ばばは、夕方父の見舞いがてら買い物をして帰ったのが7時少し前。
薄暗い道を歩いていると、前方に小柄なおじいちゃんとおぼしき人影が。
そのおじいちゃん・・・
直立して右手に持った飲み物をグゥ~~~ッと飲み干している。
だんだんおじいちゃんが近づいてきた。
黒っぽいスエットのズボンを着ていたが、よくよく見て、ばばは嬉しくなった。
何と左足の膝下あたりに、どこかのオレンジ飲料会社の宣伝のように
大きなオレンジ色のミカンがプリントされているんだもの。
何となく、ホッコリした気持ちで家に入った。
夕ご飯を済ませたら、ブログをアップしなくちゃ・・
等と考えながらじじの部屋を覗くと、じじはパソコンに向かっていた。
もう、7時のニュースが始まっていたので、
「じじ~夕ご飯にしよう~~」
じじも「そうしよう」とすぐに応じた。
じじが刺身のツマ等を冷蔵庫から出すのを見ながら
ばばも、自分の食べるご飯を温めたりしなくちゃ・・・と思って冷蔵庫を開けた。
次の瞬間、「アチャ~!!!!!」
ご飯が無いっ!無いっ!無いっ!ご飯が~~~~。
昼食時、ご飯を食べきったから(ご飯炊かなくちゃ・・・)とは思っていた。
すぐに米を洗ったら、米の浸水時間が長いので、
5時くらいになったら、お米を洗おうと思っていた。
なのに、なのに、なのに・・・・・・・・
色々雑用をし、買い物に出るまでも、お米を洗うことを、すっかり忘れていた。
ご飯を炊き忘れるなんて、滅多にないこと。
「じじ~~どうしよう・・ご飯がないんだけど。小さなカップ麺でも食べる?」
「いいよ~~」
と言うことで、ばばはお湯を沸かし始めたが、何だかなぁ~~~。
ラーメン食べたくないなぁ。
まっ、今晩一晩くらい、ご飯もラーメンも食べなくていいや。
そこで、ズラ~~~ッとツマを並べ、刺身を食べるじじの横で
ばばは、小さい菓子パンとコーヒーを。
食べ終わっても、何だか満足しない。
そこで、青菜や瓜、タマネギ、人参などじじの前から失敬。
昼に焼いたチキンを食べ、モンキーバナナ一本も食べ、「ごちそうさま」。
ばばは、これで良いとしてもじじがお米一粒も食べなくて大丈夫かな?
刺身を食べ終わったじじに「カップ麺半分だけ作ろうか?」と言うと
「良いよ、1日ぐらいご飯食べなくても。」って。
昼の残りの野菜炒めと、お汁という、へんてこりんな食べ方で、じじも「ごちそうさま」。
ごめんね~~ばばのうっかりミスで。。。
明日は、アッツアツの美味しいご飯食べようね~。