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提灯の明かり 曳山ほんのり 大津祭宵宮 スタンプラリーも復活

2006-10-08 07:34:39 | Weblog
提灯の明かり 曳山ほんのり 大津祭宵宮 スタンプラリーも復活 2006年10月8日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006100700177&genre=I1&area=S10
大津祭の宵宮が7日、大津市京町3丁目の天孫神社周辺の市街地で営まれた。無数のちょうちんの明かりに浮かび上がった13基の曳山(ひきやま)が優雅な雰囲気を醸し出し、約2万人が町内を練り歩いた。
 各町では、曳山に乗り込んだ囃子(はやし)方の子どもたちが「コンチキチン」と祭り囃子を奏でた。8日の本祭で使用されるからくり人形や曳山の前掛も展示され、路上には人だかりができた。
 資金不足で昨年中止になったスタンプラリーが復活し、若い女性や親子が、各町の名前にちなんだ異なる絵柄をそろえようと、18カ所のスタンプ台を巡っていた。
 本祭は、午前9時に曳山が天孫神社の前に集まり、夕方までかけて町内を巡行する。


 大津祭は今日が本祭りです。こちらのサイト(http://www4.ocn.ne.jp/~zimmer/otsu/otsumatsuri_junko.html)によれば、祇園祭のように、美術品を鑑賞させていただく、ただの観客にされてしまうことはなく、町もお客も住人もすべて巻き込んで、渾然一体となった祭のようです。
 祇園祭では安全上の理由で既に廃止になってしまった、厄除けのちまきをばらまく行事もこの祭りでは残っているようですね。わたしも今から見に行って来ようと思います。

仕事と育児の両立支援を拡充、松下、日本ユニシスなど

2006-10-08 07:32:02 | Weblog
仕事と育児の両立支援を拡充、松下、日本ユニシスなど 2006年10月7日 日経
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2006100608758b1
 産業界で仕事と育児の両立支援制度を拡充する動きが広がっている。松下電器産業が育児休業制度の対象期間を小学校1年生の4月末まで延長、日本ユニシスが高校卒業まで勤務時間を短縮できるようにするなど、法の義務付けを大きく上回る制度を導入。住友林業の週休3日制やサントリーの在宅勤務など新しい仕組みも増えている。人手不足と少子化進展をにらみ、制度充実で人材流出を防ぎ、採用にも生かす。
 育児・介護休業法で企業は3歳未満の子供を持つ社員の勤務時間短縮制度を導入する義務があるほか、子供が1歳に達するまで社員の連続休業を認めなければならない。
 勤務時間短縮では三菱電機などが今年度から対象を小学3年まで延長。日本ユニシスは9月、高校卒業までの子供の養育や家族の介護に当たる社員向けに短縮制度を新設した。東芝などは育休対象の子供の年齢を2―3歳まで引き上げた。


 まあこのクラスの企業の正社員ともなれば、女性だからといって単純作業ばかり任されるわけではなく、辞められたら困るくらいに人材を育てていますし、人材の流出防止と新卒採用予定者へのイメージアップも兼ねて、法定以上の福利厚生条件を導入するところが増えているんでしょうね。
 中小企業の中には、女性を育てようとしないから、仕事に情熱をもてずに結婚あるいは出産を控えて退職の悪循環に陥っている会社もあるようですが、将来的にはどちらが得なのでしょうか…。
 人が集まらなくなってから社長や人事部長だけが慌てても、現場が女性活用に無理解だと、良い人材が獲れない、社長の熱意に負けて入社しても続かないの悪循環を繰り返す可能性が高いのではないかと思います。

長期傷害保険、勧誘手法を調査・金融庁

2006-10-08 07:28:10 | Weblog
長期傷害保険、勧誘手法を調査・金融庁 2006年10月7日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061007AT2C0602D06102006.html
 「節税商品」をうたい文句に主に経営者向けに販売していたとされる長期傷害保険について、金融庁が生命保険会社約10社に対して聞き取り調査を進めていることが明らかになった。この保険に加入した契約者から「節税にならない」などとする苦情が多数寄せられているためだ。金融庁は生保各社の販売手法に問題がなかったかどうかなどの事実確認を急いでいる。
 長期傷害保険は経営者や役職員が事故で死亡したり、災害で入院したりした場合に保険金が支払われる仕組みの終身保障型の保険商品。アクサ生命保険やアリコジャパンなど約10社が扱い、保有契約は今年3月末時点で約40万件とされる。


 保険屋さんは税理士ではありませんし、具体的なシミュレーションもしないで(本当は税理士でもない者がしてはいけないのですが…)、節税になるというワンパターンのセールストークはいい加減やめて欲しいものです。
 また、保険屋さんはとかく節税目的での提案をしがちですが、もし退職金準備などの高額な出費を想定するなら、具体的に何年後に誰それが定年退職の予定で想定退職金額はいくら…といったきめ細かなコンサルティングが必要ですし、万が一にも税務否認された日には損害賠償問題にもなりかねません。節税よりはむしろ資金需要のバッファや課税の繰り延べ(節税と課税の繰り延べは似て非なるものです!)として提案する方が正解だと思うのですが…。

退職者向け、奇数月分配投信・日興

2006-10-08 07:22:22 | Weblog
退職者向け、奇数月分配投信・日興 2006年10月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061004AT2C0302R04102006.html
 日興コーディアルグループの運用会社、日興アセットマネジメントは主に退職者層をターゲットとした、国内外の株式や債券に分散投資する投資信託を設定する。公的年金の給付がない奇数月に分配金を出す仕組みで、大量退職を控えた団塊世代などのニーズを取り込む。募集は16日から。
 分配金を安定的に支払うために、債券の組み入れ比率を75%と高水準に設定しており、世界最大の債券専門運用会社の米ピムコに運用を委託。株式は米キャピタル・インターナショナルとJPモルガン・アセット・マネジメントが運用する。団塊世代向け投信では野村グループの「マイストーリー分配型」の残高が9000億円を超すヒット商品となるなど、商品のすそ野が広がりつつある。


 マイストーリー分配型には、為替ヘッジありと、為替ヘッジなしの2タイプがありますが、1月と7月にボーナス分配として、間の3月、5月、9月、11月は少な目の分配(http://www.nomura.co.jp/retail/fund/fundoffunds/mystory-bunpai/index2.html?banner_id=y2006051823)という形になっていますが、日興アセットマネジメントが出す新商品はメリハリをつけるのか、それとも毎回安定した額を配当することを目標とするのでしょうか?
 仮に分配金を2月おきに1万円あたり80円ずつ安定的に出すとすれば、1000万円を預け入れていれば、8万円(税引き前)の配当金が出る計算になりますし、2000万円なら16万円(同じく税引き前。但し、分配金は市場の動向により上下しますので、あくまでも仮定の話です)とまとまった額のお金を受け取ることが見込めますし、納得さえいただければ、売る側も提案しやすい商品なのかな…という気もしますね。(注)


注:一般的にこのタイプの商品は為替相場がどちらに動こうと一定の分配金を出す方針なので、為替相場が円高になっても分配金を出し、結果(税金分)タコ足配当になる可能性はありますし、分配金を受け取って、さらに途中解約して元本以上の額になっていることはあまり期待できないと思います。商品を提案する側はこの点だけはしつこいくらいに念押しして欲しいですし、買う側も預金の一部を取り崩すのと同じような感覚で捉えられた方が良いかと思います。

NHK富山放送局長が万引き

2006-10-08 07:18:32 | Weblog
NHK富山放送局長が万引き 2006年10月6日
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061006AT1G0602606102006.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061006i111.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/1006/TKY200610060286.html
 NHKは6日、富山放送局の大橋政雄局長(54)が今年5月、富山市内のホームセンターで約5000円分の商品を万引きしていたと発表、同日付で局長職を解き停職3カ月の懲戒処分とした。大橋局長は同日、退職した。
 NHKによると、大橋局長は5月20日夕、富山市内のホームセンターでボールペン、カミソリの刃、木工用のきりなど7点を万引きしているのを見つかり、富山中央署に通報された。事情聴取に万引きの事実を認めたが、初犯で被害額が少なかったことから送検されなかったという。大橋局長は当日、休みだった。
 6日朝、報道機関の取材を受けた大橋局長が事実関係を報告。「魔が差した。大変なことをしてしまったと思い、誰にも話せなかった」と話しているという。
 大橋局長は1975年4月入局。報道番組プロデューサー、報道・制作センター部長を経て昨年6月から富山放送局長。


 いろんな意味でストレスのたまる仕事だとは思いますが、『不払い世帯48世帯に最終督促をかけ、訴訟も辞さない』という彼らにとっては一番大事な時期に、お偉いさんの不祥事が露見する形になってしまいました。
 正直なところ、NHKという組織に対してはそれ程同情もする気もありませんが、この余波が「さくらちゃんを救う会」の募金活動にも影響しなければ…と思います。

関連ニュース
NHK、不払い48世帯に“最後通告”文書郵送へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061005it13.htm

「身銭切れ」心臓移植希望の女児支援HP、中傷相次ぐ

2006-10-08 07:15:37 | Weblog
「身銭切れ」心臓移植希望の女児支援HP、中傷相次ぐ 2006年10月6日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061006it06.htm
 重い心臓病のため、米国での心臓移植を希望している東京都三鷹市の上田さくらちゃん(4)を支援する「さくらちゃんを救う会」の関連ホームページ(HP)などに9月以降、批判や中傷など匿名の書き込みが大量に寄せられている。
 救う会メンバーの携帯番号や、さくらちゃんの自宅の写真などが匿名投稿者によりネット上で公開されるなど、“攻撃”はエスカレート。顔の見えないネットの負の側面が露呈した。
 NHK職員上田昌広さん(53)、子さん(45)の長女、さくらちゃんは「特発性拘束型心筋症」と診断され、年内にも渡米して移植手術の機会を待つ予定となっている。渡航費・治療費を集めるため、友人や職場の同僚らが8月に「救う会」を結成。1億3600万円を目標に募金を始めた。
 ところが、活動がメディアで報道された9月下旬ごろから、ネット上での批判が始まり、支援者による「応援ブログ」には1日数百件もの書き込みが集中。同会にも1日100件前後のメールが寄せられている。善意の励ましもあるが、「(両親は)身銭を切るべきだ」「子どもを利用した詐欺」など心ないものも多い。
 さらにメンバーの携帯番号や自宅の写真のほか、自宅の「不動産登記」とされる情報などが、ネット上で公開されてしまった。
 当初、「団体職員」と報じられた両親がNHKプロデューサー、ディレクターだったことなどが反感を招き、ネット上での“攻撃”に火がついたらしい。
 メンバーの個人情報までさらされる事態に、同会事務局の永田浩三さん(51)は、「思ってもみなかった批判にさらされた」と困惑。「メンバーのショックが大きく、募金活動に支障が生じる」として救う会は9月29日、募金の目標額のうち3000万円は両親が出費するという事実や、渡航費や治療費など募金の詳細な使途予定を公開する措置をとった。
 さくらちゃんのケース以外でも、ネット上では、難病児の海外移植のための募金活動に対する“攻撃”が頻発。腸が機能しない難病だった茨城県常総市の神達彩花ちゃん(今年5月死去、当時1歳4か月)のための募金活動でも、支援者のHPなどに「(募金の)余剰金は寄付しろ」などの書き込みが集中した。


 NHKの受信料のシステムについてどうこうコメントすることはここでは控えますが、親の仕事がどうあれ、小さな子供の命を助けようと頑張っている人達のHPを個人攻撃するなんて許せない行為ですね。
 個人攻撃している人は自分自身や子供がたまたま健常者に生まれて来たから、この家族の痛みがわからないのでしょうし、理解しようともさえしていないのでは…。
 『さくらちゃんを救う会』のHPは検索エンジンに入力すればすぐに検索する事が出来ます(直にリンクを貼ることはあえて避けます)ので、何が正しくて何が間違っているのかは個々人で判断して欲しいと思います。

缶チューハイ 価格破壊で過当競争 1本50円も

2006-10-08 02:28:22 | Weblog
缶チューハイ 価格破壊で過当競争 1本50円も 2006年10月4日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061004k0000e040075000c.html
 缶チューハイの価格破壊が起きている。1缶(350ミリリットル)100円割れは当たり前だ。度を過ぎれば未成年飲酒の助長などさまざまな社会問題をもたらし、手放しで喜んでばかりもいられない。何が起きているのか?

■ジュースより安く
 東京都西部の酒販店。カラフルなパッケージに彩られた缶チューハイ売り場が目を引く。80~90円台の値札が並び、店長は「ジュースより安くないと売れない」と話す。
 缶チューハイは、宝酒造が1984年に発売した当初は210円だったが、99年にサントリーが140円で発売。アサヒやキリンなどビールメーカーも次々に参入し、価格競争が始まった。
 現在のメーカー希望小売価格も、生産費や運送費などのコストに酒税(28円)を加えた1缶140円前後だが、国税庁が今年4月までに確認した国内最安値は1缶68円、2缶まとめては100円。メーカー各社の調査でも、全国の酒ディスカウント店約20社のうち9割以上が100円以下で販売していた。
 要因の一つは、メーカーが小売店に支払う販売奨励金(リベート)。シェア拡大を狙うメーカーは販売量に応じて店にリベートを支払い、小売店はそれを原資に値引きする。さらに、リベートでは埋められない水準まで値下げする店もある。「客寄せ商品として赤字覚悟の値を付ける作戦」(酒販大手)だ。キリンは6月、来年からリベートを廃止・縮小すると発表したが、他社が追随する気配はない。あるメーカー幹部は「商品の淘汰(とうた)が始まろうという今、リベートはなくせない」と明かす。
 次々と新商品が登場することも背景にある。缶チューハイは焼酎やウオツカなどの蒸留酒を炭酸で割り、果汁などで味付けしたもの。一ブランドでいくつも商品開発できるため、商品の回転が速い缶コーヒーを上回る年間100以上の新商品が登場している。「新商品の登場で人気が落ちた在庫品を安く処理するのは市場の原理」(大手卸)というわけだ。

■規制強化?
 ジュースより安い現状は未成年飲酒の拡大を招きかねない。キリンが今年3月、1都3県で14~19歳の子を持つ親200人に調査したところ、9割以上が未成年飲酒を最も誘発する飲み物として缶チューハイを挙げた。理由は▽ジュースのように飲みやすい(約7割)▽価格が安い(約6割)だった。
 監督官庁の国税庁は8月、酒類取引指針を改定、国が酒の価格を決める「酒税保全命令」の可能性を示し、業界をけん制した。過当競争で零細小売店が酒税を滞納するケースもあるためだ。ただ、国が民間の商行為に介入するのは最後の手段。業界には「抜かずの宝刀」と見る向きも多い。
 酒のテレビコマーシャルが禁止される可能性もある。世界保健機関(WHO)が07年5月をめどに、酒の広告規制を強化する方針なのだ。大半の先進国が酒の広告に何らかの規制をしており、WHOの動き次第で、日本も影響を受ける。
 NPO「アルコール薬物問題全国市民協会」の今成知美代表は「飲酒運転や依存症患者が社会問題になっている。消費者にとっての本当の幸せは、価格が安いことではない。増税やテレビCM禁止などの規制強化が必要だ」と話している。



 確かに缶チューハイは、箱売りなら発泡酒より安いのが当たり前、まして処分品なら350ミリリットル24本売りを2000円割れで売るのも決して珍しくないのではないかと思います。バラ売りでも人気の薄い種類なら税込み105円は当たり前で、安いときには88円をつけていますし、私も言われてみればついで買いしていることが多いですね。
 とはいえ、私達がお手軽に買うことができるということは、20歳以下の若者にもお手軽に手にはいるということ。缶には一応お酒である旨は書いてあるものの(例えば、アサヒカクテルパートナーなら縦1.5センチ×横2センチのしかも缶の下の方の目立たないところに『お酒』とあります)、これでは気がつかない人もいるかもしれませんし、私はCMの自粛や増税以前に、もっと大きな文字で、多少デザインセンスが悪くなっても、例えば直径5センチくらいの円の中に大きな文字で『酒』! と書くくらいでないと、青少年は『これは甘くて飲みやすいけどお酒だ』という自覚を持てないのでは…と感じています。

 最近は酒酔い運転で捕まった容疑者の中にも、チューハイを飲んでいて、血中アルコール濃度は高いけれど、本人にその自覚がないケース(関連ニュース 缶チューハイ3本、衝突で4人けが…無免許28歳逮捕http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061006i405.htm)も見られますし、これだけ簡単にジュース風味の缶チューハイが手に入るのは世界中を探しても多分日本だけでしょう。
 そういう意味では早急に何らかの対策を練らなければならないのですが、具体的にどうするかと言うと、業界との利害調整もあり中々難しいのでしょうね。

現場発:浜松の保育園廃園、埋まらぬ市と保護者の溝 今後の民営化に一石 /静岡

2006-10-08 02:12:34 | Weblog
現場発:浜松の保育園廃園、埋まらぬ市と保護者の溝 今後の民営化に一石 /静岡 
2006年10月4日 毎日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061004-00000027-mailo-l22
 浜松市小沢(こざわ)渡(たり)町の市立小沢渡保育園の民営化に保護者が反対したため、市は民営化ではなく廃園にする条例案を市議会に提出し、9月29日の本会議で可決された。市と保護者の間の溝は埋まらぬまま廃園断行となった。既に2園が民営化され、残る市立は小沢渡も含め25園だが、厳しい財政状況を理由に、段階的にすべて民営化する予定だ。市の説明の仕方に疑問の声も多く、今後の民営化の進め方に一石を投じた。

◆「納得できる説明を」
 「民営化が嫌なのではない。納得できる説明を」。7月、小沢渡保育園で開かれた保護者説明会では、保護者ら約40人が反発した。「民営化しなければ廃園」という市の方針は4月に突然、知らされた。
 市は都市計画道路の整備があるため、民営化した上で移転する計画だった。しかし、保護者74世帯を対象にした4月の調査では約8割が民営化に反対。市は「今、民営化し移転を決めないと道路整備が間に合わない」と08年3月の廃園を決めた。園児は周辺の市立保育園に振り分けるという。
 民営化すれば、1園につき年間約2000万円の負担が減る。保護者側は約6万人の署名を集め市議会に廃園中止を求める請願を提出したが、不採択だった。保護者側は「民営化後どうなるか、質問に十分に答えてもらえないまま廃園となってしまった」と話す。

◆「その後」はどうなる
 民営化後の保育園はどう変わるか。05年に民営化した馬込保育園は、社会福祉法人たんぽぽ会が「なのはな保育園」(同市中央)として運営している。民営化の際、保護者も参加した協議会を設置。市、事業者、保護者の3者で1年間「民営化の条件」を話し合った。
 保護者の一人、島田瑞恵さん(37)は「保育の質が落ちないよう、あえて(保育時間などの条件で)高いハードルを設定した」と振り返る。その結果、看護師が常駐し、アレルギー対応の給食も導入。保育時間も朝の30分間、延長された。
 一方、慣れない保育士や環境に子供が泣き出す問題も発生。子供がけがをすると「民営化のせい」と、過敏な反応が寄せられた。島田さんは「一から保育士との信頼関係を築くのは大変。民営化を進める市はそれを理解してほしい」と話す。

◆「公立」の役割
 県内では06年度まで8市で民営化が実施された。急な民営化の動きは全国的な傾向で、各地でも「民営化まで準備期間が短い」など保護者から反発の声が上がっている。2園を民営化した磐田市の内山敏子・子育て支援課長は「民営化は公立の園も民間と競争させ、両方の質を上げることが目的。結果的に保護者の選択の幅を広げたい」と話し、地域の保育を守るための「公立」の役割を探っている。


 浜松市小沢渡地区はJR高塚駅(浜松駅から一駅)から少し南にいった場所にあり、決して通勤に不便な地域とも思えませんし、むしろ浜松市は待機児童の問題が深刻な市の一つ(平成17年度で295人、待機児童率5.0%)なのに、民営化を反対されたからといって、いきなり廃園なんて一体何を考えているんでしょうね。
 園児を周辺の市立保育園に振り分けるといっても、元々が待機児童率の高い地域だけに、既にぎりぎりまで詰め込んでいる可能性が高いですし、その上、さらに児童を振り分けるとなれば、面倒を見る保育士さんも大変ですし、預けられる子供も狭いスペースの中に無理やり押し込められストレスがたまりそう。
 産業が衰退し、人口が急激に減少している地方都市なら、これを機に廃園というのもわからなくもありませんが、浜松市は製造業の工場が沢山あり、人口も急増している地域のはず。民営化以前に保育所を先に設置した上で、その後この議論を進めるべきなのではないかと個人的には考えます。

小児初期救急医療センター:土曜の診療時間を延長 午後3時から翌朝7時まで /山梨 

2006-10-08 01:59:57 | Weblog
小児初期救急医療センター:土曜の診療時間を延長 午後3時から翌朝7時まで /山梨 2006年10月4日 毎日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061004-00000083-mailo-l19
 県は今月から、夜間や休日の小児救急医療を行っている「小児初期救急医療センター」(甲府市幸町)で、患者の多い土曜日の診療開始時間を4時間早めて午後3時からとし、診療時間を翌朝7時までの16時間に延長する。3日の定例県議会代表質問で答えた。少子化対策の一環で、保護者の不安を少しでも解消したい考え。
 救急医療センターは昨年3月に開設、小児科病院が開業していない夜間や休日に診療を行っており、昨年度は1万6000人が利用した。
 現在の診療時間は平日と土曜日が午後7時から翌朝の7時まで、休日は午前9時から翌日午前7時まで。小児科医が交代で常駐し、診療を行っていたが、平日の平均患者数16・7人に対し、平日と同じ診療時間である土曜日は33・3人と2倍の患者が訪れた。土曜日を休業とする小児科病院が増えたことが原因とみられる。


 山梨県と言えば、28市町村のうち10市が、国民健康保険の加入世帯を対象に乳幼児の窓口無料化を導入(http://www5d.biglobe.ne.jp/~kikegawa/minami96gou.html)するなど、少子化対策にも中々熱心な県ですが、小児科医の数が約90人程度しかいないため、平成17年の3月より、小児初期救急医療センターを甲府市内に設け、開業医や病院勤務の小児科医が交代で勤務しています。
 今回は、土曜の診療そのものをなくしたり、午後からは休診という小児科が増えたこともあり、土曜の開始時間を午後7時から4時間早めて午後3時から始めることにしたようですが、山梨県の場合、人口の多い市が県の北部に偏っていて、県の面積もそれ程広くないことから、休日は小児科医を集約化することもできたようです。
 新潟のように横に長い県、北海道や岩手のように人口の割には面積が広い県ではちょっと難しいとは思いますが、都府県の面積が狭く、中心部に主要な都市があるところなら、同様の方式を導入して、休日や夜間に子供が熱を出した時に、どこに搬送したらよいかすぐにわかり、親御さんにとって安心できる仕組を導入するのも、これからは一つの選択肢になっていくのかもしれませんね。

高山祭:綾糸の感触確かめながら からくり人形、練習始まる /岐阜

2006-10-08 01:53:07 | Weblog
高山祭:綾糸の感触確かめながら からくり人形、練習始まる /岐阜
2006年10月4日 毎日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061004-00000011-mailo-l21
 秋の高山祭(桜山八幡宮例祭)を控え、布袋台(ほていたい)のからくり人形の練習が2日夜、高山市下一之町の鍋島茶舗で始まった。綾方(あやかた)たちが1年ぶりに布袋様や唐子を操り、本番さながらの演技を見せていた。布袋台のからくり人形は9、10の2日間、八幡宮境内で奉納される。
 布袋台は秋祭り唯一のからくり屋台で、男女2体の唐子(高さ30センチ前後)がブランコしながらはしごを次々飛び移り、樋(とい)の上の布袋様の肩に飛び乗る高度な技。布袋様が左手に持つ軍配を開いてオシドリに変化させる難度の高い場面も見せ場の一つとなっている。
 からくりの練習は午後7時過ぎから始まり、この道30年以上のベテラン、鍋島勝雄さん(59)ら8人の綾方が集まって人形の衣装を点検。それぞれ数本の綾糸を巧みに操りながら、綾糸の感触や人形の動きを確かめた。


 春の高山祭は4月14日・15日に、秋の高山祭は10月9日、10日に催されますが、春は12台、秋は11台と、両方とも見られる屋台は神楽台・鳳凰台の2台のみ。お祭を行う神社も春は日枝神社、秋は桜山八幡宮と異なるようです。
 今年は10月7日から9日まで3連休ですから、もう1日休みをとって、9日の八幡宮を出発する巡行と、10日午前八幡宮を出発し、お旅所を経由して八幡宮へ帰っくる両方を見学しようと、てぐすねまいて、その日を待っている人も少なくないのではないでしょうか。
 ちなみに高山祭屋台会館では、高山祭に曳き出される11台の屋台を4台づつ展示してあるようです。(年3回入れ替え)


高山祭 屋台の紹介(春・秋)はこちら
http://www.hidanet.ne.jp/02/matsuri/yatai/yatai.htm
高山祭 春の山王祭の写真はこちら
http://park2.wakwak.com/~hero/takayama/yataiichiran/ichiran.html

名月を背に… 首里城で中秋の宴

2006-10-08 01:46:00 | Weblog
名月を背に… 首里城で中秋の宴 2006年10月7日 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-17841-storytopic-1.html
 旧暦8月15日の6日夜、那覇市の首里城公園御庭(うなー)で2006年度首里城公園「琉球王朝―中秋の宴(うたげ)」(国営沖縄記念公園事務所など主催、琉球新報社共催)が開幕した。
 開始直後に雨が降りだし、プログラムに一部変更も生じたが、雨上がりの空に浮かんだ満月を背に、首里伝統芸能文化協会や真境名本流組踊会があでやかな舞を披露し、訪れた人たちを魅了した。
 台湾から家族連れで観光に訪れたコー・イン・リンさん(29)は「台湾では中秋節は祝日で、月菓子を食べたり、バーベキューをして楽しむのが一般的。沖縄でもお祝いをするんですね」と、舞台に見入っていた。
 7日は人間国宝の島袋正雄さん、城間徳太郎さん、照喜名朝一さん、宮城能鳳さんによる共演「至芸」などが行われる。最終日の8日は「国王・王妃お披露目会」などが開かれる。


 中秋の名月関連行事は昨日のブログでまとめてふれましたが、沖縄では、普段でもエキゾティックな雰囲気のある首里城を舞台に、琉球古典舞踊などを演じた中秋の宴が開かれ、8日には琉球王朝絵巻行列を再現した「国王・王妃お披露目会」も開かれる予定です。
 もともとは、中国の使者「冊封使(さっぽうし)」をもてなした冊封七宴のひとつである「中秋の宴」を再現したものらしいのですが、この時期に沖縄を観光する人には、これを見ないと勿体無いですね。


首里城 中秋の宴 紹介記事はこちら
http://www.shurijo.com/event/chushun.html