川崎市立川崎病院損賠訴訟:救急受け入れ拒否、和解 市が300万円支払い 2006年10月13日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061013dde041040011000c.html
◇ゼリーで窒息
のどにゼリーを詰まらせた長男(当時3歳)が窒息死したのは、川崎市立川崎病院が救急搬送を受け入れなかったためとして、同市内の両親が同市に約2000万円の損害賠償を求めた裁判で、両親と川崎市は13日、横浜地裁川崎支部で、同市が両親に和解金300万円を支払うことで和解した。また同市が「救急医療体制、救急患者の受け入れ態勢整備、充実を目指す」ことも和解条件に盛り込まれた。
訴状などによると、長男は03年8月7日、自宅でこんにゃくゼリーをのどに詰まらせた。救急隊員が同病院に連絡したが、受け入れを拒否された。12分後に再び要請し、受け入れられたが、長男の心臓は停止しており、同日夜に死亡が確認された。市側は裁判で、最初の受け入れ拒否の理由を、他の患者の搬送中で小児科で受け入れは不可能だったなどと主張していた。
母親(36)は「ここまで来るのは長かった。和解で、救急医療が約束された通りになり、悲しい思いをする子がなくなるよう考えてほしい」と訴えた。
これも難しい問題なんですけどね…。紙面だけではあまり詳しい状況がわかりませんが、いくら救急病院でも当直の小児科医が他の重篤患者にとりかかっていれば対応も難しいしょうし、そのようなケースまで救急をやっているからと言って、無条件に患者を受け入れなければならないのか、場合によっては他の救急病院に回った方が早く処置できるのではないかという問題もあると思います。
和解という形とはいえ、300万円の支払いが受け入れられたのは、病院の側にも何らかの落ち度があったのかな…とも思いますが、「救急医療体制、救急患者の受け入れ態勢整備、充実を目指す」という和解条件の方を守るのは、医師の数を確保しなければならないだけに、正直守るのはかなり難しいのではないかと思います。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061013dde041040011000c.html
◇ゼリーで窒息
のどにゼリーを詰まらせた長男(当時3歳)が窒息死したのは、川崎市立川崎病院が救急搬送を受け入れなかったためとして、同市内の両親が同市に約2000万円の損害賠償を求めた裁判で、両親と川崎市は13日、横浜地裁川崎支部で、同市が両親に和解金300万円を支払うことで和解した。また同市が「救急医療体制、救急患者の受け入れ態勢整備、充実を目指す」ことも和解条件に盛り込まれた。
訴状などによると、長男は03年8月7日、自宅でこんにゃくゼリーをのどに詰まらせた。救急隊員が同病院に連絡したが、受け入れを拒否された。12分後に再び要請し、受け入れられたが、長男の心臓は停止しており、同日夜に死亡が確認された。市側は裁判で、最初の受け入れ拒否の理由を、他の患者の搬送中で小児科で受け入れは不可能だったなどと主張していた。
母親(36)は「ここまで来るのは長かった。和解で、救急医療が約束された通りになり、悲しい思いをする子がなくなるよう考えてほしい」と訴えた。
これも難しい問題なんですけどね…。紙面だけではあまり詳しい状況がわかりませんが、いくら救急病院でも当直の小児科医が他の重篤患者にとりかかっていれば対応も難しいしょうし、そのようなケースまで救急をやっているからと言って、無条件に患者を受け入れなければならないのか、場合によっては他の救急病院に回った方が早く処置できるのではないかという問題もあると思います。
和解という形とはいえ、300万円の支払いが受け入れられたのは、病院の側にも何らかの落ち度があったのかな…とも思いますが、「救急医療体制、救急患者の受け入れ態勢整備、充実を目指す」という和解条件の方を守るのは、医師の数を確保しなければならないだけに、正直守るのはかなり難しいのではないかと思います。