ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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今年も「虎」刈り 来季こそ優勝、期待込め 

2006-10-17 10:32:11 | Weblog
今年も「虎」刈り 来季こそ優勝、期待込め 2006年10月15日 産経夕刊
http://www.sankei.co.jp/news/061015/sha011.htm
画像 http://www.sankei.co.jp/news/061015/sha011-1.jpg
 阪神タイガースファンにはおなじみの岡山県美作市の「トラちゃん田んぼ」で15日、「H」と「T」マークや球団マスコット「トラッキー」をかたどって植えられたイネがファン約400人の手で刈り取られた。
 午前8時ごろから熱気球に順次乗り込み、田んぼに浮かび上がった絵柄を上空から堪能。六甲おろしの合唱の後、稲刈りが始まった。
 惜しくも優勝を逃した阪神に「常勝阪神でもいけない。負け惜しみじゃないけど。ここから応援を送るだけ」と田の持ち主の新田博美さん(55)と来季の優勝に期待を込めた。
 収穫したのは黒米や赤米など11種類、計約400キロ。半分は11月に兵庫県西宮市のタイガースの独身寮「虎風荘」に届けられる。


 こちらは阪神ファンにとってはすっかり恒例の行事となった「トラちゃん田んぼ」の稲刈り風景です。私はてっきり毎年同じ形を作っているのかと思いましたが、今年はあの虎が吼えているおなじみのマークではなくてトラッキーを形どったようですね。残念ながら今年はあと一歩のところで中日ドラゴンズに追いつくことができませんでしたが、この田んぼでとれたお米を食べた若手選手のうちの誰かが来年1軍の舞台で活躍するのでは…と考えると、当人も一種の生きがいになっているのではないでしょうか。こういう微笑ましい話題は結構好きです。

50代母、30代娘の卵子で「孫」を代理出産…国内初

2006-10-17 10:29:20 | Weblog
50代母、30代娘の卵子で「孫」を代理出産…国内初 2006年10月15日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061015i101.htm
朝日 http://www.asahi.com/life/update/1015/005.html
産経 http://www.sankei.co.jp/news/061015/sha007.htm
 子宮を摘出して子どもを産めなくなった30歳代の女性に代わり、この女性の卵子を使って女性の50歳代の母親が妊娠、出産していたことを、実施した諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の根津八紘(やひろ)院長が14日、明らかにした。
 祖母が孫を産む形の代理出産で、米英での実施例はあるが、国内では初めて。家族関係が極めて複雑になるだけに、代理出産を巡る議論が再燃するのは必至だ。
 根津院長によると、今回、代理出産に踏み切ったのは、ともに30歳代の夫婦で、妻は結婚後、子宮の摘出手術を受けていた。女性の実母の申し出を受けて2004年、夫の精子と妻の卵子を体外受精させ、受精卵を実母の子宮に移植した。実母が昨春、出産した。母子ともに健康だという。子どもの性別は明らかにされていない。子どもは戸籍上、妻の実母の実子として届け出た後、夫婦の子として養子縁組した。
 代理出産を巡っては、2001年5月、子宮を切除した女性の卵子を使って女性の実妹が代理母になる形で、国内で初めて実施したことを根津院長が公表した。しかし、代理母に妊娠・出産に伴う危険性を負わせるとの批判がある上、生まれた子どもを代理母が手放さないといったトラブルの恐れも指摘され、厚生労働省の厚生科学審議会生殖補助医療部会は03年4月、代理出産を罰則付きで禁止すべきだとの報告書をまとめた。日本産科婦人科学会も03年4月、代理出産を禁止する指針を定めた。
 根津院長はこれまで2例の代理出産を公表しているが、今回のケースを含めて新たに3例、計5例を実施したとしている。根津院長は今回の例について「代理母が産んだ子を手放すのを拒むなどのトラブルを回避でき、代理出産のモデルケースになりうる」と意義を強調している。他の4例は妻の実妹や夫の義姉などが代理母だった。
 星野一正・京大名誉教授(生命倫理)によると、祖母が孫を産む形での代理出産は1990年代以降、少なくとも米国とイギリスで2例ずつ計4例が報告されている。生まれた子どもは、遺伝上は卵子を提供した女性の子どもだが、出産という行為からみれば女性の弟妹にあたることから、家族関係の形成の難しさも予想される。


 このケースの場合は、代理母が実の母親(子供にとっては祖母)で、金銭的しがらみや,代理母が子供を手放さないトラブルもないでしょうし、特別養子縁組(養子が、戸籍上も実親との関係を断切り、実子と同じ扱いにした縁組)をすれば、法定相続分の問題もクリアしますが、家族関係の形成と言う意味では確かにややこしいことになりそうですね。
 ただ、子宮を摘出して子供を産むことが出来なくなってしまった女性にとっては、この代理母という形でも子供が欲しい人にとっては有力な方法の一つともいえるだけに、今後は、代理母をどこまで許容するのかが、議論されていくのではないかと思います。

ウォルマート:従業員に休憩与えず94億円賠償命令 米国

2006-10-17 10:27:09 | Weblog
ウォルマート:従業員に休憩与えず94億円賠償命令 米国 2006年10月15日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061015k0000m020055000c.html
 AP通信によると、米ペンシルベニア州の地裁陪審団は13日、米小売り最大手ウォルマート・ストアーズが従業員に休憩時間を与えなかったのは州労働法違反として、総額7850万ドル(約94億円)の損害賠償を命じる評決を下した。同社は上訴する方針。
 同社は他州でも従業員から同様の集団訴訟を起こされており、昨年12月にカリフォルニア州で受けた約200億円の損害賠償命令に続く敗訴。
 今回の支払い対象となるのは、98年3月から今年5月までペンシルベニア州内店舗で働いていた18万7000人。
 ウォルマートは州法に基づき6時間勤務の場合は15分の休憩2回のほか、30分の無給の食事時間を従業員に与えることにしていた。しかし原告側は仕事をこなすため、規則が恒常的に破られていたと主張していた。


 ウォルマートと言えば、米国では価格破壊の代名詞化していますが、労働組合を認めないことや各種保険を負担しなくてすむ時間従業員を多数雇うことで、人件費を抑えている傾向があり、実際に労使紛争や賃金での訴訟だけでなく、他にも性差別訴訟、自治体による誘致反対運動まで発生しているようですね。

 ちなみに日本の場合、労働基準法第34条で『使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない』とあり、1日5時間程度の契約で休憩は食事時間のみ、あるいは1日7時間30分の契約で正社員には1時間の休憩時間を与えているのに、そのパートには法律通り45分しか与えないと言う会社も決して珍しくありませんが、休憩時間が守られないというだけで裁判に訴えられたという話はあまり聞いたことがありません。これも日米の文化の違いなのでしょうか。

黒のオートバイが金色に さいたま市で落書き相次ぐ 

2006-10-17 10:24:27 | Weblog
黒のオートバイが金色に さいたま市で落書き相次ぐ 2006年10月17日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/1016/TKY200610160349.html
画像 http://www.asahi.com/national/update/1017/image/TKY200610160387.jpg

 車のナンバーやボンネット、民家のドアや表札が金色のペンキで落書きされる事件が10日夜から11日朝にかけて、さいたま市の住宅街で14件相次いだ。
 実家の前に止めていた男子大学生(24)の225ccのオートバイも狙われ、黒のボディーが一夜にして金色に。タイヤ以外が塗り尽くされていた。
 男性は「『なんだよ、これ』ってかんじで、言葉も出なかった。愛着があり許せない」。器物損壊容疑で捜査を始めた大宮東署も犯人像をはかりかねている。


 このバイクの持ち主には怒られそうですが、『よくぞここまで見事に金色のペンキを塗りたくったな…』というのが写真を最初に見た時の正直な印象です。でもイザ自分が同じことをやられたら、やはり『なんだよ、これ』ってかんじで、言葉も出ないんでしょうね…。

 なんでも最近は金色に染める缶スプレーというものがあるそうなのですが、それでもバイク1台に塗ろうと思えば、1缶で足りるとも思えませんし、民家の表札に至っては、表札の枠からはみ出ないよう念入りに吹きかけられるなど、相当の時間をかけた節が見られるのだとか…。もしその最中に警察が見回りにでも来たら逃げようもないと思いますが、一体なんの目的で、どう人目につかないようにこのような行為を行うことができたのか、謎が深まる事件ですね。ホントびっくりとしかいいようがない事件です。

北朝鮮向け送金、中国が停止通達・国境の一部銀行に

2006-10-17 10:20:21 | Weblog
北朝鮮向け送金、中国が停止通達・国境の一部銀行に 2006年10月17日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20061017AT2M1601R16102006.html
 北朝鮮に接する中国・遼寧省丹東市の金融関係者によると、中国政府は北朝鮮への送金業務を停止するよう求める通達を同市と吉林省の一部銀行に出した。発令は13日付。「理由は明らかにされず、停止期間も不明」とされるが、国連安全保障理事会が北朝鮮への決議を採択するのを見越した措置との受け止め方が多い。
 14日午後(日本時間15日未明)に採択された制裁決議は、北朝鮮の核、大量破壊兵器、弾道ミサイル計画にかかわる団体・個人の金融資産の「即時凍結」を加盟国に義務付けた。丹東市と吉林省の延辺朝鮮族自治州は朝鮮族が多く、北朝鮮との商取引が活発。今回の送金停止措置には北朝鮮との間の資金の動きを精査する狙いがあるとの見方もある。


 最初は国連決議が出たから、早速動いたのかなと思いきや、どうやらその前に一部の地域・一部の銀行で北朝鮮向けの送金を停止するように通達が出ていたようで、中国がかなり今回の件で怒っている事がわかりますね。
 問題は中国がこれらの措置を全ての銀行で行うことができるかどうかですが、もし実際に全ての銀行で行い、それを一定期間継続することができるなら、北朝鮮にかなりの打撃を与える事が出来ますし、北朝鮮にとっては今回の件だけでもかなりの警告になったのではないかと思います。

ライス国務長官、再実験行わないよう北朝鮮に警告

2006-10-17 10:17:05 | Weblog
ライス国務長官、再実験行わないよう北朝鮮に警告 2006年10月17日 日経
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt71/index20061017SSXKB084516102006.html
 ライス米国務長官は16日、国務省で記者会見し、北朝鮮が2度目の核実験に踏み切る可能性について「注視している」とした上で、「そのような挑発的行動を取らないよう望む」と述べ、再実験を行わないよう北朝鮮に強く警告した。また「核兵器開発計画を終わらせることが目標であることに変わりない」と述べ、「検証可能で不可逆的な完全核放棄」を決断するよう北朝鮮に強く求めた。
 長官は「(再実験は)北朝鮮の孤立をさらに深めることになる」と指摘、警告を無視すれば、国際社会による制裁が一段と強化されるとの見通しを示した。
 長官は18日から日本、韓国、中国を訪問するのに続き、ロシアも訪れることを明らかにした。北朝鮮を除く6カ国協議の全参加国と、具体的な制裁措置など今後の対応を集中的に協議する。


 アメリカのABC局が北朝鮮が2度目の核実験を準備している可能性を示す「車両と人員の動き」を米偵察衛星がとらえているという報告もあり、ライス長官は早速警告に回ったようです。
 日本の一部政府高官が核兵器保有について不適切な発言をする中、政治家のレベルの差をモロにみせつけられる形になりましたね。

関連ニュース
米、北朝鮮の核実験を確認・爆発は小規模
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt71/20061016AT2M1602H16102006.html

祇園唯一の書店が閉業 「京都本」並び常連に舞妓さんも

2006-10-17 00:41:17 | Weblog
祇園唯一の書店が閉業 「京都本」並び常連に舞妓さんも 2006年10月14日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/life/update/1014/005.html
 京都・祇園で唯一新刊を扱う町家の本屋「祇園書房」(京都市東山区祇園町南側)が14日、閉店する。観光ガイドや着物、茶道の本など「京都本」を中心に扱い、「祇園の情報源」として板前さんから舞妓(まいこ)さんまで幅広い人々に愛されてきた。店じまいを惜しむ声が上がるが、町家は取り壊され、跡地はコンビニになる。
 四条通に面する築130年の町家。宮川和久社長(73)の義母が1928年にここでたばこ屋を始め、戦後は店半分を祇園甲部お茶屋組合に貸し、観光案内所も兼ねた。宮川社長が中学校教諭を退職したのを機に81年、本屋として再出発した。
 店頭にならぶ約1万5000冊の書籍の半分は、京都に関連した本が占める。かっぽう着姿で料理の本に目を通す板前さんがいれば、けいこ帰りに待ち合わせをする舞妓さんの姿も。年中無休で、平日は午後10時まで。配達サービスもしていた。
 インターネットで本が買え、雑誌はコンビニで24時間手に入る時代。宮川社長は、大型店の進出や建物の老朽化などもあって閉店を決めた。「寂しいけれど仕方がない。25年間かわいがっていただき感謝しています」
 常連客の美容室「やまと」経営で結髪(けっぱつ)師の石原哲男さん(58)は自著「日本髪の世界」を置いていた。「地域に密着した本屋がなくなるのは本当に残念」。祇園商店街振興組合理事長で京寿司(ずし)「いづ重」の店主、北村典生さん(37)は「店自体が観光地になるような深みがあった」と惜しんでいる。


 時代の流れと言えば、それまでなのでしょうが、京都本を中心に取り扱っている本屋さんが閉店になるのはやはり寂しいものがありますね。
 とりわけ光村推古書院(出版社の一つ 京都・奈良を中心に観光・風景写真関連の書籍を多く扱っています http://www.mitsumura-suiko.co.jp/index2.html)の書籍は、祇園書房の閉店で、今後は衝動買いすることはかなり苦労することになりそうです。
 せめて祇園書店の想いを、跡地に入るコンビニや地元の大型書店が引き継いでくれると良いのですが…。

9月末の株式投信、銀行窓販が全体の50.9% 

2006-10-17 00:33:24 | Weblog
9月末の株式投信、銀行窓販が全体の50.9% 2006年10月14日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061013AT2C1302E13102006.html
 投資信託協会が13日発表した9月末の株式投資信託(公募)の残高は前月比1.7%増の49兆7547億円となり、4カ月連続で過去最高を更新した。9月の株式相場はほぼ横ばいで推移し、運用面での伸びは小幅だったが、銀行窓販経由などで個人マネーの流入が続いた。銀行などで販売された株式投信の残高は全体の50.9%と半期ベースでは初めて過半に達した。
 9月は日経平均株価が13円強下落し、運用による資産の増加は約200億円にとどまった。ただ、新規の購入額を示す設定額が2兆3000億円強と解約額(約1兆3600億円)を大きく上回ったことが残高を押し上げた。タイプ別では多種の資産に分散投資する投信などを含むファンド・オブ・ファンズやバランス型の伸びが目立った。
 公社債投信やMMF(マネー・マネジメント・ファンド)は小幅減となったが、株式投信の伸びが大幅だったため、公募投信全体の残高は62兆3020億円と1.3%伸びて、2カ月連続で過去最高となった。主に機関投資家向けに運用する私募投信の残高は30兆2939億円と最高を更新した。


 銀行窓販がはじまってから、毎月一定額を決めて投資信託を購入する方が増えたこと、長期低迷していた株価が堅調なこともあり、銀行窓販は順調にその資産残高を伸ばしているようですね。
 他にも年金生活者が貯蓄を取り崩すのではなく、毎月分配型ファンドを購入して公的年金では足りない分を補うような形で運用する形が普及したことも銀行窓販のシェアを急激に伸ばす要因になっているような気がします。

移植用の腎臓を誤って廃棄、名古屋の病院

2006-10-17 00:28:45 | Weblog
移植用の腎臓を誤って廃棄、名古屋の病院 2006年10月14日 
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20061013AT1G1304513102006.html
産経 http://www.sankei.co.jp/news/061014/sha001.htm
 名古屋市南区の社会保険中京病院(渋谷正人院長)で、移植用に提供された腎臓が誤って廃棄され、移植手術ができなくなっていたことが13日、分かった。日本臓器移植ネットワークは「提供された臓器を誤って廃棄したケースは聞いたことがない」としており、厚生労働省も事実関係を把握。愛知県警は詳しい経緯について病院関係者から話を聴く方針だ。
 同病院などによると、廃棄されたのは50代の男性患者の左右の腎臓2個。13日午前零時ごろに、家族から臓器提供の承諾を得たという。
 男性患者は、同日午前8時半ごろに死亡が確認され、午前10時前から腎臓の摘出手術を開始。摘出された腎臓は、移植に備え、袋に入れるなど処置された上で、氷の入ったクーラーボックスで保管されたという。しかし、病院内の引き継ぎがうまくいかず、看護助手が摘出された腎臓を入れたクーラーボックスを手術室の外に移動。その後別の看護助手が開封し、臓器は院内の感染症組織処理ボックスに入れられた。


 世の中には臓器移植しか健康を取り戻す手段がなく、人工透析を受けながら何年も待っている人がいるのに、よりによってその臓器を誤って廃棄するなんてとんでもないミスをしてくれたものです。
 続報(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061014i106.htm?from=main1)によれば、腎臓の保管方法を定めたマニュアルがなく、移植先が決まるまで腎臓を管理する責任者も決めていなかったことが原因で、清掃していた職員が腎臓の入ったクーラーボックスを、誤って手術器材などを洗浄する「クリーンアップルーム」に運び出してしまったようですが、この事件は単なる引継ぎミスではなく、お亡くなりになった患者とその遺族の思いを踏みにじり、移植を受けるはずだった患者の期待まで裏切った(ひょっとしたらこのことが原因で命を落とす方が現れるかもしれませんし、仮に新たな臓器がみつかっても、手術するまでは長く苦しい人工透析を受け続けなければなりません)ことになります。
 二度とこのようなミスを起こさないように、病院側は再発防止策を立て、全国の病院にもその方法を浸透させて欲しいと思います。

埼玉の園児死傷事故、運転者を業務上過失致死傷罪で起訴

2006-10-17 00:22:52 | Weblog
埼玉の園児死傷事故、運転者を業務上過失致死傷罪で起訴 2006年10月17日
読売 http://www.asahi.com/national/update/1016/TKY200610160321.html
毎日 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061017k0000m040108000c.html
 埼玉県川口市で9月、散歩中の保育園児の列に乗用車が突っ込み、園児4人が死亡、17人が重軽傷を負った事故で、さいたま地検は16日、車を運転していた同県栗橋町南栗橋3丁目、運送業手伝い井沢英行容疑者(38)を業務上過失致死傷の罪で起訴した。
 遺族が強く求めていた危険運転致死傷罪は適用されなかった。粂原研二・次席検事は記者会見で「被害者らの心情を察するにあまりある。納得してもらうのは困難だと思う。(検察として)つらいものがあるが、証拠上、立件は困難と言わざるを得ない」と話した。
 地検は、園児の家族ら十数組約20人に処分理由を説明した。武南署で午後2時ごろ始まった説明会は4時間近く続いた。終了後、遺族らは報道陣に「私たちは見捨てられた」「誰も納得できない内容だ」などと怒りをあらわにした。


 この容疑者 つい数ヶ月前(5月)にもカセットテープを交換しようとして自損事故を起こしていますし、今回も全く同じ理由で、しかも園児が歩いている生活道路を時速50-55キロで走行したあげく、その園児の列に突っ込んで4人の園児を殺害、17人の重軽傷者を出しました。
 事件の悪質性から当然危険運転致死罪で起訴するものかと思っていましたが、単なる業務上過失致死傷で起訴するようです。
 仮に危険運転致死罪で起訴するとしても直ちに最高刑で刑が確定するわけでもありませんし、検察が裁判に入る前から、そんな弱腰でどうするんでしょうねえ…(怒!

 もし、このような非常に悪質な運転でさえ、危険運転致死傷罪が適用できないのならば、何のためにこの罪状を作ったのかも改めて問われるのではないでしょうか。遺族が怒りをあらわにしたのも当然だと思います。

尼崎JR事故 犠牲者の同居女性が自殺

2006-10-17 00:08:48 | Weblog
尼崎JR事故 犠牲者の同居女性が自殺 2006年10月16日 
神戸 http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000140552.shtml
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20061016AT1G1501P15102006.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061016i301.htm
 十五日午前五時ごろ、大阪市東淀川区西淡路一のマンション前駐車場で、このマンションに住む女性(32)が倒れて死亡しているのを母親(59)が見つけた。
 女性は、昨年四月の尼崎JR脱線事故で同居していた男性=当時(33)=を亡くした。一人暮らしの部屋から「すべてを返して」などと書いたメモや遺書が見つかり、十一階の通路にそろえた女性のサンダルがあった。東淀川署は事故を苦に飛び降り自殺したとみて調べている。
 脱線事故に絡み、遺族や関係者の自殺が明らかになったのは初めて。
 調べでは、女性は十五日午前三時前、近所に住む母親の携帯電話に「緊急で来て」とメール。母親は部屋に女性の姿がなかったため、一一〇番して署員と一緒に捜し、駐車場で倒れているのを発見した。
 部屋の机に、母親や兄らにあてて便せんに書いた遺書と、リポート用紙のメモ書きがあった。メモは「私のすべてを返して なんでこんな思いしなあかんの もうたえられない」、遺書は「二人の未来を奪い、私から全てを奪ったJRが憎くて憎くてたまりません」と書かれていた。母親には日ごろ「交際男性を亡くしてつらい。死にたい」と話していたという。
 関係者によると、二人は十三年間同居。男性の母親は事故当時、「結婚を決めたと聞いた」と話していた。女性は「JRが遺族として扱ってくれない」と漏らしていたといい、JR西は九月に専任の担当者をつけた。女性はJR西との補償交渉を拒んでいたが、最近、男性の遺族が交渉に入ったと聞きショックを受けたという。JR西は「精いっぱいの対応をさせていただいた」としている。
 最近まで連絡を取っていた関係者は「彼女にとって、亡くなった人の存在はあまりにも大きく、そうした状況に配慮しないJR西の対応が彼女を自殺に追いつめたのではないか」と話している。


 いくら正式な婚姻届を出していないとはいえ、13年間も同居していれば、夫婦として扱うべきでしょうに…。JR西日本のあまりにも形式的で残された者の気持ちを考えない対応に強い憤りを感じます。すみません、これ以上は感情的になりすぎてコメントがうまくまとまりません。

関連ニュース 
「遺族と思われず」4・25ネットで悩み打ち明け
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000140554.shtml
「JRと戦って下さい」 自殺女性の遺書を公開
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20061016/16754.html