ばばの日記

団塊世代 仲良し夫婦の暮らし
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普段しない行動

2015年03月08日 21時43分50秒 | 日常生活
3月8日(日)晴

天気予報通り、今日は穏やかな晴天。

「晴れたら、T姉さんの顔を見ながら、ついでにお墓参してこようね。」

と、もう、何週間も前から姉と話していた。

約束通り、9時少し過ぎには出発。

30分位で、実家集落に着くだろう。

そしたら、何軒かよって用事を済ませ

その後、先月ご主人を亡くしたT姉さんの家へ寄って

お線香を上げさせてもらい、

T姉さんとお喋りでもして元気づけてきたい。

そして、」帰りにお墓参りをしてこよう。



予定通り用事を済ませ、10時にはT姉さんの家へ。

これまでは、上がり込んで長居はしなかったが

今回は、ご主人を亡くし、悲しみ寂しがっているであろうT姉さんのお話を聞いたり

元気づけたりしたいと思っていたので

サッサと家の中まで入り込んだ。

T姉さんは、ソファーで、貼り絵手芸?をしていたけれど

ばば達が入って行くと、T姉さんはすぐに動いて

お茶の準備をしようとしたので

「だめ、姉さんは動かないで!」と制した。

去年夏、大手術を受けたT姉さん。

あまり動いて欲しくなかった。

でも、ばばと姉が仏壇でお線香を上げている間に

湯飲みや急須を準備していたので

「自分たちでやりますから、姉さん動かないで」と、

勝手に急須を取り上げ、お茶を入れた。

その後、今朝ちょっと早起きして作ったポテト餅や、

大根のべったら漬け、姉が作った魚のそぼろ、イカ味噌などを

持って行ったので、小皿を探し出し

お初を仏壇に供えた後、T姉さんにも入れてあげた。

お茶と一緒に味見して、どれもとても美味しいと、褒めてくれた。

それから、ばば達も一緒にお茶を頂きながら

ばば達が小さかった頃の話や、島の料理の話、

ばばの両親の話等色々聞かせて貰った。

特にビックリしたのは、ばばの実家のすぐ裏の畑で

2,30年位前だろうか?遺跡が発掘されたそうで

石斧の等も出土したそうだ。

そう言えば、チラッと聞いた記憶はあるけれど・・・・・

石斧が出土・・・って、何年位前の遺跡なんだろう?

どこか、大学の先生も調査に来ていたとのことだけど

その後、詳しい研究がなされ、その結果はまとめられたのだろうか?

T姉さんのお話を色々聞いていると

時間があっと言う間に過ぎて、10時を大分回ってしまった。

もう一度、ポットに水を入れて、お湯を沸かし、お茶を入れ直して

T姉さんにあげ、自分たちが使った湯飲みなどを洗い片付けて

「又、しばらくしたら遊びに来ますからね。

無理しないで、お体大事にして下さいね」と話しかけ

T姉さん宅を出た。

ご主人を亡くされて2週間余。

どんなにか寂しく、お辛いことだろう・・・

でも、時には笑顔を見せてくれたT姉さん。

お嬢さんもすぐ近くに住んでいるし、妹夫婦も少し離れてはいるけれど

近くに居を構えている。

T姉さん、まだ気が張っているだろうけど、

時間と共に、寂しさも増すだろうから、

姉とばばも、お墓参りなどの時には、今まで以上に

T姉さん宅に寄ろうと思っている。

それにしても、きょうのばばと姉、

さっさとT姉さんの家に上がり、台所に立ち

食器を探したり、洗ったり・・・・・普段考えられない行動を

当たり前のようにしてしまった。

でも、案外元気そうなT姉さんの顔を見て

少しはホッとした。



さぁ~11時になったよ。

3カ所、お墓参りをしてそれから帰宅、ご飯も炊かなくちゃならない。

大急ぎで動いたら、いつもと同じ時刻には昼食の準備も終えて

いつも通り取材に出かけたじじを迎えることが出来た。

やればできるじゃない、ばばも。



計画をちゃんと立て、色々シミュレーションして

これからもテキパキと動くぞ、ばば。