるなか、いっそこの際、条令等で島オリジナルのルールを創ったら良いかもね。“年寄りに優しい交通ルール”①爺さん追い越したら罰金2万円 又は 三台分のウギカテェ。②ピッピー鳴らして婆さん驚かしたら、ウドゥンキャギの度合いに応じて5万円以下の罰金等々、冗談抜きで何か考える時期かも知れないなぁ。T岡町長に提案してみるか。
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ジョンマさんへ(今日も・・・) (ばば)
2008-10-29 14:55:32
今日は姉とトーマグへ行ってきました。
行く途中、I中を少し過ぎた右側の空き地にばばの見慣れた運送会社の車が1台、別の運送会社の小さい車が1台、普通車が1台そしてパトカーが2台止まって、何やら会議中???でした。昨日の「爺ちゃん首絞め事件」のこともあり、気になる光景でした。一体何があったのか、さすがばば達が約2時間後通った時は、何事もなかったようないつもの風景でしたが。
ばばの知り合いのおばさんは数年前、スーパー前を歩いていて店前の駐車場からバックしてきた車にひかれて亡くなったそうです。
ばばと姉も夕方の散歩帰り毎日同じ場所を通りますが、一瞬「もし、この車がバックを始めたら・・・」と怖くなることがよくあります。
 島でも、爆音響かせて走り抜ける暴走族まがいの人もいて、特に県道端に住むばばなんか安眠妨害です。都会は島の何百倍もうるさいでしょうけどね。
ジョンマさん発案の「お年寄りに優しい交通ルール」じゃないけれど、ドライバー同士ももう少し余裕を持って運転したらいいかも知れませんね。あまりに余裕を持ちすぎて、20㎞近くも大名様に先導されるのも迷惑ですけどね。
 ばばも在職中何回も先導されたことがあります。気が急いている時など本当にイライラしましたけど、いくら急いでも5分と差はないと思い「我慢・我慢」していました。
島でも痛ましい自損事故や死亡事故も毎年のようにあります。ばばも自分が年取るにつれ、やはり運転は「より慎重に」を守ろうと思います。
 敬老の日だったか、ばば両親宅の庭を回ってふだんじじぐらいしかバイクを止めない奥まった場所にバイク(スクーター?)を止めた人はまだ分かりません。
勝手に老人宅庭に乗り物を止め、老人をドキドキさせた人にはどんな罰がいいでしょうかね、ジョンマさん。
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